石狩ファイルtop

←【前ページ】   【次ページ】→


石狩ファイル0144-01(2015年3月31日)

弁天歴史公園

べんてんれきしこうえん


弁天歴史公園

所在地石狩市弁天町38番地
面積4600m2

弁天歴史公園は、石狩市市制施行メモリアル事業の一つとして、旧石狩医院の跡地0.6haを利用し、石狩の歴史を再現する場として計画されました。工事は平成10(1998)年に始められ、同12(2000)年9月にオープンしました。

公園内には、旧ヨイチ運上屋を参考に、かつてこの地区にあった石狩場所元小屋をモデルにした、下見板張りの壁と石置き柾葺き屋根に特徴がある公園管理棟の運上屋棟が、弁天歴史通りに沿って建てられています。その他に、バザール広場、野外集会スペース、先人たちの碑レリーフ、旧石狩医院の離れであった和室「楽山居(らくざんきょ)」、和室に続く庭全体を石狩湾と見立てた和風庭園と海浜植物の丘があります。

「先人たちの碑」は、300有余年に亘る石狩の歴史と先人達の歩みを顕彰したレリーフで、石狩川を中央に配し、石狩を象徴する鮭と市花ハマナスをモチーフにデザイン化し、荒井金助、アイヌの人々、運上屋、北前船、鮭地引網漁、農耕などが配置され、下部には石狩の歴史年表が刻まれています。

海浜植物の丘には、井上伝蔵などの俳句が刻まれた句碑があり、海辺へと続いています。

公園の前面には800mの長さの弁天歴史通りがあり、通りには、石狩弁天社、西国三十三箇所霊場、いしかり砂丘の風の資料館のほか、曹源寺、法性寺、石狩温泉番屋の湯などがあります。

公園は9月に行われる石狩さけまつりの会場になり、弁天歴史通りにはたくさんの屋台が並び、賑わいます。

(三島照子)

(資料提供:石狩市建設水道部)


参考文献


←【前ページ】   【次ページ】→

石狩ファイルtop

いしかり砂丘の風資料館