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石狩ファイル0021-02(2007年5月1日)

石狩市指定文化財

いしかりししていぶんかざい


■石狩弁天社(石狩市弁天町18)
石狩市指定文化財第1号/指定年月日:昭和42(1967)年12月22日 石狩弁天社は、松前藩から石狩に派遣された秋味上乗役の山下半右衛門によって元禄7年甲戌年(1694年)に創建されました。主神は、海と川の神である弁財天(厳島大明神)、合殿に妙鮫法亀大明神、稲荷大明神が祀られています。
妙亀法鮫大明神像は、2007年3月に北海道有形民俗文化財に指定されました。

■チョウザメの剥製
石狩市指定文化財第2号/指定年月日:昭和57(1982)年3月31日 昭和44年に石狩川で捕獲され、剥製にされました。体長は1.9mでダウリアチョウザメという種類です。明治時代までは北海道周辺に生息しており、石狩川にも産卵のため溯上していました。

■石狩八幡遺跡ワッカオイ地点第20号墓出土の土器
石狩市指定文化財第3号/指定年月日:昭和57(1982)年3月31日 石狩川改修工事にともなう遺跡発掘調査で、ワッカオイ地点で多数発見された続縄文時代末期墳墓のなかの第20号墓です。 この墓は9体もの遺体が埋葬されていた合葬墓で、遺体数と同じ9個の土器が出土しており、この土器は道内の続縄文時代末期の代表的なものです。

旧長野商店(石狩市弁天町30-5)
石狩市指定文化財第4号/指定年月日:平成6(1994)年3月28日 明治20(1887)年に越後国北蒲原郡呉服雑貨商、長野徳太郎によって建てられました。伝統的な町家形式と洋風のアーチ窓という、和洋折衷の特徴を持つ、木骨石造というつくりになっています。平成19(2007)年3月、いしかり砂丘の風資料館隣に移築・復元されました。

金子家文書
石狩市指定文化財第5号/指定年月日:平成11(1999)年4月22日 平成10年4月に花畔の金子仲久が石狩市に寄贈した、文書1600点余りのうち、明治25(1892)年から明治33(1900)年までの花畔村会議の記録、村民契約、防風林保護規約など10点が、指定されました。

(三島照子)


参考文献


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