いしかり砂丘の風資料館の

展示物を“勝手に”紹介



第3回 柵(さく)

最初の出土状況
まさかこんな大きな柵になるとは!
姿を現した柵 良い仕事してますね

今までこんなに大きい柵の取り上げ例がなく、
試行錯誤の日々、添え木・針金・不織布で
一本一本しばり、取り上げ準備完了
柵の図面とにらめっこしながら
分割した柵を慎重に取り上げた瞬間\(^o^)/

長さ(mm)
幅(mm)
樹種
2300
1480
本体 ヤチダモ 樹皮ブドウ

【勝手なつぶやき】

この柵は大小全部で33基出土しました

もともとは地下水の中で4000年以上眠っていたんです 乾燥は命取り
タオルやタオルケットなどを集め出土した柵に掛け乾燥しないように何度も水を補給
ビニール・ブルーシートをかけて保護大変な作業が続きました。ビップ待遇!
33基も出土したのでタオル類は足りなく最終的にはTシャツ・トレーナーも活躍

作業が最終日に近づくにつれだんだん寒くなり普通は手袋を付けての作業でしたが、
細かい作業なので素手で作業 あっちこっちにカイロ貼りみんな頑張りましたよ

この時も、報道陣が押しかけにぎやかな現場でしたわ

(まがたまちゃん 2010年12月)


次回はタモをご紹介します。



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