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石狩ファイル0127-01(2012年12月1日)

石狩市の花・木・鳥

いしかりしのはな・き・とり


石狩市の花はハマナス、木はカシワ、鳥はカモメです。 平成17(2005)年の市村合併により、旧石狩市・厚田村・浜益(はまます)村がそれぞれに選定していた花・木・鳥を、新たに石狩市として選定することになり、選定は「市民憲章等検討会議」で行われました。

合併前の花・木・鳥は、石狩市はハマナス・ナナカマド、厚田村はシバザクラ・トドマツ、いずれも鳥の選定はなく、浜益村はハマナス・サクラ・ゴメでした。

決定する前には市民から意見を募集しました。花に対してはイソスミレも候補に挙がり、木に対しては、カシワは浜益には馴染みがない、木単体ではなく開拓者の遺産でもある防風林や新日本名木100選に指定されている千本ナラが良い、という意見も出されていました。

平成18(2006)年7月15日の「市制10周年記念式典」において、石狩の花は「ハマナス」、木は「カシワ」、鳥は「カモメ」と発表されました。選定理由は抜粋ですが、以下のようになっています。

■石狩の花 ハマナス
石狩市には広大な海岸砂丘があり、大規模なハマナスの群生地になっています。丈を低くし砂浜を這うようにして厳しい自然に耐えながら、香り豊かな大輪の美しい花を咲かせ、宝石のような赤い実を付け、四季折々、浜を訪れる人を和ませてくれます。

■石狩の木 カシワ
カシワは冬の厳しい風雪から冬芽を守るため、春に新芽が芽吹くまで落葉しないという特性をもっています。石狩湾新港地域を含む小樽市銭函(ぜにばこ)から無煙(むえん)浜までの石狩砂丘上には、18kmにわたる日本有数の面積をもつカシワを主体とした天然林があります。

■石狩の鳥 カモメ
80kmにも及ぶ美しい海岸線を持つ石狩のまちでは、一年中この白く耀きながら飛ぶ数種類のカモメの姿を目にすることができます。漁師達は、カモメ(類)のことを親しみ込めて「ゴメ」と呼びます。

(三島照子)


参考文献


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