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山道ときつね

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年7月31日更新


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    14.山道とキツネ(床丹(とこたん)地区)
    床丹(とこたん)は、アイヌ語で「まむしのいるところ」というんだと。
    春は、ニシン場で、大忙しだったんだと。
    それが終わると、女の人たちは、ほかの魚を売りに、危険な山道を歩き、幌までいったもんだと。
    山の沢の橋の上さ、さしかかると、あちこちから、ちょうちんの行列が、はじまるんだと。

    ちょうちんの正体は、キツネが、自分のひげにふきかけた息で、それが月明かりに照らされて、ポワ~ン、ポワ~ンと、見えるんだと。
    キツネの嫁入りなんださのっ。

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