石狩レポート#317(2023年12月21日撮影)


石狩浜に漂着した、ガラスの浮き玉。
以前は冬になるとよく流れ着いていたものですが、
近年は、すっかりレアになりました。(け)

石狩レポート#316(2023年12月15日撮影)


今朝の石狩浜、大量のアマモが打ち上がっていました。
アマモは砂泥質の海底に生える海草で、
群生した「アマモ場」は、小動物の産卵や成育の場となるので、
“海の生物のゆりかご”とも言われます。
石狩浜の沖にも、ゆりかごが隠れているのかも。(け)

石狩レポート#315(2023年10月3日撮影)


石狩浜に銀貨が漂着!
ギンカクラゲです。南の海から海流と風で運ばれてきます。
とてもフレッシュで、まだ生きててパクパクしてました。
※クラゲは有毒です。見つけても絶対に素手で触らないでください。(け)

石狩レポート#314(2023年9月9日撮影)


石狩に、サケが来ました。
ただし石狩川ではなく、石狩浜。海岸への漂着。
まだ婚姻色を示していないので、
川に上る前に力尽きてしまったようです。(け)

石狩レポート#313(2023年8月2日撮影)


石狩湾新港では、洋上風力発電所が建設中。
船体を海面から持ち上げて作業する全長142mの「SEP船」が、
高さ196mの風車の1つを沖に設置中です。(け)

石狩レポート#312(2023年6月16日撮影)


厚田区望来の海岸の地層「望来層」。
地層中にある丸いのは「ノジュール」と呼ばれ、
泥岩がコンクリートのように硬くなったもの。
直径は2-3mあります。
恐竜の卵ではないので、注意。(け)

石狩レポート#311(2023年5月31日撮影)


夏が近づいてきました。
石狩浜から見える日没の地点は、日に日に北へ移動していきます。
これから秋にかけて、水平線に沈む夕陽を見られます。(け)

石狩レポート#310(2023年5月2日撮影)


資料館の前、植物のサクラ。
ただいま満開です。(け)

石狩レポート#309(2023年4月3日撮影)


石狩浜で、一足早くサクラが開花?
サクラガイ。(け)

石狩レポート#308(2023年2月10日撮影)


石狩浜の雪上にカラスの足跡。
画面中央に2つ左右の足跡が並び、終わっています。
注目すべきは、その続きにあたる右上のほう。
何かが雪を払ったような跡が。
ここで飛び立った、カラスの翼端の跡です。(け)

石狩レポート#307(2022年12月16日撮影)


石狩浜に漂着していた、ガラス浮き。
漁具としてはガラス製はもう生産していません。
以前は、冬になるとちょくちょく見つかったのですが、
この数年間でグンと発見数が減りました。
かなり久々の発見です。(け)

石狩レポート#306(2022年9月10日撮影)


遠くの島が、空に浮いている!?
「浮島現象」。蜃気楼の一種です。
暖かい空気の上に冷たい空気が重なると、
しばしば見られます。
島のように見えてますが、積丹半島の北端部です。(け)

石狩レポート#305(2022年8月19日撮影)


モクズガニの産卵の季節。
7〜8月頃、川から海へ降りてきます。
産卵後のカニが大量に漂着しています。(け)

石狩レポート#304(2022年8月4日撮影)


樽川墓地近くの海岸林。
ただいまエゾゼミが真っ盛り。
鳴き声のあまりの多さに、感じる静けさ。(け)

石狩レポート#303(2022年6月13日撮影)


日没の最後の一瞬に見られる、グリーンフラッシュ。
空気が澄んでいるとき、ごく稀に発生する現象。
石狩浜では、太陽が水平線に沈む6〜7月に見られる可能性があります。
今回は、資料館の2階の窓から撮影できました。
変化がわかるように連続写真で紹介します。(け)

石狩レポート#302(2022年4月19日撮影)


先週までまだ雪の残っていた海岸林。
すっかり融けました。(け)

石狩レポート#301(2022年3月26日撮影)


石狩浜の漂着海藻に、直径1ミリの小さい粒がたくさん。
ニシンの卵です。
大群のニシンの産卵で海が白くなる群来(くき)が
近年また増えているそうですが、
この近くでもあったんでしょうか。(け)

石狩レポート#300(2022年3月8日撮影)


石狩浜に大量のカタクチイワシが漂着。
何年かに一度こういうことがありますが、
今回は前例のないくらいに大量。
500mの区間で、おそらく数万匹以上。(け)

石狩レポート#299(2022年1月12日撮影)


湿ったドカ雪で、資料館の駐車場に除雪の白い山。
でも、よ〜く見てください。
雪の塊の隙間が、青色になっているのがわかりますか?
不純物の少ない氷=水は赤っぽい光を吸収してしまうので、
青い光が残り、見えるのです。
氷河の氷などで見られる現象と同じ。(け)

石狩レポート#298(2021年11月19日撮影)


先月、沖縄の学芸員から宅配便で大きなダンボールが。
開けてみると…
今、現地で大量に漂着している軽石でした。
小笠原諸島の海底火山から噴出し、漂流したものです。
火山や海流を教えてくれる、貴重な標本。
この年末年始、資料館で展示しています。(け)

石狩レポート#297(2021年12月9日撮影)


放射冷却で冷え込みました。
海面直上に冷たい空気が乗って、
「浮島現象」で貨物船が宙に浮いて見えます。(け)

石狩レポート#296(2021年9月15日撮影)


積丹半島に沈む夕陽の最後の瞬間。
画面中央、少し左寄りの稜線上の光です。
かすかに緑色の光になっているのがわかりますか?
レア現象「グリーンフラッシュ」です。
これが発生すると、いいことあるぞ〜。(け)

石狩レポート#295(2021年9月19日撮影)


石狩浜。沖のほうに、白い水鳥が。
…あれ? ハクチョウさんですよね?(け)

石狩レポート#294(2021年6月25日撮影)


市内、生振(おやふる)地区。
北海道イメージの、東西南北の碁盤の目の道路。
この北向きの道路、でも真北からちょっとだけズレているんですよ。
なぜ? 答は、テーマ展「石狩の北はどっち?」で。
もしくは広報いしかり「いしかり博物誌」第174回
(→石狩市役所HP)をご覧ください。(け)

石狩レポート#293(2021年6月22日撮影)


石狩浜は、快晴。
上空には爽やかな巻雲。(け)

石狩レポート#292(2021年6月1日撮影)


山の雪解けも進みました。
まだ残雪が見えるのは1000m超級の山々。
石狩浜の西方では、余市岳、朝里岳などです。(け)

石狩レポート#291(2021年4月6日撮影)


石狩浜もすっかり春。
雪融け水が石狩川から運んできた、
大量の植物片がたまってます。
この時期に現れるのが、網を持って波打際を漁る人たち。
網でアミ(小甲殻類)を採っています。(け)

石狩レポート#290(2021年3月24日撮影)


街はすっかり雪融けが進みました。
でも、海岸林はまだまだ雪の中。(け)

石狩レポート#289(2021年1月24日撮影)


石狩浜に、フロストフラワー。
穏やかで風がないけど思い切り冷え込んだ日、
空気中の水蒸気が直接、氷の結晶となって
地面に樹枝状に成長することがあります。
霜の花のようなので、こう呼ばれることがあります。
浜の気温は、-11.5℃。貝殻が花に包まれていました。(け)

石狩レポート#288(2020年12月19日撮影)


ホワイト砂丘の風資料館。
冬の季節風が直撃する石狩市の本町地区は、
しばしばこのような吹雪になります。
それでも館内は新調された暖房でポカポカ。
安心して、来てください。(け)

石狩レポート#287(2020年11月25日撮影)


隣町の浜にクジラが漂着。
体長6m弱、オスのミンククジラです。
大学等との調査連携をしているので、
体長などを計測し、DNA用に筋肉を切り出しました。(け)
(※野生動物の死骸を見つけても絶対に触らないでください)

石狩レポート#286(2020年10月17日撮影)


石狩川を遡ってみました。
ここは河口から約150km上流、旭川市の神居古潭。
石狩で見慣れたゆったりした流れの石狩川とは全然違いますね。
数千万年前に陸地どうしが衝突してできた
硬い変成岩でできているので、
ゴツゴツした谷になっています。(け)

石狩レポート#285(2020年9月25日撮影)


石狩川の河口から6kmも離れた、石狩湾新港そば。
水深10-20cmの浅いところを、サケがバシャバシャ。
河口を見つけられないようです。(け)

石狩レポート#284(2020年9月4日撮影)


望来の海岸で見つけた、穴だらけの石
よく見ると、穴の中には細長い二枚貝が。
「穿孔貝」です。
泥岩などに穴を空けて、その中で暮らしています。(け)

石狩レポート#283(2020年9月4日撮影)


石狩砂丘の名無沼に咲く、ヒツジグサ。
「未(ひつじ)の刻」(午後2時)が名前の由来。
夏、昼近くなると数百輪が水面に開きます。(け)

石狩レポート#282(2020年8月20日撮影)


雨が上がり雲が切れた、夕方の石狩浜。
空気中の塵が雨で流され、澄んだ夕焼け空です。
沈む直前の太陽の反対側には、虹。
空気が澄んでいるため夕焼けの中でも青系の色が見えます。
太陽が消える瞬間の「グリーンフラッシュ」も見えました。(け)

石狩レポート#281(2020年7月5日撮影)


石狩浜に、モモイロサルパが大量漂着。
サルパは脊椎動物の祖先にあたる生物。
海中を浮遊していますが、ホヤの仲間です。
長さ10cm弱の個体が連なって、群体で生活しています。
漂着して間もないようで、パクパク動いていました。(け)

石狩レポート#280(2020年5月14日撮影)


厚田区聚富の農村地帯。
ここ知津狩川から北は、丘陵地帯(画面奥)が広がります。
今からおおよそ100万年ほど前の地層でできています。
この地層にも人知れず、地球の大変動が記録されているのです。(け)

石狩レポート#279(2020年5月3日撮影)


海岸林内のサクラ。
今年もひっそりと開花しました。(け)

石狩レポート#278(2020年4月21日撮影)


海岸林の中の「融雪プール」。
毎春に見られる雪融け水の水たまりです。
今年は積雪量が少なかったため
プールも例年より小さいものばかり。(け)

石狩レポート#277(2020年4月13日撮影)


石狩浜は快晴。画面左は雄冬岬。
右の残雪の山々は暑寒別山地。
右端から暑寒別岳、群別岳、幌天狗。
石狩市最高峰は、群別岳です。(け)

石狩レポート#276(2020年3月18日撮影)


ニシンは春、海藻・海草に卵を産み付けます。
昭和30年代以降ほとんど見られなくなった群来(ニシンの大群による産卵)が
近年また、石狩湾周辺でも毎年のように見られるようになってきました。
この時期の石狩浜の漂着海藻にも、ときどき卵が付いています。
これは「子持ち昆布」ではなく「子持ちプラ」。(け)

石狩レポート#275(2020年3月2日撮影)


石狩浜海水浴場に、シカの足跡。
内陸や山から、ときどき迷いこんでくるようです。
偶蹄類だから、大きなヒヅメが2本。
その下に見える小さい2つの穴は、副蹄の穴。
退化して小さくなった第2指と第5指です。
一番右はヒトの足跡。(け)

石狩レポート#274(2020年1月30日撮影)


厚田区古潭の海岸。
崖の上部、地層の境界から流れ出た地下水が、
凍り付いて氷瀑になっています。(け)

石狩レポート#273(2019年12月7日撮影)


夏にクラゲを飼育展示していた水槽に、
タマキビ(巻貝)がたくさん入りました。
ガラスに付着した藻を掃除してくれていますが、
彼らは本当は、水が苦手…。
なので先日は何匹も脱走騒ぎを起こしました。(け)

石狩レポート#272(2019年11月27日撮影)


石狩砂丘の中の、いつもの沼。
いつの間にか、全面結氷してました。
写真ではわかりづらいですが、
厚さ1cmの透明な氷に覆われてます。(け)

石狩レポート#271(2019年10月31日撮影)


石狩の浜に漂着した、小さなアオイガイ。
殻を持つタコの一種が作ったものです。
この秋は、小さいものが多く見つかりました。
※当館ではアオイガイの漂着状況を調査しています。
見つけた方は、日と場所、大きさを教えてください!
(け)

石狩レポート#270(2019年9月3日撮影)


石狩浜から見えたグリーンフラッシュ。
太陽が沈み切って消える直前、最後の一片が緑色に輝きます。
いくつもの条件が整わないと発生しない、極めて稀な現象。
この日はかつてないほど最高のコンディションでした。
グリーンだけでなく、わずかにブルーの閃光も見られます。(け)

石狩レポート#269(2019年8月27日撮影)


今年も石狩浜に、サケ定置網が設置されました。
手前が浜、沖に向かって真っすぐ垣網が伸びています。
泳いできたサケはその垣網に誘導されて
沖側の箱網に集まっていきます。(け)

石狩レポート#268(2019年8月8日撮影)


テーマ展「石狩海月」で飼育展示中のミズクラゲ。
エサは、生きた動物プランクトンをあげます。
内蔵がエサの色、ピンクに染まって満腹状態。(け)
(クラゲの都合により予告なく展示終了となることがあります。)

石狩レポート#267(2019年7月14日撮影)


傘径1〜2cmのドフラインクラゲ。
初夏、石狩浜の波打際で大量に見かけることがあります。
ただいま開催中のテーマ展「石狩海月」で
水槽を漂う姿を見ることができます。(け)
(クラゲの都合により予告なく展示終了となることがあります。)

石狩レポート#266(2019年5月27日撮影)


最高気温が30℃を超えた、この日。
石狩浜から、蜃気楼の発生を確認しました。
石狩湾上に浮かぶ船が、13:30には普通に見えましたが(上)、
13:50過ぎ、船体の下部が大きく上方に伸び上がって見えました(下)。
石狩浜からはっきりした上位蜃気楼が見えたのは久しぶりです。(け)

石狩レポート#265(2019年5月3日撮影)


海岸林の中にカシワに混じって生えている、サクラ。
今年も、人知れず開花しました。(け)

石狩レポート#264(2019年4月7日撮影)


石狩湾新港の防波堤に、100頭近いトド。
いい場所を見つけて、気に入ってしまったようです。(け)

石狩レポート#263(2019年2月15日撮影)


石狩市の鳥「カモメ」。
今日の石狩浜には、オオセグロカモメに混じって
シロカモメも見られました。
真ん中にいるのは、天然記念物のオジロワシ。
この時期、海岸ではよく見られます。(け)

石狩レポート#262(2019年2月1日撮影)


地吹雪でホワイトアウトの石狩浜周辺。
このあたりではよくある程度です。
というか、まだマシなほう。
これが石狩浜の姿の、4分の1。
海水浴やハマナスだけじゃありません。(け)

石狩レポート#261(2018年12月26日撮影)


石狩砂丘の雪原。
「雪まくり」(snow roller)が大量に出現!
積雪が風で剥がされ、転がっていくと
雪だるまのように自然に作られます。(け)

石狩レポート#260(2018年10月18日撮影)


この秋は、久しぶりにアオイガイがやってきました。
中にはこんな小さいヤツも。
タコの仲間アオイガイは、メスが白く薄い貝殻を作ります。
海水温が高い年に、南の海から石狩湾にやってきます。
当館では、アオイガイの漂着を研究しています。
見つけた方は、ぜひぜひ情報をお寄せください!
(け)

石狩レポート#259(2018年9月19日撮影)


暖流が運んでくる漂着物、ギンカクラゲ。
海面を漂う青色のクラゲの仲間です。
6年ぶりに石狩に大量漂着しました。
(これは裏側からみた姿)(け)

石狩レポート#258(2018年7月23日撮影)


今から29年前。1989年に目撃された赤いオーロラ。
その撮影地点、厚田区小谷の丘に行ってみました。
撮影した方によると、山火事のように空が赤かった、とか。
当館紀要第8巻を見てください。)
現在は、青い空。(け)

石狩レポート#257(2018年6月22日撮影)


資料館の2階展示室からは、ちょっとだけ海が見えます。
夏至に近いこの時期は、水平線に沈む太陽を見ることができます。
空気が澄んでいれば、沈み切る瞬間に太陽が緑色に光る
「グリーンフラッシュ」を見ることができます。
(この日はダメでした…。)(け)

石狩レポート#256(2018年5月22日撮影)


日没直前、石狩湾に上位蜃気楼が発生しました。
石狩浜海水浴場から北に見える、愛冠岬。
水平線のすぐ上、岬の先端あたりが
上下に伸びたように変形しています(写真上)。
下の写真は別の日の通常の景色。比べてみてください。(け)

石狩レポート#255(2018年4月25日撮影)


浜益区、黄金山への登山道。
道はまだ残雪に覆われています。
登山道から逸れて斜面を登って行くと
樹齢1500年と云われるイチイがあります。(け)

石狩レポート#254(2018年2月2日撮影)


砂浜に結晶した、樹枝状の氷。長さ1cmちょっと。
木の葉の葉脈のようにも見えますが、
大気中の水蒸気が直接、凍り付いた、氷の結晶。
このときの気温は、−14.8℃。
厳寒ですが、こんな物を見られることもあります。(け)

石狩レポート#253(2017年12月26日撮影)


石狩浜に漂着した、ガラスの浮き。
今はもう、漁業用には生産されていませんが、
北海道の海辺では、冬に海が荒れた後に
よく漂着しているのが見つかります。
まだ大事に使っている漁師さんがいることがわかります。(け)

石狩レポート#252(2017年10月31日撮影)


石狩遺産第6号に認定された「石狩の油田」。
油田の操業終了から半世紀以上が経ちますが、
今でも跡地では石油が滲み出ています。(け)

石狩レポート#251(2017年10月5日撮影)


石狩浜に流れ着いたギンカクラゲ
直径3〜5cmの白い「浮き」が、まるで銀貨。
北海道の海では極めてレアな、
対馬暖流が運んできた生物です。(け)

石狩レポート#250(2017年8月17日撮影)


厚田区北部の海岸、“義経の涙岩”。
実は蝦夷地に逃げ延びた源義経が、この洞窟で舟を休め、
残してきた女性を思い涙した、という伝説の地。
現在は道路が切り替わっているため
陸路からの到達は極めてハードです。(け)

石狩レポート#249(2017年7月31日撮影)


石狩市の海岸沿いで見られる、最古の地層。
おおよそ1200万年前〜1000万年前頃の泥岩で、
細かい縞模様が無数に見られます。
ここより北では、地質は火山活動が作った溶岩になります。(け)

石狩レポート#248(2017年6月9日撮影)


砂浜に、謎の模様が!?
これらは、小さな甲殻類のヨコエビなどの巣穴。
素早く掘ってみると、入居者が出てきます。
(かわいそうだから、やめましょうね。)(け)

石狩レポート#247(2017年4月28日撮影)


資料館の春のテーマ展が始まりました。
「プラスチックの中の海辺」
小さいながらも「超レア!」なのが、これ、
アオイガイ(カイダコ)のオスの交接腕。
オスがメスに精子を渡すために切り離した腕です。
おそらく、ここでしか展示してません!(け)

石狩レポート#246(2017年4月5日撮影)


今年は雪解けが早く進んでいます。
海岸林もすでに雪はほとんど融けて、
例年より半月ほど早く「融雪プール」が出現!
積雪量が少なかったため、水量も少なめです。(け)

石狩レポート#245(2017年2月28日撮影)


石狩浜から見た、小樽の高島岬。
沖の貨物船が海面から浮いているように見えます。
蜃気楼の一種、「浮島現象」。
暖かい海水の上を冷たい空気が覆う冬に
よく見られる現象です。(け)

石狩レポート#244(2017年1月5日撮影)


石狩港。石狩川の河口近くです。
かつては結氷した川を歩いて渡ったそうです。
この撮影時、気温は−5℃まで下がっていましたが
近年は全面結氷することは、まずありません。(け)

石狩レポート#243(2016年12月24日撮影)


昨日まで札幌では大雪。
石狩浜も、だいぶ雪深くなりました。
海辺まで出るのに、吹き溜まりでは
腰近くまで雪に埋もれます。(け)

石狩レポート#242(2016年12月8日撮影)


石狩浜から200mほど内陸に入った、いつもの小さい沼。
春から夏は、カエルやカモで賑わいましたが、
今年もすでに全面結氷。
いつもより、ちょっと早めです。(け)

石狩レポート#241(2016年11月8日撮影)


石狩湾新港の西側の浜。
2本の蹄の足跡。エゾシカです。
このあたりの浜では、よく足跡が見られます。
海岸林内に生息しているようです。
新港の東、石狩浜でも稀に見かけることがあります。(け)

石狩レポート#240(2016年10月10日撮影)


石狩浜に漂着した軽石。
1cmくらいのエボシガイが付着しています。
エボシガイは比較的暖かい海にいるフジツボの仲間。
この軽石も、南の海から流れてきたのかも。(け)

石狩レポート#239(2016年9月15日撮影)


石狩浜周辺では、アキアカネの時期。
産卵のために戻って来たトンボたちが大量に飛び回ってます。
海水浴場のロープで休憩するやつも。
夏の終わり、秋の到来を教えています。(け)

石狩レポート#238(2016年9月3日撮影)


石狩浜に流れ着いた、オニグルミ。
まだ果肉にくるまれているので、新しい実です。
石狩川沿いの木から海まで流れ下ってきました。
これが海辺にやってくれば、もう秋。(け)

石狩レポート#237(2016年8月11日撮影)


石狩浜で「グリーンフラッシュ」が発生!
グリーンフラッシュとは、太陽が水平線に沈むとき、
最後の一瞬、緑色に輝く現象。
極めて稀な現象です。(け)

石狩レポート#236(2016年7月19日撮影)


先日、石狩浜でギヤマンクラゲを採集しました。
直径2cmくらいの小さいクラゲですが、
名前のとおり、ガラスのようにとても透明な体。
もしも安定して飼育できたら、展示に出すかもしれません。(け)

石狩レポート#235(2016年7月4日撮影)


この2日前は大雨。
近くの石狩川河口から、大量の濁った水が流入。
強い海風で波も高く、荒れています。(け)

石狩レポート#234(2016年6月16日撮影)


石狩浜に数年ぶりに大量のオワンクラゲが漂着。
2008年のノーベル化学賞で有名になった、光るクラゲ。
これまでの経験では、暑くなる年に多い気がしますが、
今夏はどうでしょう?(け)

石狩レポート#233(2016年4月12日撮影)


林の中に、雪融け水の水たまりができました。
波状をした地形に合わせて細長い「プール」が無数に見られます。
水量が多い年には、深さは1mを越すのですが、
雪が少なかった影響で、今春は例年よりだいぶ浅くなっています。(け)

石狩レポート#232(2016年1月20日撮影)


冬の石狩浜では、オオワシが見られます。
石狩でも見られる国の天然記念物の1つ、
翼を広げると2m以上。
オジロワシもよく飛んでいます。(け)

石狩レポート#231(2016年1月9日撮影)


シベリアからの季節風が強くなると、
石狩浜では外国からの漂着物が目立ってきます。
ロシアのトマトケチャップ?
紅の容器に白い雪。
おめでとうございます。(け)

石狩レポート#230(2015年12月2日撮影)


石狩砂丘の名無沼も、とうとう部分結氷。
この日はまだまだ薄い凍り始めで、氷厚は1mm以下。
氷の“最前線”をパキッと割り、取り上げてみると、
成長しつつある樹枝状の結晶が。(け)

石狩レポート#229(2015年11月13日撮影)


資料館の裏庭に、霜が降りました。
近くの水たまりも薄く結氷していました。
高気圧に覆われて良く晴れたため、
放射冷却で気温は氷点下まで下がったようです。(け)

石狩レポート#228(2015年9月19日撮影)


石狩浜にカタクチイワシが大量漂着。
500mの間に、おそらく数千匹。
ですが、1〜2日もすればヒメハマトビムシや
カモメに食い尽くされてしまいます。
残念ながら煮干しにはなりません。(け)

石狩レポート#227(2015年9月2日撮影)


今年もサケ漁が始まりました。
石狩湾新港の周辺では、全部で4基の定置網が設置されています。
これは、あそびーち海水浴場のすぐ西の網。(け)

石狩レポート#226(2015年8月5日撮影)


砂丘でイソコモリグモの巣穴を見つけました。
網のクモの巣を張らず、砂に穴を掘ります。
良好な環境が維持されている砂浜にしか生息せず、
絶滅危惧種(II類)に指定されています。(け)

石狩レポート#225(2015年7月16日撮影)


石狩浜近くの小さな沼。
水位計測のために刺している測量ピンに、
ヤゴの抜殻がいくつも。
40年前は砂利採取の穴だったのに
いつの間にかいろんな生物が棲みつきました。(け)

石狩レポート#224(2015年6月19日撮影)


石狩浜に漂着した、謎の生物!?
「サルパ」です。
浮遊生物ですが、広い意味でホヤの仲間。
石狩では、2004年に発見して以来、11年ぶりです。(け)

石狩レポート#223(2015年5月29日撮影)


咲き誇る花の向こうに旧長野商店。(ち)

石狩レポート#222(2015年5月7日撮影)


石狩の海辺のカシワ林も新緑の季節を向かえ、
若葉が開きはじめています。(ち)

石狩レポート#221(2015年4月27日撮影)


いしかり砂丘の風資料館の正面側にある桜の花が咲き始めました。(ち)

石狩レポート#220(2015年4月8日撮影)


石狩の海辺のカシワ林。
暖気や雨で、一気に雪融けが進みました。
林の中には、無数の細長い水たまりが出現。(け)

石狩レポート#219(2015年3月19日撮影)


太陽のまわりに明るい輪、暈(かさ)がかかっていました。
雲粒をつくる氷の結晶がプリズムの役目を果たし、
太陽光が屈折して周囲22°の方向に集中するためです。
高い雲がかかる春や秋に、比較的多く見られるようです。(け)

石狩レポート#218(2015年1月31日撮影)


夕方、海岸沿いの砂丘に上がってみると、
日没後の藍色の空の下、港やスキー場の灯りが。
次の日の嵐(吹雪)の前の静けさでした…。(け)

石狩レポート#217(2014年12月20日撮影)


彩雲。雲の粒子に光の波が回折・干渉して
特定の色が強め合い、部分的に色づいて見えます。
瑞雲、慶雲とも呼ばれ、吉兆とされています。(け)

石狩レポート#216(2014年12月10日撮影)


いつも食べているフライドチキンやサケの切身。
残った骨をきちんと除肉・脱脂すると、立派な骨格標本に。
石狩市民図書館の閲覧室で、ただいま展示中!
クリスマスのチキンで作ってみませんか?
体験講座の参加者募集中!(け)

石狩レポート#215(2014年11月11日撮影)


朝の石狩浜。
早くも「けあらし」が発生。
陸からの冷たい空気が暖かい海上に
流れ出たときに見られます。
通常は12月以降に発生します。(け)

石狩レポート#214(2014年9月21日撮影)


石狩市浜益区の毘沙別川。
もうサケ(シロザケ)が遡上を始めています。
ほとんど海のそばですが、山が迫った場所なので
河床が礫のため、産卵床に適しています。(け)

石狩レポート#213(2014年9月11日撮影)


この日、札幌市南部(左)は「数十年に一度」の豪雨でしたが、
そのちょっと北、石狩湾沿岸(右)には澄んだ青空が。
雨の降る・降らないは、ちょっとしたことで分かれてしまいます。(け)

石狩レポート#212(2014年8月27日撮影)


涼しくなった、石狩海岸草原。
一面のススキで秋の気配。(け)

石狩レポート#211(2014年8月8日撮影)


石狩湾の海岸線から内陸6km。
約6000年前の海岸線、紅葉山砂丘です。
よーく探してみたら…
海浜植物の代表、ハマナスが見つかりました。(け)

石狩レポート#210(2014年7月20日撮影)


しばらく蒸し暑い日が続きましたが、
今日は久しぶりにスカッと。
青い海と空。(け)

石狩レポート#209(2014年6月29日撮影)


資料館の脇には、ハマヒルガオが風に揺らてきれいに咲いています。(ち)

石狩レポート#208(2014年6月28日撮影)


ウミネコが全員、同じ方向に揃っています。
風上の方向です。これぞ、風見鶏!
よく見ると、カモメが2羽ほど混じってました。(け)

石狩レポート#207(2014年6月11日撮影)


石狩浜にハマナスの花が鮮やかに咲きはじめました。
とてもよい香りがします。(ち)

石狩レポート#206(2014年5月20日撮影)


石狩湾に上位蜃気楼発生!
石狩浜から小樽の市街地を見たら、
まるで摩天楼の林立のように見えました(上)。
通常は同じ景色が下のように見えます。(け)

石狩レポート#205(2014年5月7日撮影)


つくしとたんぽぽ。
身近な足元にも春が溢れています。(ち)

石狩レポート#204(2014年4月24日撮影)


石狩浜には、まだ短いハマニンニクの葉が
一面に顔を出しています。(ち)

石狩レポート#203(2014年4月2日撮影)


本州ではサクラが満開らしいけど…。
石狩浜だって、サクラガイ。(け)

石狩レポート#202(2014年3月5日撮影)


オジロワシが飛び立ちました。
国の天然記念物、絶滅危惧種II類(環境省)。
石狩の海岸では、冬になるとよく見られます。(け)

石狩レポート#201(2014年2月25日撮影)


手作りのひな人形(昭和20年代はじめ)。
テーマ展「資料館のお宝2014」に展示しています。(ち)

石狩レポート#200(2014年2月20日撮影)


石狩浜から、西の方向。
厳冬期にはめったに見えない、小樽の高島岬。
久しぶりに、はっきり見えました。
ちょっとずつ、春に近づいているようです。
水平線付近には、かすかに下位蜃気楼が発生しています。(け)

石狩レポート#199(2014年1月22日撮影)


布製でふっくら綿の入ったオシャレなサケ!
いしかり砂丘の風の会のKさんの手作りです。
ありがとうございます。(ち)

石狩レポート#198(2014年1月20日撮影)


また「けあらし」の時季がやってきました。
朝9時の石狩浜、気温は−11.0℃
蒸気霧の向こうに石狩湾新港が霞んでいます。(け)

石狩レポート#197(2014年1月7日撮影)


年末年始の大雪で、石狩の積雪は約90cm(AMeDAS石狩)。
海岸沿いは強風で飛ばされるので積雪量は少なくなりますが、
それでも、すでに腰くらいの深さまで積もってます。(け)

石狩レポート#196(2013年12月12日撮影)


海水浴場、あそびーち。
夏の間、大賑わいだったここも、
今はこんな感じです。(け)

石狩レポート#195(2013年11月28日撮影)


また一気に雪景色になりました。
石狩砂丘にある沼は、まだ結氷はしていません。
カモが6羽、飛び立ちました。(け)

石狩レポート#194(2013年11月3日撮影)


石狩浜のカシワ。青々としていた葉は、どんどん茶色くなっています。(ち)

石狩レポート#193(2013年9月30日撮影)


実り多き秋。石狩浜のカシワ。ドングリがなっています。(ち)

石狩レポート#192(2013年9月11日撮影)


サケ定置網漁が始まっています。
石狩湾新港(左)と石狩川河口(右)の間に3本。
写真は、真中の網です。(け)

石狩レポート#191(2013年8月22日撮影)


石狩浜のはまなすの実。どんどん赤く色づいてきています。(ち)

石狩レポート#190(2013年8月6日撮影)


大陸から一時的に寒気が入ってきました。
石狩湾新港の沖では、2ヶ所、
強い雨が降っているのが見えます
(画面中央と左、海面上の暗い部分)。(け)

石狩レポート#189(2013年7月14日撮影)


マクンベツ湿原の夏。ミズバショウの季節とは一変、
その風景はたくましい草木に覆われています。(ち)

石狩レポート#188(2013年6月26日撮影)


石狩海岸林の中の、融雪プール。
4月下旬には深さ1mを越えた無数の沼も、
ほとんどは干上がってしまいました 。
今ではところどころ、水たまり程度に
残っているだけです(画像中央の黄緑色)。(け)

石狩レポート#187(2013年6月13日撮影)


暖かな日々。はまなすの花の咲く季節になりました。(ち)

石狩レポート#186(2013年5月17日撮影)


石狩湾に今年も蜃気楼が発生しました。
石狩浜から小樽の高島岬を見ると、
岬の先端やその沖の小島「トド岩」(画面の右寄りの島)が
上に伸び上がってみえます(石狩からは通常はトド岩は見えません)。
春から初夏にかけて、小樽や石狩で稀に見られます。(け)

石狩レポート#185(2013年5月5日撮影)


まだ肌寒いマクンベツ湿原の春。
木立の間には群生するミズバショウが一面に開花。
水面にはその姿が映し出されています。(ち)

石狩レポート#184(2013年4月21日撮影)


石狩浜から西の方向に見える、高島岬。
その後方、画面右側に見えるのは、積丹半島の山々。
海水温はまだ低いのですが、
春になって気温は上がってきました。
海上の気温と海面水温の差が大きくなってくると、
この高島岬周辺に、蜃気楼が出現することがあります。
もうすぐです。

石狩レポート#183(2013年3月28日撮影)


石狩浜の雪はだいぶ融けてきて、
砂地が見えてきました。
海浜植物のハマニンニクは
もう赤い芽を出しています。

石狩レポート#182(2013年3月15日撮影)


海岸のカシワ林。
今冬の石狩は記録的な積雪の多さで、
まだまだ林内は雪に埋もれています。
が、もうしばらくして雪が融けると、
巨大な水たまり(融雪プール)が出現し、
景色は一変します。

石狩レポート#181(2013年2月25日撮影)


雪も多く、寒かったこの冬。
石狩浜でも例年より多く「けあらし」の発生を確認しました。
この日の朝9時の気温-13.3度に対して、海水温は+2.2度。
昨年11月以降、14回目のけあらしを確認しました。
今冬は、これで最後でしょうか。

石狩レポート#180(2013年1月22日撮影)


石狩浜に水温観測に出て、ふと朝日を見たら…!
太陽のまわりや上方に、たくさんの虹のような現象が。
(カメラを右に約40度傾けて撮影)
「幻日」(右上と左下の明るい部分2つ)
「幻日環」(左右の幻日と太陽を結ぶ線)
「内暈」(太陽を中心として幻日を通る円)
「タンジェントアーク」(画面左上の内暈のすぐ上)です。
いずれも大気中の氷粒がプリズムとなって生じた現象。
一つ一つの現象はときどき見られますが、
一度にこれだけ揃ってみられるのは
とてもめずらしいことです。

石狩レポート#179(2013年1月10日撮影)


石狩砂丘にはキタキツネがたくさん生息しています。
雪が積もると、巣穴がまるわかりです。

石狩レポート#178(2013年1月6日)


2013年になっても海辺は強烈な地吹雪。
海岸林の木も樹氷状態。
背後のカシワは、葉があるせいか、大丈夫です。

石狩レポート#177(2012年12月27日)


この数日の強烈な吹雪で、
海辺は真っ白です。

石狩レポート#176(2012年11月13日)


石狩浜にタコブネ(左上)が漂着!
一般の方から資料館に寄贈していただきました。
タコブネは殻を持つタコ。アオイガイ(右下)の仲間です。
アオイガイと同じく熱帯〜温帯の海に生息し、
対馬暖流に乗って日本海沿岸を北上していきます。
北海道での漂着は、これまで道南などで何件かの記録があるだけ。
今回、高島岬を越えた、初めての記録になります。

★お願い★
資料館では、研究のためにアオイガイやタコブネの漂着情報を集めています。
発見・採集した方は、いつ・どこで・大きさなどの情報を教えてください!
(※寄贈していただく必要はありません。)
生態の解明、海洋環境の調査のため、ご協力お願いします!

石狩レポート#175(2012年11月5日)


巨大アオイガイが資料館に寄贈されました。
アオイガイは暖海の浮遊性のタコで、
このような白い殻をつくって海中を漂い、
暖流に乗って北海道まで流されてきます。
殻長21.6cm。当館が記録した中では最大です。

★お願い★
資料館では、研究のためにアオイガイ漂着情報を集めています。
発見・採集した方は、いつ・どこで・大きさなどの情報を教えてください!
(※寄贈していただく必要はありません。)
生態の解明、海洋環境の調査のため、ご協力お願いします!

石狩レポート#174(2012年10月7日)


浜益や小樽で、ギンカクラゲが漂着しました。
ギンカクラゲは熱帯〜温帯の海面に浮かぶ、青色をしたクラゲ。
冷たい北海道の海では、普通は見られません。
北海道では2007年に石狩・天塩で初めて記録されて以来、
5年ぶりの発見です。

石狩レポート#173(2012年9月13日)


資料館の花壇で除虫菊が開花!
除虫菊は蚊取線香や虫除けの原料。
石狩は、北海道の除虫菊栽培の発祥の地なのです。

石狩レポート#172(2012年8月22日)


石狩浜の沖で、定置網の設置作業が始まりました。
もうすぐサケの季節です。

石狩レポート#171(2012年8月15日)


石狩浜のウミネコに混じって、
仲間はずれが1羽。
ウミウです。

石狩レポート#170(2012年7月8日)


海辺に星。
ヒトデの仲間、モミジガイ。
この日はたくさん見られました。
石狩浜ではちょっとめずらしいです。

石狩レポート#169(2012年6月21日)


この時期にはめずらしい「浮島現象」。
大気にくらべて海面水温が高いときに見られます。
(ふつうは冬に多く発生する現象です。)
石狩浜から見た積丹半島先端が、宙に浮いたように見えました。

石狩レポート#168(2012年5月7日)


海岸林の中でもサクラが開花!
気をつけて探すと、見る人もいないのに
林内のあちこちで咲いてました。

石狩レポート#167(2012年4月22日)


ビニール袋で海水を汲んだら、
1cmくらいのクラゲの子ども(ピンク色の浮遊物)が
たくさん泳いでました。
海にも春が来ました。

石狩レポート#166(2012年4月4日)


積雪で通行止めの道路も、除雪して開通。
雪の切断面には、地層のような縞模様が。
地層と同じように、一冬の歴史を語っています。
3〜4回の暖かい日があったことが読み取れそうです。

石狩レポート#165(2012年3月22日)


だいぶ暖かくなり雪解けも進みましたが、
海岸林の中は、まだまだ積雪90cm。

石狩レポート#164(2012年1月20日)


群別岳(中央、1376m)は、石狩市の最高峰。
その右の白いピークは暑寒別岳(1491m)。
本来なら山並の下には厚田の丘陵地帯が見えるはずですが、
水平線付近は「けあらし」のため、何も見えません。

石狩レポート#163(2011年12月21日)


海草のアマモ。浅海の砂泥底に繁茂します。
石狩浜では、冬になるとたくさん漂着します。
この日は、特に大量でした。

石狩レポート#162(2011年12月9日)


気温は−11.5度、けあらし発生。
その中で、サーファーが2人(画面中央)。

石狩レポート#161(2011年12月3日)


石狩湾新港の防波堤が浮いてみえます。
蜃気楼の一種、浮島現象。
このタイプの蜃気楼は「下位蜃気楼」と呼ばれ、
暖かい海水の上に冷たい空気が入ってくるこの時期は
頻繁に見られる現象です。

石狩レポート#160(2011年11月12日)


石狩浜の海岸林のカシワ。
葉はすっかり枯れているのに、いつまでも枯葉が枝に…。
次の春、若葉が生える直前までこのカシワの枯葉は残ります。

石狩レポート#159(2011年11月4日)


石狩砂丘の親船名無沼。
しばらく観測に行けなかった間に、
すっかり初冬の雰囲気になっていました。
もうすぐ初氷が見られそうです。

石狩レポート#158(2011年9月18日)


骨格標本製作ボランティア「ホネボラ」。
今年から資料館で活躍中!
ただいまイシイルカの骨の組立に取り組んでます。
完成したら展示します!

石狩レポート#157(2011年8月17日)


石狩砂丘にある小さな沼では、
多数のアオイトトンボが交尾しています。

石狩レポート#156(2011年8月4日)


海岸沿いの石狩砂丘では、すでにススキが出ています。

石狩レポート#155(2011年7月21日)


7月下旬なのに、石狩はまるで春か秋の空。
オホーツクの冷たい高気圧に覆われているおかげで、
今のところは、過ごしやすい夏です。

石狩レポート#154(2011年6月26日)


石狩浜の夕焼け。
石狩浜のセールスポイントのひとつは、水平線への日没。
日没を見届けるとすぐ帰る人が多いのですが、
その後の赤い空も、オススメです。
右半分の雲には、水平線下からの太陽光が当たっています。

石狩レポート#153(2011年6月23日)


今春の雪融け水は、かなり多かったようです。
海岸林の中の雪融け水の水たまり“融雪プール”は、
例年5月中にはほとんど干上がるのですが、
まだ水深が50cmもあります。
この写真は4/74/20と同じ場所です。

石狩レポート#152(2011年6月8日)


石狩浜に今年もオワンクラゲがやってきました。
直径およそ15cmの、お碗を伏せたような形のクラゲ。
2008年のノーベル化学賞、下村脩さんの研究で一躍有名になりました。
石狩では、初夏になるとやってきて、ときどき大量漂着します。

石狩レポート#151(2011年5月12日)


石狩湾に蜃気楼が発生!
2010年に続き、今年も石狩浜から撮影に成功。
積丹半島の先端が伸び上がって見えます。
(上の画像の赤い部分を望遠で撮影したのが下の画像。)
魚津でも有名な「上位蜃気楼」と呼ばれるタイプで、珍しい現象です。
小樽では「高島おばけ」として昔から知られています。

石狩レポート#150(2011年5月5日)


昨年、石狩に大量漂着したアオイガイが、大集合!
テーマ展「貝蛸大漁!アオイガイ大量!」開催中。
石狩の浜を歩くビーチコーマーたちからお借りした、
タコが作る白くて薄い貝殻、アオイガイが約500個!
そのほか、北海道初発見のオスの交接腕や
1500万年前のアオイガイの仲間の化石など、
他では見られない貴重な標本を展示しています。

石狩レポート#149(2011年4月20日)


海岸林の雪はすっかり融けました。
この冬は雪が多く、雪融けも遅かったので
水深1mを超える水たまりになりました。
前回レポート(4/7)と、ほぼ同じ場所です。

石狩レポート#148(2011年4月7日)


石狩浜に沿って広がる海岸林。
この数日の暖かさで雪融けが進みました。
地形の低い部分に沿って「融雪プール」と呼ばれる
水たまりができ始めています。

石狩レポート#147(2011年3月24日)


海岸から200mほど陸側に入った、石狩砂丘の最も高い部分。
(画面左側が海、右側が内陸)
海岸から雪だけでなく、砂も吹き寄せているのがわかります。
このあたりから内陸方向にかけて、海岸線に沿って
広大なカシワ林が広がっています。

石狩レポート#146(2011年3月12日)


東北地方太平洋沖地震、翌朝の石狩浜。
北海道では、太平洋岸では3mを超える津波が観測されました。
すぐ近くの石狩湾新港でも、地震発生から半日経って、
0.4mの潮位上昇が記録されています。
石狩浜では明瞭な痕跡は見られませんでしたが、
汀線に集まった漂着物は少し陸側に寄っていた気がします。

石狩レポート#145(2011年2月9日)


石狩川の最下流、河口近くの石狩港。
石狩河口橋ができるまで、対岸へ渡るには夏は渡船、
冬は凍った川を補強して、その上を歩いていました。
寒さの厳しい今冬はかなり結氷が進みましたが、
この数日は暖かい日も続き、だいぶ融けてしまいました。

石狩レポート#144(2011年1月15日)


海が荒れて、アマモが大量に打ち上がりました。
アマモは遠浅の砂泥の海底に生えている海草です。
別名「リュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシ」。
(もっとも長い生物名とされています。)
魚の産卵場所、稚魚や小動物の生息場所となる「アマモ場」が
石狩浜の沖にあることがわかります。

石狩レポート#143(2011年1月6日)


2011年、さっそく真冬日。石狩は昼の1時で−5.9度。
海の向こうから大陸の寒気が押し寄せています。

石狩レポート#142(2010年12月10日)


石狩砂丘から空を見上げたら、彩雲(さいうん)が。
彩雲とは、雲が虹色に見える現象。
太陽光線が雲粒(氷晶や水滴)で回折して発生します。
昔から「瑞雲」「慶雲」とも呼ばれ、吉兆とされています。
2011年、いいことがありますように。

石狩レポート#141(2010年12月10日)


ちいさな展示「コハクを探してみよう!!」をやってます!
展示台1台の小スペースですが、石狩浜のコハクを紹介しています。
写真は、ある1日で採集されたコハクたち。
ほとんどは1〜2cmの小さなものですが、
これだけ集まると、ちょっと豪華な感じです。

石狩レポート#140(2010年10月19日)


この秋、アオイガイが石狩に帰ってきました。
アオイガイとは、カイダコというタコのメスが作る殻。
温帯〜熱帯の海から暖流に乗ってやってきて、漂着します。
浜辺を歩く協力者のみなさんからいただいたデータを集計したところ、
今年の石狩湾岸では、稀に見る大量漂着だったことがわかりました!
漂着のピークだった10月中旬には、漂着した殻(タコも入っている)に、
オスの交接腕(メスに精子を渡すために切り離す、写真の)が付着しているのを発見!
石狩では(おそらく北海道でも)初めての発見です!

★お願い★
資料館では、研究のためにアオイガイ漂着情報を集約しています。
採集した方は、日時・場所・サイズなどの情報を教えてください。
(※アオイガイそのものは提供していただく必要はありません。)
生態の解明、海洋環境の調査のため、ご協力お願いします!

石狩レポート#139(2010年10月27日)


強い寒気が入ってきました。
石狩地方の低地でも積雪が観測されました。
手稲山や春香山など、石狩湾新港の向こうに見える山々も
早くも真っ白です。

石狩レポート#138(2010年9月23日)


カツオノカンムリ。石狩浜に初めて漂着しました。
海面を浮遊するクラゲで、青い色と「帆」が特徴。
本来は西日本以南の、暖かい海に生息していますが、
暖流に乗って、北海道まではるばるやってきました。
今回、おそらく漂着の最北記録と思われます!

石狩レポート#137(2010年9月9日)


9月に入って、石狩にもサケ定置網が設置されました。
しかし今年、日本周辺の海水温は異常に高くなっています。
サケの回遊量に影響があるかもしれません。

石狩レポート#136(2010年8月18日)


まだまだ暑い日が続いていますが、
石狩砂丘ではすでにススキが出てきています。
雰囲気だけは、一足先に秋。

石狩レポート#135(2010年8月5日)


海水浴の後に置いていかれたもの。
穴を掘って埋めても、キツネや鳥にはすぐに見つかります。

石狩レポート#134(2010年7月30日)


前日の大雨の影響で、石狩川は増水。
道央地域に降った雨の大半は、石狩川に流れ込みました。
河口の水も黄土色に濁り、上流からは
たくさんの流木が海に運ばれてきています。
(画面の右側が石狩川、奥が日本海。左は水たまりです。)

石狩レポート#133(2010年7月15日)


石狩浜の日没。
赤いクラゲのようです。
これも一種の蜃気楼です。
温度の違う空気の層が重なっています。

石狩レポート#132(2010年6月25日)


石狩浜から蜃気楼を初確認!
石狩湾の対岸、高島岬先端やトド岩が伸び上がって見えています。
小樽から石狩湾沿岸の蜃気楼が見られることは知られていて、
松浦武四郎も目撃、「高島おばけ」と呼んでいます。
小樽から見えるなら、反対の石狩側からも見えるはず。
予想どおり、初めて石狩からの撮影に成功しました!

石狩レポート#131(2010年6月11日)


“逃げ水”。暑くなるとよく見られますが、一種の蜃気楼です。
熱くなったアスファルトで地表の空気が熱せられると、
光が曲げられて鏡に映ったような虚像ができます。
それに対して、非常にめずらしいのが、
遠くの建物などが伸び上がって見える蜃気楼。
富山県の魚津で有名ですが、石狩湾でも見られることがあります。

石狩レポート#130(2010年5月30日)


雪融け水に加えてしばらく降った雨で、
石狩川からの大量の濁った水が石狩湾に広がっています。
この日、石狩浜での海水の塩分濃度は、
5年前に観測を開始してから最低の値(0.5%)を記録しました。

石狩レポート#129(2010年5月13日)


石狩浜の海岸沿いにひろがるカシワ林。
その中に、サクラを見つけました。
予期せぬ発見に、得した気分になりました。

石狩レポート#128(2010年4月28日)


砂に埋もれたネットを開けると…
何かが出てきました。もしかしたら、ホネ?
つづきは資料館で!
コシャチホネ/発掘編

石狩レポート#127(2010年4月17日)


石狩の林の中。
窪地には、雪融け水がたまった「融雪プール」ができました。
今年は最近の中では水量が多いようです。
1ケ月もしたら干上がってしまう水たまりですが、
いろいろなプランクトンが生活しています。
開発の手を免れて残された、脆弱で貴重な環境です。

石狩レポート#126(2010年3月26日)


石狩浜に最大の漂着物!
貨物船ドンフォン号(ベトナム船籍、5552トン)。
3/21の暴風で座礁してからさらに吹き寄せられ、
今は岸から20〜30mまで接近。
周辺には、見物に来た人たちの車がたくさんうろついています。

石狩レポート#125(2010年3月2日)


石狩砂丘でシャチの骨を発掘! と言っても化石ではありません。
2005年冬、知床で流氷に閉じ込められて死亡した9頭のうちの2頭。
解剖後の遺体から肉を除去して全身骨格標本にするために、
砂中に5年間も埋めていたのでした。
画像は体長6mのメス成獣、背骨の部分です。
これは北海道開拓記念館に、もう1頭(幼獣)は砂丘の風資料館に収蔵。

石狩レポート#124(2010年2月19日)


積雪面がキラキラしていたので接写。
5mmほどの雪の結晶がいっぱいでした。
肉眼でも“雪印”がはっきり見えるほどの大きさ。
気温の低い北海道ではときどき見られる光景です。

石狩レポート#123(2010年2月3日)


強い寒気の流入で、石狩浜もガチガチ。
この日の石狩の最低気温は-15.1度。
この観測時の浜でも-10.5度まで下がっていました。
波の花も凍結して、このとおりシャリシャリ!

石狩レポート#122(2010年1月6日)


ミネフジツボの脱皮殻。
現在開催中のテーマ展「資料館のお宝2010」で、
水槽の中の生体と一緒に展示していて、顕微鏡で見ることができます。
フジツボは貝ではなく甲殻類。エビやカニの仲間です。
富士山型の殻の中からエビが脚を出す、そんなイメージ。
中身は脱皮して大きくなっていきます。

石狩レポート#121(2009年12月19日)


冬の石狩浜では、海から強い季節風が吹きます。
風ではがれた積雪のかけらがコロコロと雪の上を駆け上がると…
ちいさな雪玉が、いくつもできあがります。
自然に雪ダルマもできるかも?

石狩レポート#120(2009年12月6日)


まだまだ続くエチゼンクラゲの漂着。
この日は、多いところで海岸線50mほどの間に
浮遊・漂着を合わせて25個体を確認!

石狩レポート#119(2009年11月18日)


ガラスの浮き玉。
これが見られるようになると、冬の始まり。
石狩浜にもときどき漂着しています。
今はほとんどがプラスチック製に代わってしまいました。
もうすぐ、こんな風景も見られなくなるかもしれません。

石狩レポート#118(2009年10月18日)


エチゼンクラゲ。傘の直径は約1m。
石狩にもとうとうやってきました。
波間を漂っているものや打ち上がったものなど、
この日は全部で8個体を確認しました。

石狩レポート#117(2009年10月10日)


石狩浜から南西に見える、余市岳(中央、1488m)。
たぶん今年初、冠雪を確認しました。
反対側(北側)に見える暑寒別岳と群別岳も
この日に冠雪が見られました。

石狩レポート#116(2009年9月27日)


9/26、27と、資料館のそばでは「石狩さけまつり」。
石狩浜でも、そろそろサケ釣りの人が見られるようになりました。

石狩レポート#115(2009年9月16日)


もうすぐ秋分の日。日没時間はぐんぐん早くなっています。
空気も秋になって澄んできました。
石狩砂丘はすでにススキでいっぱいです。

石狩レポート#114(2009年8月22日)


巻雲。いわゆる筋雲です。
成層圏に近い高空にできる雲で、
春・秋によく見られます。
今年の夏も、もう終わりでしょうか。

石狩レポート#113(2009年8月12日)


石狩川河口にできている砂州。
もう1ケ月以上、継続して存在しています。
形はどんどん変わっていますが、
しだいに大きくなっているようです。

石狩レポート#112(2009年7月18日)


開催中のテーマ展「頭骨」
初公開!シャチ幼獣の頭骨。写真はその一部、左側の歯。
1歳に満たない幼獣ですが、顎にはゴツい歯が並んでいます。
このシャチは2005年2月に知床・羅臼町の漁港で
流氷に閉じ込められて死亡した群の中の1頭です。

石狩レポート#111(2009年7月1日)


石狩川の河口。
陸地の先端から100mほど先に、砂が集まった小さな島が。
ウミネコやらウミウやらが休んでいます。
狭いながらも安全な「楽園」でしょうか。

石狩レポート#110(2009年6月20日)


石狩市厚田区の海岸。
後に見えるのは、およそ800万年前〜650万年前の地層で、
「望来層」と呼ばれています。
20〜30cmくらいの間隔で繰り返されている
細かい縞模様が特徴です。
この日は資料館の野外講座で地層と化石を観察しました。

石狩レポート#109(2009年6月4日)


石狩市厚田区で見られる地層。
およそ700万年前にできたものです。
上下にある細かい縞もようの地層の間に
厚さ1mくらいの黄色い地層が1枚あります。
この時代、何か大きな環境変動が起きたことを物語っています。

石狩レポート#108(2009年5月16日)


浜に漂着していたモクズガニ。
甲の幅が10cm近い、大きい個体です。
両方のハサミに「藻屑」のような毛が生えているのが特徴。
(この写真では毛でハサミが隠れています。)
川で育ちますが、秋になると産卵のために海に降りてきます。

石狩レポート#107(2009年5月6日)


資料館前のサクラが開花!
護衛艦「いしかり」の錨の周りに
昨年秋に植えられた苗です。

石狩レポート#106(2009年4月22日)


春の石狩川の河口。
雪融けで増水した川の水が、海に流れ込みます。
(画面の奥、右側が川。)
この時期の河口周辺は、川から流れてきた
落葉・枯枝などの植物片で埋めつくされます。

石狩レポート#105(2009年3月28日)


前々回もレポートした、砂茶碗
今春は出現が早いだけでなく、数も多いです。
この日、300m歩いただけでこれだけ見つかりました。

石狩レポート#104(2009年2月27日)


石狩浜に漂着していたプラスチック製の容器。
大きさ2〜3cmの菱形の穴があいています。
これはウミガメが噛みついた痕だと考えられています。

石狩レポート#103(2009年2月4日)


石狩浜で、早くも「砂茶碗」発見。
砂茶碗はツメタガイの卵嚢(らんのう)。
砂を固めたもので、この中に卵を産み付けます。
例年、春先(3月〜4月ごろ)に多く見られますが、
今年は最近4年間の中でもっとも早い出現になりました。

石狩レポート#102(2009年1月8日)


厚田区望来の海岸に見られる地層、「望来層」。
今からおよそ700万〜800万年前の地層で、
細かい縞模様が見られるのが特徴です。
こんな縞々は、地球軌道の揺らぎや気候変動など、
周期的な環境変動で作られると考えられています。

石狩レポート#101(2009年1月7日)


石狩川河口から後を振り返ると、砂丘の彼方に石狩灯台が見えます。
明治25年に造られたこの灯台の位置は、当時は河口の先端でした。
100年ちょっとの間に、石狩川の土砂がこれだけの陸地を作ったのです。

石狩レポート#100(2008年12月20日)


ネズミイルカの全身骨格。
2年半前、石狩浜に死亡漂着した個体です。
やっと処理が終わり、
テーマ展(資料館のお宝)で展示デビュー!
まだ一つ一つの骨はバラバラですが、全身揃うと見ごたえあります。

石狩レポート#099(2008年11月23日)


"I"さんが石狩の浜で今年採集した、漂着アオイガイ。
南の海から暖流に乗ってやってくるアオイガイ。ある種のタコが作る殻です。
2005年以降、海に変化が起きたのか、石狩でもたくさん見られるようになりました。
「アオイガイハンター」の異名を持つIさんですが、
この秋に採集できた個体数は、昨年や一昨年のわずか4分の1。
単なる揺らぎなのか、「海の変化」が終息したのか…。

★お願い★
資料館では、研究のためにアオイガイ漂着情報を集約しています。
見つけた方は、日時・場所・サイズなどの情報を教えてください。
生態の解明、海洋環境の調査のため、ご協力お願いします!

石狩レポート#098(2008年10月22日)


カタクチイワシが大量に打ち上がっていました。
全長5〜10cmほどのものが、多いところでは
砂浜の長さ1mあたり数十匹の割合で、延々と続いています。
見ている間にも新しく打ち上がり、ピチピチ跳ねていました。
煮干の魚で、日本各地の沿岸で普通に見られますが、
これほど大量に漂着しているのは、ここ数年では初めて見ました。

石狩レポート#097(2008年10月1日)


この日に石狩浜に漂着した、コウイカの甲。
毎年秋になるとたくさん見つかります。
イカの中の1グループ、コウイカの仲間は、
このような「貝殻」を体内に持っているのです。
甲の中はスポンジのように空気を含んでいて浮かぶため、
本州以南の海から暖流に乗ってやってきます。

石狩レポート#096(2008年9月12日)


アキアカネ、大量に飛び交っています。
石狩浜や砂丘では8月終わり頃から出現しました。
立っていると、こんなふうに手にもたくさん止まってきます。
みんな、浜と平行に北東に飛んでいきますが、
いったいどこへ向かっている?

石狩レポート#095(2008年8月21日)


蜃気楼の一種、浮島現象。
画面右、宙に浮いた島のように見えるのは積丹半島です。
暖かい海水の上に比較的冷たい空気が乗っているときに見られる現象で、
海水がまだ夏なのに空気が秋に向かっていることを示しています。

石狩レポート#094(2008年8月1日)


昨年も見られたアカクラゲが、また石狩にやってきました。
この日は石狩浜で10個体以上も浮遊しているのを確認。
アカクラゲの毒はとても強く、死亡例もあります。
見つけたら死んでいても絶対に触ってはいけません。

石狩レポート#093(2008年7月16日)


石狩でも自然のホタルが細々と生息している所が残っています。
この日、某所に観察に行き、ヘイケボタル10頭を確認。
今年は例年よりも早く出てきたようです。
(※写真にはホタルの光は写っていません。)

石狩レポート#092(2008年7月3日)


厚田区知津狩(しらつかり)から見た石狩川河口。
画面左が川、右が海です。
北海道一の大河は、大雪山系石狩岳から始まり、
ここで石狩湾に流れ込みます。

石狩レポート#091(2008年6月15日)


石狩市厚田区の海岸では、およそ800万年前〜600万年前の地層が見られます。
6/29に開催する体験講座では、ここで採った地層(砂岩、火山灰)を使って、
顕微鏡サイズのプランクトンの化石や火山灰を観察します。
(画面中央を左右に伸びる黒っぽい層が火山灰です。)

石狩レポート#090(2008年5月28日)


6/15の体験講座の舞台となる、厚田区の海岸。
このあたりでは今からおよそ800万年前の地層が露出しています。
ハンマーで地層を割ってみると、中から化石が出現!
出てきた化石はヤスリツノガイ。パイプ状の殻を持つ、貝の一種です。

石狩レポート#089(2008年5月23日)


この日、石狩砂丘の中ほどでハマナス(左)の開花を確認。
同日、石狩川河口付近でも10〜20輪ほど咲いていました。
例年よりちょっと早いようです。
ハマエンドウ(右)は、すでに1〜2週間前から咲いています。

石狩レポート#088(2008年5月1日)


石狩の海岸林で見られる、キタホウネンエビ。
体長およそ1cmの甲殻類。脚を上にして泳ぎます。
雪融けの水たまりに生息し、卵は乾燥しても何年も生き延びます。
世界でも、青森と石狩でしか確認されていません。
5月の連休の間、資料館で見ることができます。

石狩レポート#087(2008年4月17日)


石狩川河口で長径30cmの石炭の塊を見つけました。
石狩川が上流の炭田地域から運んできた石炭は海まで流され、
石狩浜などに漂着しているのを見ることができます。
でも、こんなに大きいのは初めて見ました。

石狩レポート#086(2008年3月26日)


石狩市浜益区に、タンチョウが来ていました。
「頂」が「丹」ではないので、まだ1〜2歳の幼鳥のようです。
3/18〜3/30の間、毎日見られたそうですが、
それ以降はどこかへ行ってしまったようです。
(撮影:浜益の佐藤さん)

石狩レポート#085(2008年3月19日)


最近の暖かさで急激に雪融けが進みました。
石狩砂丘も半分以上、地面が顔を出しています。
ハマニンニクの芽も増えてきました。

石狩レポート#084(2008年3月5日)


最近、日本海側の海辺を騒がしているポリタンクの大量漂着。
まだ少数ですが、石狩浜でも発見されています。
今回の大量漂着のものかどうかは不明ですが。
どちらにしろ、劇薬が入っていることがあるので
見つけても絶対に触らないでください。

石狩レポート#083(2008年2月8日)


石狩砂丘の海岸林に樹氷ができています。
このあたりでは、あまり頻繁には見られません。
気温が低く、空気中の水蒸気が多かったり
霧が出ている時などに見られる現象です。

石狩レポート#082(2008年1月20日)


今日の石狩は、強烈な地吹雪。
上空の天気はよくても水平方向は何も見えません。

石狩レポート#081(2008年1月12日)


ここ数日の寒波で石狩浜も凍てついています。
このとき気温-6.0℃、海水温-0.3℃。
打ち寄せた波が冷たい空気に触れて、すぐに凍結します。

石狩レポート#080(2007年12月27日)


石狩湾新港の防波堤の向こう(西)側では、
海上に「けあらし」が発生しているようです。
比較的温かい海水の上を非常に冷たい空気が覆い、
その温度差が大きいとき、早朝などによく見られます。
防波堤が空中に浮いているように見えるのも
同じような温度差が原因の、蜃気楼の一種です。

石狩レポート#079(2007年12月20日)


石狩浜から、メリークリスマス。

石狩レポート#078(2007年11月21日)


かつては北海道の石油需要の半分以上を担った、石狩油田。
その模型が資料館に寄贈され、展示しています。
本物と同じようにポンプを動かし、石油を汲み上げます。
作ったのは、油田のあった八の沢地区に住んでいた、岩本さんです。

石狩レポート#077(2007年11月8日)


石狩浜でルリガイ(瑠璃貝)が発見されました!
熱帯〜温帯の海で浮遊生活をおくる巻貝です。
西日本ではときどき漂着が見られるのですが、
東北では稀、北海道では初めての発見!
発見者の森木和則さんから寄贈していただき、
資料館で展示中です。

石狩レポート#076(2007年11月2日)


11月に入り、北西季節風が強くなってきました。
石狩の海も、白波が立っています。
アオイガイギンカクラゲといった温帯・熱帯の生物は
暖流に乗って北海道沿岸まで北上してきたところを
この風に吹き寄せられ、岸に漂着します。

石狩レポート#075(2007年10月18日)


とうとう暑寒の山々が冠雪。
画面奥、まん中が石狩市最高峰の群別岳(1376m)、
その右は暑寒別岳(1491m)です。

石狩レポート#074(2007年9月29日)


石狩浜にギンカクラゲ漂着!
直径3〜4cmの「銀貨」のような円盤を持つクラゲ。
西日本でよく見られる暖流系の浮遊性生物ですが、
これまで北海道での漂着は聞いたことがありません!

石狩レポート#073(2007年9月22日)


9月、人気のなくなった海水浴場。
スイカがいっぱい芽を出しました。
あちこちで見られますが、間もなく砂に埋もれ、
実をつけることはないでしょう。

石狩レポート#072(2007年9月1日)


そろそろサケが帰ってくる季節。
石狩浜の沖には、定置網が設置されました。

石狩レポート#071(2007年8月22日)


波打ち際に佇む、オオセグロカモメ。
キツネにやられたのか、釣糸が絡まったのか、
よく見ると右脚の先が失われています。
昨年も見かけた個体です。

石狩レポート#070(2007年7月19日)


ミズクラゲ(左)とアカクラゲ(右)。
石狩浜ではミズはよく見ますが、アカはめずらしいです。
別名は「連隊旗クラゲ」。
旧海軍の日章旗に似ているからでしょう。
アカクラゲの毒は強い(死亡例もあり)ので、
絶対に素手で触らないでください。

石狩レポート#069(2007年7月4日)


三線浜でホッキ?を採る人。
ここは石狩湾新港の防波堤のすぐ横。
沿岸を流れてきた砂がどんどん堆積するため、
とても浅い海が広がっています。

石狩レポート#068(2007年6月30日)


今日は強い海風。
石狩湾新港そばの浜(通称:三線浜)では
ウインドサーフィンや、パラシュートとサーフィンを
組み合わせたもの(何て呼ぶんでしょう?)を
楽しむ人たちで賑わっていました。

石狩レポート#067(2007年6月9日)


石狩浜に大量のクラゲが打ち上がっていました。
ほとんどはオワンクラゲですが、中には風船型のクシクラゲ類や、
エチゼンクラゲ?と思われる大型のものもありました。
クラゲの大量漂着は、例年この時期に見られるようです。

石狩レポート#066(2007年5月27日)


石狩浜から北方に見える、いまだ残雪を抱く山々。
真中に見えるのは、石狩市最高峰、群別岳(1376.3m)。
その右は暑寒別岳(1491.4m)です。
どちらも天気のいい日には札幌からもよく見えます。

石狩レポート#065(2007年5月10日)


春の石狩川河口。右が石狩川、左が日本海。
この時期は、雪解け水のために川の流量が増えて、
陸からいろいろなものが運ばれてきます。
枯れ葉や木の枝、細かい流木などがたくさん集まって、
波打ち際はフカフカ、ズボズボです。

石狩レポート#064(2007年4月28日)


長野商店、開店!
明治7年創業の米穀呉服雑貨店を復元しました。
木骨石造づくりの建物は、石狩市の指定文化財です。
中は明治〜大正時代の店内を再現し、本町地区の歴史資料の展示も。
砂丘の風資料館のとなりにあります。

石狩レポート#063(2007年4月18日)


ふくらんだ焼き餅のような夕陽。
空気の温度差によって光が屈折し、
水平線付近に鏡があるような見え方をします。

石狩レポート#062(2007年3月31日)


親船名無沼の氷は、すっかり融けました。
3月30日の夕方、完全に氷が消えたのを確認しました。
昨年、一昨年にくらべると半月も早い「沼開け」です。
冬の親船名無沼(石狩レポート#057)
夏の親船名無沼(石狩レポート#047)

石狩レポート#061(2007年3月2日)


旧長野商店が復活!
資料館の隣で移築復元工事中の、石狩の歴史を伝える建造物。
覆っていたカバーがはがされ、とうとう姿を現しました。
残るは内装工事と展示製作。5月から公開予定です。

石狩レポート#060(2007年2月14日)


石狩湾新港の防波堤が、空中に浮いています!
これは浮島現象。蜃気楼の一種、「下位蜃気楼」です。
光の屈折によって実像(防波堤)の下に空が見えているのです。
気温に対して海水温がとても温かいとき、よく見られます。
真夏の道路で見られる「逃げ水」も、同じ原理です。

石狩レポート#059(2007年2月3日)


波間に見える黒い頭は、アザラシ…ではなく、サーファーたち。
確かに、時折大きな波がやってくるのですが、まだ2月…。
15人もいました。これも暖冬の影響でしょうか。

石狩レポート#058(2007年1月3日)


石狩にヤシの実が漂着!
ヤシの木の代表、ココヤシ。誰でも知ってる熱帯植物。
南国の海岸から黒潮〜対馬暖流に乗って、流れてきます。
北海道まで漂流してくることはめったにありませんが、
これまでに道北の日本海側、十勝の太平洋沿岸や
浜益、小樽などで、いくつかの発見例があります。
(このヤシの実は、資料館で展示中!)

石狩レポート#057(2006年12月20日)


親船名無沼も、全面結氷しています。
あれだけたくさんいたカエルやドジョウも、
土の中や氷の下で、春を待っているのでしょう。
夏の画像(石狩レポート#047)とくらべてみてください。

石狩レポート#056(2006年11月25日)


資料館の隣では、旧長野商店の復元工事が進行中。
明治20年ごろ、この町に建てられた歴史的建造物ですが、
道路の拡幅のため、ここに移転することになりました。
2007年4月からの公開を目指し、日没後も作業が続きます。

石狩レポート#055(2006年11月11日)


貝殻をつくるタコ、カイダコ(アオイガイ)を解剖。
執刀するのは、北大の山本さんです。
取り出した臓器は液浸標本にして、
胃は内容物(食べている物)を調べる予定です。

★お願い★
資料館では、研究のためにアオイガイ漂着情報を集約しています。
採集した方は、日時・場所・サイズなどの情報を教えてください。
生態の解明、海洋環境の調査のため、ご協力お願いします!

石狩レポート#054(2006年10月22日)


これがアオイガイの中身、カイダコです!
一見ふつうのタコのようですが、腕(いわゆる“足”)に注目。
1対の腕が扇状に平たくなっています。
これが、あの繊細で美しい殻を作る「道具」なのです。

★お願い★
資料館では、研究のためにアオイガイ漂着情報を集約しています。
採集した方は、日時・場所・サイズなどの情報を教えてください。
生態の解明、海洋環境の調査のため、ご協力お願いします!

石狩レポート#053(2006年10月15日)


ついに生カイダコ(アオイガイ)確保!!!
しかし、すぐに死んでしまいました。
写真は冷凍保存中のものです。
これらは資料館の標本として、調査研究に活用します。

★お願い★
資料館では、研究のためにアオイガイ漂着情報を集約しています。
採集した方は、日時・場所・サイズなどの情報を教えてください。
生態の解明、海洋環境の調査のため、ご協力お願いします!

石狩レポート#052(2006年10月5日)


石狩浜で今年初のアオイガイの漂着を確認!
アオイガイはカイダコとも呼ばれるタコが作る貝殻。
本来は熱帯〜温帯の暖かい海に棲息するのですが、
海流に流され、はるばる北海道までやってきました。

★お願い★
資料館では、アオイガイ漂着情報を集約しています。
採集した方は、日時・場所・サイズなどの情報を教えてください。
生態・海洋環境の調査のため、ご協力お願いします!

石狩レポート#051(2006年9月29日)


アキアカネの群れが産卵しています。
駐車場の水たまり、砂浜など、水気のある
いたるところに産み付けています。
そんなところではすぐに干上がってしまうのに…。

石狩レポート#050(2006年9月8日)


モクズガニに、びっしりフジツボ。
これは浜に漂着していた死骸ですが、
死骸の新鮮さ、フジツボの大きさから、
生きていたときからこんな状態だったようです。
なんだか貫禄を感じさせます。

石狩レポート#049(2006年8月26日)


浜でコハクを拾いました。
直径1cm足らずの小さなものですが、きれいな赤色をしています。
コハクは樹脂の化石なので、石炭と一緒に
石狩川の上流から流れてくるのでしょう。

石狩レポート#048(2006年8月6日)


石狩浜の親船名無沼。
この季節、たくさんのヒツジグサの花が見られます。
未(ひつじ)の刻(午後1時〜3時)に花が開きます。

石狩レポート#047(2006年7月20日)


石狩浜の名も無き沼にも、夏がやってきました。
もともとは砂利採取跡の窪地だったのが、
数十年の歳月を経て、今では立派な水辺です。
春秋にはカモが羽を休め、夏にはトンボが飛び交い、
たくさんのヒツジグサの花も見られます。

石狩レポート#046(2006年6月27日)


鷲岩。浜益区の愛冠岬です。
巨大なワシが立っているように見えます。
浜益の海岸線は新第三紀の火山岩からできていて、
知床や積丹に負けないくらい、多くの「奇岩」が存在します。

石狩レポート#045(2006年6月18日)


今日の石狩浜は、朝から珍しく濃い霧につつまれました。
いつもなら向こうには海と、増毛山地が見えるのですが…。
海からの湿った空気が入り込み、風がほとんどないために、
午後になっても霧は晴れませんでした。

石狩レポート#044(2006年6月9日)


地層から突き出した「恐竜のタマゴ」?!
石狩市の厚田〜望来の海岸では、およそ800万年前の地層の中に
大きく丸い、とても硬い岩石の塊、「ノジュール」が見られます。
その中でも写真は特に大きい物で、直径は4メートル近くあります。
崩れやすいため、今にも落ちて来そうで、とてもコワイです。

石狩レポート#043(2006年5月25日)


厚田区の海岸段丘上から見た、石狩湾岸。
海岸沿いの石狩砂丘(黄緑色の草原部分)は小樽市の銭函から始まり、
ここ無煙浜で終わっています。砂丘の総延長は20kmを越えます。
画面上端は手稲の山々で、そのすぐ下に石狩川河口が見えます。

石狩レポート#042(2006年5月11日)


石狩湾に沈む直前の太陽。
真ん丸いはずの太陽が、上下につぶれています。
これは、太陽の上端から来る光と下端から来る光とで
屈折の度合いが違うために見られる現象です。
下端からの光のほうが、より厚い大気を通ってくるのが原因です。

石狩レポート#041(2006年4月28日)


目の前の海で、海水と河川水が戦っています!
画面右にある石狩川河口からの濁った雪解け水と、
小樽側(画面左奥)からの青く澄んだ海水。
異なった水塊の境界「潮目」には、浮遊物が集まります。
境界がかすかに白く見えているのがわかりますか?

石狩レポート#040(2006年4月14日)


三線浜(石狩湾新港の東側)に、ブンブクの殻が大量に漂着しています。
ブンブクとはウニの仲間で、ここで見られるのはオカメブンブクという種。
普通の放射状のウニを「正形ウニ」というのに対し、
こちらは体に前後方向があり、「不正形ウニ」と呼ばれています。
生きている時は、短い棘がたくさん生えていて、
浅い海底の砂の中にもぐって生活しています。

石狩レポート#039(2006年4月1日)


海水が石狩川の雪解け水で濁っています。
ここしばらく北からの強い風が続いたため、
河口から石狩湾に流れ出た水が吹き寄せられているのです。
この日の塩分濃度は1.3%、平均値の1/3近くまで
真水によって薄められていました。
川のにおい(ドブのようなにおい)もします。

石狩レポート#038(2006年3月24日)


石狩浜の西部(小樽市)に、トドの死体が漂着していました。
体長3.2mのオスです。体重はおそらく1tくらいあるでしょう。
まだ腐敗しておらず、鳥にもほとんど食われていない状態です。
2〜3日前の荒天時に打ち上げられたものと思われます。

石狩レポート#037(2006年3月10日)


石狩川河口で見つけた水鳥(ウミアイサ?)の死骸。
首から胸にかけて、黄色い釣糸が絡みついています。

石狩レポート#036(2006年3月5日)


今シーズン初の「砂茶碗」を見つけました。
ツメタガイという巻貝は、砂を固めてその中に卵を産みつけます。
それが砂茶碗。春先の海岸でよく見られます。
もっと大きいものになると、くるっと巻いて、
本当に茶碗のような形になります。

石狩レポート#035(2006年2月11日)


地吹雪の続く、石狩川河口そばの本町地区。
それでもたまに訪れる晴れ間には、
積雪と地吹雪による見事な造形も見られます。
石狩砂丘にて。

石狩レポート#034(2006年1月29日)


茨戸川の魚といえば、ワカサギ。
茨戸川と石狩放水路の分岐点(川の博物館そば)は、
ワカサギ釣りで賑わっています。
ウグイもけっこう釣れているようです。

石狩レポート#033(2006年1月26日)


石狩川も凍りました。
1972年まで河口付近には川を渡る橋はなく、
夏は渡船、冬は川の氷を柳の枝などで固めて氷橋として、
対岸まで歩いて渡ったそうです。

石狩レポート#032(2006年1月9日)


遠くに巨大な黒い物体が見えたので近寄ってみると…
浮きの一種でしょうか。長さ3〜4m。木製のようです。
港か大型船か何かで使っていたもの?
13日に行ってみたときには、もう消えていました。

石狩レポート#031(2005年12月23日)


石狩浜に今冬も「けあらし」発生。初観測は12/7でした。
けあらしは風呂の湯気のようなもので、風が弱く、
温かい海水面上に冷たい空気が流入してきたときに発生します。
この日は気温-11度、水温+3度。温度差は14度でした。

石狩レポート#030(2005年12月16日)


石狩でもここ数日、寒い日が続いています。
石狩浜も真っ白、積雪は深いところでは膝上まで。
今年は全地球規模の気候変動要素「北極振動」(約10年周期)で
北極の寒気が南に流出する傾向にあるそうです。

石狩レポート#029(2005年11月27日)


とうとうエチゼンクラゲが上陸!
日本海で異常発生している直径2mにもなる巨大クラゲ。
石狩浜でも、しばらく前から断片が見つかっています。
漁業に大打撃を与える、やっかいな存在です。

石狩レポート#028(2005年11月3日)


この秋、石狩浜でもたくさん発見されている
アオイガイ
これまでに採集されたものを、資料館で展示しています(期間限定!)。
英語で“paper nautilus”と呼ばれるように、
とても薄く透きとおった、きれいな殻です。

★資料館では、調査のため、アオイガイ漂着情報を集約しています。
採集した方は、日時・場所・サイズなどの情報をお寄せください。
ご協力お願いいたします。

石狩レポート#027(2005年10月20日)


このところ、石狩浜でもアオイガイの漂着が目立ちます。
アオイガイは普通の貝ではなく「殻を持つタコ」です。
本来は熱帯〜温帯の暖かい海に生息していますが、
時おり対馬暖流に乗って北海道まで流れて来ることがあり、
今年は10月に入ってから、道内各地で見つかっています。
殻の中に卵(写真左側)が入っているものも発見されました。

石狩レポート#026(2005年10月12日)


石狩浜にミズクラゲの大群を発見!
波打ち際の10〜20mの狭い間に、数百〜数千個体が、ゆらーりゆらり。
今年は本州の日本海側でエチゼンクラゲも大発生しているそうです。
これとは関係ないとは思いますが…。

石狩レポート#025(2005年10月8日)


今日の石狩浜は、これ↑の漂着が目立ちました。
目をつり上げて怒っている顔に見えませんか?
「サメハダヘイケガニ」です。
壇ノ浦で滅びた平家一門の亡霊と言われ
瀬戸内海で多く見られるヘイケガニの仲間です。
10/2に開催した野外講座「石狩ビーチコーマーズ」でも
漂着したカニ類がたくさん見つかりました。

石狩レポート#024(2005年9月17日)


タヌキの死体を発見!と思ったら、実はぬいぐるみ。
秋になって、台風もやってきて、
石狩浜にはいろいろな漂着物が増えてきました。
この季節は石狩川から流れてきた人工物が多いようです。

石狩レポート#023(2005年8月24日)


先日降った雨で、石狩川河口(画面の右の方)から
大量の土砂まじりの水が、石狩湾に流れ込んでいます。
石狩浜から見ると、沖が白く濁っているのがよくわかります。

石狩レポート#022(2005年8月12日)


真夏のしるし、積乱雲。(石狩砂丘から東の空)
陸地が暖められて強い上昇気流が発生したときなどに見られます。
雲のてっぺんは、高度10km以上の成層圏。
そこまでいくともう上昇できなくなり、横に広がっていきます。
その形から「かなとこ雲」とも呼ばれます。

石狩レポート#021(2005年7月31日)


紅葉山33号遺跡から出土した「飾り弓」、特別公開中!
今から2000年ほど前、続縄文時代のもので、
漆塗りと、「渦巻き紋」と呼ばれる文様が特徴です。
詳しくは、ここをクリック!

石狩レポート#020(2005年7月16日)


「鯨塚」という古い地名が、石狩にあります。
道南では、豊漁を祈ったり漂着死したクジラを供養するために
クジラの骨が立てられていることがあるそうです。
現地に行ってみたのですが、今は測量の目印の杭があるだけ。
昔はここにも骨が立っていたのでしょうか。

石狩レポート#019(2005年7月3日)


石狩砂丘では、ハマヒルガオの花がピーク。
あちこちに群落が見られます。
みんな揃って、何を見ているのでしょうか…。

石狩レポート#018(2005年6月16日)


石狩浜に大量のクラゲが漂着していました。
波の加減で集まったのでしょうか、狭い範囲におよそ100個体ほど。
この日の後にも、ちらほら見かけますので、
海に入るときは刺されないよう気をつけてください。

石狩レポート#017(2005年6月9日)


石狩砂丘のハマナスが咲き始めました。
日当たりのいい南向きの斜面では、
ちらほらと赤い花が開いています。

石狩レポート#016(2005年5月21日)


石狩レポート#014(前々回)で取り上げた、カマイルカの頭骨(左)。
骨にまだ付着していた軟組織を取り除き終えたので、
開催中のテーマ展「漂着する動物たち」の展示に加えました。
イシイルカ(右)と合わせて、2つのイルカ頭骨が並んでいます。

石狩レポート#015(2005年5月12日)


石狩浜の夕陽がきれいな季節になりました。
これから夏にかけて、晴天も多く、日没の方向も
さえぎるもののない水平線の向こうになります。

石狩レポート#014(2005年4月22日)


砂浜のすぐ後の砂丘上で、イルカの頭骨が発見されました。
この日、昔このあたりに住んでいたという後藤啓之さんが見つけて、
資料館に寄贈していただいたものです。
カマイルカの頭骨と思われ、現在処理中。
近日、テーマ展「漂着する動物たち」に追加展示する予定です。

石狩レポート#013(2005年4月17日)


海の色が、手前と沖合とで、くっきり違っています。
春の石狩湾には、石狩川から大量の雪解け水が流れこむのですが、
この日は海からの風がとても強く、濁った川の水が岸に吹き寄せられたようです。
波打ち際で海水の塩分濃度を計ったら、1.0パーセント。
いつもの3分の1以下でした。
野外講座「石狩ビーチコーマーズ」にて。

石狩レポート#012(2005年3月26日)


冬の間は閉ざされていた、石狩灯台への道路が
とうとう除雪されました。
でもここ数日は吹雪が続き、冬に戻ったような石狩です。

石狩レポート#011(2005年3月20日)


石狩浜に早くもサーファー出現!!
それも1人2人ではありません。7〜8人はいたでしょうか。
暖かくなってきたとはいえ、海岸はまだまだ雪に覆われているのですが…

石狩レポート#010(2005年3月16日)


毎年「今日から春だな」と感じる日がありますが、
それが今年は昨日(3/15)なんだと思います。
3/15の石狩の最高気温6.0度、3/16は7.0度。
石狩浜でも、とうとう雪の下から砂丘が顔を出しました。

石狩レポート#009(2005年3月4日)


また石狩でチョウザメが捕れてしまいました。
今度は海側で、刺し網にかかってしまい
水揚げしたときにはすでに死んでいたそうです。
チョウザメは世界的にも絶滅が危惧されている魚で、
この死骸は標本用に北海道開拓記念館が収容しました。

石狩レポート#008(2005年2月20日)


真冬の虹。
虹は、空気中の「水滴」によって太陽光線が屈折し、
白い光が7色に分光される現象です。
氷点下が多い真冬の北海道では、あまり見ることができません。
漂着物をさがしまわる観察会、石狩ビーチコーマーズでの光景。

石狩レポート#007(2005年2月6日)


石狩浜に、気象庁の観測器が漂着していました。
レーウィン・ゾンデと呼ばれるもので、気象台から気球で揚げて、
上昇しながら気温などを観測し、データを無線で送ります。
高度30,000メートルくらいまで達すると気球が破れて、
役目は終わり、パラシュートでゆっくり落ちていきます。

石狩レポート#006(2005年1月26日)


札幌・石狩方面と厚田・留萌方面を結ぶ、石狩河口橋。
画面奥が石狩川上流。手前側は結氷しています。
氷の上でアザラシが休んでいることもあるそうです。

石狩レポート#005(2005年1月15日)


真冬の晴れた朝は、海から湯気が立ちのぼります。
風がなく、放射冷却で気温が下がって
海水との温度差が大きくなると見られる現象です。
このとき気温は−13℃。海面付近だけ雲の中のようです。

石狩レポート#004(2005年1月14日)


真冬の石狩川河口。
川の氷が流れくだり、岸に打ち寄せられています。
ガラスのような透明な破片が無数に集まり、
波が来るたびに、しゃらん、しゃらん、と
涼しげな音をたてています。

石狩レポート#003(2005年1月7日)


石狩川の船着場。画面左奥が河口の方向です。
対岸の八幡町が地吹雪に煙っています。
昭和47年まで、近くを通る国道231号線に橋はなく、
ここを発着する渡船が厚田方面へ向かう交通手段でした。

石狩レポート#002(2004年12月25日)


夏にはハマナスの花がひろがる石狩砂丘も
今は雪におおわれて真っ白になりました。

石狩レポート#001(2004年12月11日)


冬の石狩浜は荒れています。
波が砂浜を越えて、砂丘を削っていました。



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