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石狩浜のみどころ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年7月31日更新

石狩浜自然マップ

石狩浜自然マップの画像

石狩川河口(はまなすの丘)

 石狩灯台から石狩川河口までの約2km(約46ha)の地域は、ここ100年の間に、石狩川の流れが運ぶ土砂と日本海からの波が運ぶ砂とが堆積してつくられた、砂嘴(さし)です。この地域は、強風のため背丈を低くしたハマナスが、砂丘を一面に覆う光景が見られ、「はまなすの丘」として親しまれています。ハマボウフウ、ハマエンドウなど、豊富な海浜植物が生育するほか、砂嘴中央部の川側には湿地が広がり、ノハナショウブなどの湿地性の植物も見られます。また、この地域は、イソスミレの北限の自生地ともなっています。
 ガン・カモ類、シギ・チドリ類、カモメ類などの水鳥、ヒバリ、ノビタキ、ホオアカ、コヨシキリなど草原性の鳥、冬にはオオワシやオジロワシなどが見られ、野鳥の観察も楽しめます。

石狩川河口の写真
ビジターセンターや木道が整備される
ハマボウフウの群生の写真
保護により回復したハマボウフウの群生
ノハナショウブの写真
河口部の湿地に育つノハナショウブ

 石狩川河口の砂嘴(さし)のうち、海側の約16.5haは石狩市の海浜植物等保護地区となっています。これに隣接する川側の地域は、はまなすの丘公園として木道が整備され、自然散策に訪れる人で季節を通してにぎわいます。

石狩浜海浜植物保護センター・海水浴場周辺

 海水浴場背後の砂丘にはハマニンニクやコウボウムギ、駐車場や道路のわきには、ハマニガナ、ハマエンドウ、ハマナスなど代表的な海浜植物が見られ、海辺のレジャーに自然の彩りを添えています。
 海浜植物保護センターから弁天歴史公園までは海岸草原の中を通る散策路を整歩けます。
 無辜の民周辺ではイソスミレの群落が楽しめます。

海岸草原(石狩樽川海岸線から観察)

 石狩砂丘の自然が残る大変貴重な地域です。汀線(波打ち際)から100mほど内陸には、標高5mほどの小高い砂丘(第一砂丘)、さらに100mほど内陸には標高10mほどの砂丘(第二砂丘)が連なり、海浜植物をはじめ豊富な植物が覆います。

第一砂丘

第一砂丘の写真

 ハマニンニク・コウボムギ・ハマニガナなど、不安定な砂地に適応した海浜植物の群落が見られます。ハマニンニク-コウボウムギ帯より汀線に近いところには、ところどころでオカヒジキも見られます。
 砂地がやや安定してくる砂丘の背後は、ハマナスやススキが群生します。ハマエンドウやハマハタザオもこのあたりでよく見られます。

第二砂丘

第二砂丘の写真

 砂地が安定し、ハマナス-ススキが主要構成種ですが、海浜植物やエゾカワラナデシコやコガネギクを始めとする草原性植物など、多様な植物種が見られます。
 この海岸草原には、世界最大規模といわれるエゾアカヤマアリの大営巣地が分布し、ホソバノツルリンドウなどの稀少植物も生育します。また、ノビタキやノゴマなど草原性の野鳥の生息地となっており、大変貴重な生態系といえます。

海岸林(志美北三線沿いから観察)

海岸林の写真

第二砂丘の頂を境に、陸側には、カシワの天然林が広がります。途中、新港で水路や道路で途切れますが、延長25km、幅500mから1200mの、全国的にみても最大規模のカシワの天然海岸林となっています。
 砂丘の頂付近には、強風で樹高伸びず、人の背丈ほどのカシワがスクラムを組むようにビッシリと生育しています。砂丘の斜面を下り、内陸に向かうに連れてカシワは次第に樹高を高くし、やがてミズナラやイタヤカエデが混じる広葉樹林へと替わっていきます。
 この天然カシワ林には、キタホウネンエビをはじめ、カバイロシジミ、カラフトアカネズミ、ミヤマママコナ、ベニバナヤマシャクヤクなど、複数の稀少動植物も生息し、海岸草原とあわせて保護していかなければならない生態系といえます。

親船名無沼(石狩斎場北西海側)

親船名無沼の写真

石狩斎場の北西海側には、40年ほど前の砂採取跡に地下水や雨水がたまってできた沼があります。沼の周囲は70mほど。水深は深い箇所で2m近くになります。
ここには、ヒツジグサ、イヌタヌキモ、オモダカ、ミクリ、ヒメガマなど希少種を含む水生植物が生育し、また、トンボ類、ゲンゴロウ類などの水生昆虫も種類多く生息します。
小さくも豊かな水生動植物相を有するこの沼の自然に親しんでいただくため、平成18年には、沼へアプローチするための草刈道と、小さな観察場を設けました。
7月中旬から9月中旬まで、沼一面に広がるヒツジグサの花を楽しめます。

マクンベツ湿原

マクンベツ湿原

石狩川河畔の44haに及ぶ湿原には、ハンノキ・ヤチダモの樹林下にミズバショウが群生します。川べりには散策路が整備され、ゴールデンウィークには、多くの人々が観賞、散策のために訪れます。