ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

健康いしかり21最終報告

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年7月31日更新


 市では、健康増進計画=「健康いしかり21」(平成15年度から平成24年度)に基づき、関係施策を推進してきました。
 計画最終年度の平成24年7月に20歳以上の市民を対象に実施した「生活習慣に関するアンケート調査」の結果と健康増進事業の実績などをもとに計画の目標に対する評価をまとめました。
 今後は、「健康いしかり21」の評価を踏まえ、平成23年6月に健康施策の報告と具体的な取り組みを示す戦略プランとして策定した「石狩市健康づくり計画」(期間:平成23年度から27年度)に基づき、健康づくりを推進します。
 

栄養・食生活

  • 食生活改善組織(食生活改善推進員)を養成し、市民組織と連携した普及啓発事業を実施しています。
  • 朝食の欠食は、20歳代男性では変化がなく、約3割に欠食が見られますが、30歳代男性と20歳代女性で目標値の15%以下となりました。ただし、今回のアンケートにおいては、回答者数が少なかったため、今後も動向を見ていく必要があります。
  • 野菜を毎日取る人の割合と適正体重を理解する人の割合に大きな変化はありませんでした。
    <今後の課題>
  • 20歳から40歳代の男性においては、他の世代と比べて毎日朝食を食べる割合が低いため、睡眠など朝食摂取に関連する生活習慣とあわせて改善が必要です。
  • 適正体重の理解については、男性は適正体重を高めに捉える傾向があり、50歳代では約半数が標準体重を超えています。女性は、標準体重を少なく捉える傾向があり、やせが増加しています。子どもの頃から正しい食事習慣を身につける必要があります。  

    身体活動・運動

    • 運動習慣がある人の割合は、男性が18.4%から28.2%に増加しました。女性も19.8%から25.9%に増加しましたが、目標に届きませんでした。
      <今後の課題>
    • 運動習慣がある人は増加傾向にありますが、今後もウオーキングやラジオ体操など気軽に取り組める運動を推進します。仕事・子育てで忙しい世代では、運動実施率が低いため、どこでも短時間でできる運動の普及などが必要です。

    こころの健康・歯の健康

      こころの健康
    • ストレスを感じた人の割合および睡眠による休養が十分にとれていない人の割合は、ともにやや増加しています。
      <今後の課題>
    • 睡眠に関する知識の普及やうつ・自殺予防の推進などこころの健康づくりの推進が大切です。
      歯の健康
    • 歯間清掃用具を使用している人の割合は、40歳代で35.4%から52.5%となり、目標値を達成しました。50歳代は、7.0%増加しましたが、目標には達しませんでした。
      <今後の課題>
    • 正しい口腔ケアの方法及び歯周病が全身に及ぼす影響、定期的な歯科受診の必要性などについて、啓発が必要です。

    喫煙・飲酒習慣

      喫煙
    • 喫煙が健康に及ぼす影響についての知識は改善が見られましたが、心臓病・脳卒中・妊娠に関連した異常では6割台、胃潰瘍・歯周病との関連では、約4割の理解にとどまっています。30歳から40歳代男性の喫煙率は、66.3%から36.5%へ減少し、目標の45%以下となりました。男性全体の喫煙率も42.4%から28.9%となり、目標の28%までもう少しとなりました。 20歳から40歳代女性の喫煙率は、24.4%から18.5%へ減少し、女性全体の喫煙率も17.5%から14.1%へ減少しましたが、目標に至りませんでした。 公共施設・学校は全て禁煙・分煙となりました。
      <今後の課題>
    • たばこの害に関して、理解を深める啓発が必要です。また、たばこを吸わない人を増やすために、学校における喫煙防止教育の継続が重要です。
      飲酒
    • 多量に飲酒する人の割合は、男性が8.2%から12.0%に増加しました。女性は、1.1%減少して1.4%になり、目標値以下になりました。また、休肝日を持つ人の割合は、37.1%から51.4%に増加しました。
      <今後の課題>
    • 飲酒習慣がある人の割合は増えており、アルコールの害や健康的な飲酒習慣に関する知識の普及が必要です。

    生活習慣病

    • がん検診受診率は、12.8%から15.5%に増加しましたが、目標の17%に届きませんでした。血糖値が高く医療が必要な人が受診した割合は、2.4%増加の82.4%で、ほとんど変化がありませんでした。しかし、血糖値異常の人が事後指導を受けた割合は、17.0%から57.4%に増加しました。
    • がん検診で精密検査が必要となった人が検査を受けた割合は、1.1%減の78.3%でした。
    • メタボリックシンドロームを認知している割合は、80.0%(H19)から95.2%に増加しました。
      <今後の課題>
    • がん検診および特定健康診査の受診率向上に向け、周知の工夫や受けやすい環境整備が必要です。
    • 糖尿病などの生活習慣病の重症化防止のため、特定保健指導や健康教室など相談・指導の機会の充実が必要です。

    参考資料
    健康いしかり21計画書(PDF形式:1.04MB)
    アンケート結果(PDF形式:5.86MB)
    評価指標ダイジェスト版(PDF形式:2.46MB)

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)