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手足口病にご注意!

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年7月20日更新

 

 

 

 

 

手足口病警報が発令されました

 北海道の感染症発生動向調査によると、平成29年第28週(平成29年7月10日から7月16日)における江別保健所管内の定点当たりの患者報告数が5人以上となり、警報の発令基準値(5.0)を超えたことから、平成29年7月19日に手足口病警報が発令されました。
 手足口病は、発病しても軽い症状だけで治ってしまうことがほとんどであるという意味で、感染してはいけない特別な病気ではありません。これまでほとんどの人が子どもの間にかかって、免疫をつけてきた感染症です。
 積極的な予防薬がないため、日頃からしっかりとした手洗いを行いましょう。

※定点当たり報告数
 定点とは、感染症の発生状況を知るために一定の基準に従ってこれらの情報を報告してくれる医療機関のことです。手足口病は感染症法の5類感染症定点把握疾患に定められており、全国約3,000カ所の小児医療機関より毎週報告がなされています。
 また、定点当たり報告数とは、一週間に一つの定点からどのくらいの報告があったかを表す数値で、この数値によって、各地での感染症の流行の状況が把握できます。
 例えば、江別保健所管内で手足口病の報告が20件あったとすると、定点当たり報告数は、報告数(20件)を定点医療機関の数(江別保健所の定点は5医療機関)で割り算をします。そうすると定点当たり報告数が計算できます。この場合は、20÷5=4.0で定点当たり報告数は4.0となります。

 

 

 

 

 

 

手足口病とは

 

手足口病とは


 手足口病とはその名のとおり、「手」「足」「口」に発疹や水疱(水ぶくれ)ができる急性ウイルス感染症です。日本では過去10年間で、平成23年に最大の流行が発生し、平成25年もそれに次ぐ規模の流行となりました。
 手足口病はウイルスの感染で起こり、原因となるウイルスはいくつかあります。その代表的なものがコクサッキーウイルスA10およびA16、エンテロウイルス71と呼ばれるものです。いずれのウイルスでも、現れる症状は同じです。これらのウイルスは口腔や腸内で増殖するため、ウイルスに感染した人の鼻汁や便、咳やくしゃみなどにより経口・飛沫などの経路で人から人に感染します。
 主に夏場を中心に乳幼児や10歳以下の小児がかかる病気ですが、秋や冬にも発生することがあります。ときには大人がかかることもあります。

 

 

 

 

 

 

手足口病の症状


 発熱が見られるのは2、3人に1人程度で、通常は高熱が続くことはありません。
 ウイルスに感染して3から6日で主に手のひらや足の裏に米粒ほどの赤い発疹あるいは水疱ができ、口の中の粘膜に赤い水疱が出始めます。乳児の場合はおしりや膝に発疹・水疱が出ることもあります。
 手足の発疹や水疱には痛みはありませんが、口の中の水疱はやぶれてびらんや潰瘍になると痛みをともないます。小さな子どもの場合、口の中の潰瘍が痛むために食事がとれず、脱水傾向になることもあるので注意が必要です。
 ほとんどの場合、数日間のうちに治る病気ですが、まれに髄膜炎、小脳失調症、脳炎などといった中枢神経系の合併症のほか、心筋症などさまざまな症状がでることもあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

手足口病の注意点


 手足口病には予防接種はなく、予防する薬もありません。発熱、頭痛、発疹・水疱への対症療法が中心になります。ほとんどの場合は7から10日程度で自然に治ります。ただし、症状のところで述べたように、まれに髄膜炎を起こすこともあるので、高熱や頭痛が続いたり、嘔吐を繰り返すなどの場合は、できるだけ早くかかりつけの医師に相談してください。
 また、手足口病は一度かかれば免疫ができますが、原因となるウイルスは複数あるので、別のウイルスが原因で再びかかることがあります。
 手足口病は、治ったあとでも数週間、便や鼻汁などからウイルスが排出されることがあります。したがって、日常生活ではよく手を洗ったり、こまめに洗濯するようにしましょう。