いしかり砂丘の風資料館ボランティア

いしかり砂丘の風の会



風の会 学びと癒しの女子旅in小樽 の巻

大勢の来場者で賑わった“さけまつり”での資料館のお手伝いも無事に済み、2016年9月28〜29日一泊二日で小樽まで学びと癒しの女子旅に行きました。歴史的建造物等を見て小樽の歩みを学ぶのは勿論、食べること、夜の運河クルーズや祝津・オタモイを周るクルーズも楽しみとなっていました。

頑張った“さけまつり”はとてもいい天気だったのに、28日の天気予報は無情にも、くもり時々雨。さて、どんな旅となるのでしょうか。まずは、最初の目的地「手宮洞窟」。他に入館者が居なかったので、凝灰岩に刻まれた陰刻画の前を占領し、解説と一つ一つ照らし合わせ想像力を駆使しながら、思う存分堪能しました。

手宮洞窟を後にして、北運河沿いの石造りの倉庫などを眺めつつ、重要文化財の「旧日本郵船株式会社小樽支店」へ。ここではガイドボランティアの方に説明していただきました。外壁は天狗山産の小樽軟石で、天狗山が火山だったことを初めて知りました。2F貴賓室の壁には金唐革紙が使われ、菊模様の中に蝶・トンボ・ハチが隠れていると言うので、一生懸命探し、全種を見つけることができ大喜びです。建物も調度品の細部まで行き渡った設えを見ても、当時の小樽の勢いを感じさせるものでした。ここまでは学びの散策。このあと癒しの場として、レトロな匂いを醸し出す古道具屋さんとおしゃれな雑貨屋さん2軒に入り、お買い物を楽しみました。

次は、夜の部です。名物社長の人形が立っているお寿司屋さんで夕食です。お腹が満たされたところで、天気次第では欠航になると言われていた運河クルーズに電話をすると、日頃の行いが良かったので運航です。救命胴衣とレインコートを着用して待っている間に、突然の大雨もありましたが、ナイトクルーズ出航となりました。潮風が強い小樽では錆びるのに、当時は鉄製の倉庫を作るのが一番のお金持ちで、次は石・レンガが続くと言う船長さんのガイドを聴きながら南運河の倉庫群を見て、小樽港(税関の船が有ることを初耳学)にも出ました。座面に入っていた暖房にお尻の低温やけどを心配しつつのクルーズを終え、一日目が終了です。

二日目、朝食バイキングでしっかり腹ごしらえをしてスタートです。天気は良かったのに海の波が高く、乗るはずだったオタモイまでのクルーズが中止となった(残念…)ので、まずは、「日本銀行旧小樽支店金融資料館」に行きました。受付には警備員さんが立っていて少しどきまぎ。奥へ進むと、建物の構造や日銀小樽支店の歴史、そして現在の日銀の役割などが判るようになっています。宝くじに当たらない限り手にすることはないので、一億円の重さを体験できるコーナーで重みを実感してきました。無料で貰える小冊子も充実。

堺町通り商店街では各自思い思いの買い物をし、気が付くと両手が塞がっているような状態で、「ニトリ小樽芸術村」に着きました。ここはステンドグラスとアールヌーボーのガラス工芸品の全作品に音声ガイダンスが付き、機器を借りて作品を鑑賞することができますが、帰りの時間もあり、ところどころガイダンスを省略して見ました。

おっと電車に乗る前にもう一ヶ所、三角市場でも買い物をして小樽を後にしました。旅行前、小樽は近いから小さめのバッグでいいよねと話していたのは嘘のよう…帰りはお土産一杯で、私たちの旅行には大きいバッグが必要ねというオチがつきました。学びも癒しもお買い物も満載の一泊二日の女子旅でした。

記録係 M




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