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合併協議会設置調印式

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年7月31日更新

石狩市・厚田村・浜益村 合併協議会設置調印式

合併協議会設置調印式の様子

会長 田岡 克介石狩市長
 ただ今、石狩市・厚田村・浜益村合併協議会の設立に向けた協議書の確認を行いました。両村長の御推挙によりまして、私が、当協議会の会長をおおせつかることになりました。
 今年の9月に3首長で合併協議会の件について様々な意見交換会を行いました。もとより、それに至るまでには年明け早々からの事務的な研究会を踏まえながらの判断でありましたが、この第4回定例会に向けて3つの自治体がそれぞれ法定協議会の設置に向けての基本的な合意を前提に議会に計りましたところ、各自治体におきましてご了解をいただいたということで、明年の1月1日ただいまの協定書調印をもって効力を発効することになりました。慎んで各市、村の住民そして関係者の皆さん、報道の皆さんにご報告を申し上げる次第です。
 この協議会に至った背景と申しますのは、1つは少子高齢化あるいは、今日のたいへん厳しい行財政状況を考えましたときに、地方自治体を取り巻く環境が非常に流動化、変化してきている。そして変質を求められる時代を迎えているということが言われているところであります。そういう時代を背景に地方分権が今後ともより一層進むであろうことを考えますときに、足腰の強い自治体経営、強い自治体でなくてはならないという想いを、共に共有いたしております。
 また、行政のこういった私ども3つのまちは既に当別、新篠津を加えて消防事務、あるいは環境、ごみ行政事務などについて共同で広域化を図っているという状況であります。また、石狩湾という共通した歴史とフィールドを持っていると。文化を共有できる地域であるということから、急速にこの3つの自治体ということのイメージが湧いてきたわけでございます。今後におきましてはこの協議会そのものを透明な運営をするということを心がけると同時に、様々な形態での合併の形式がございますが、私が今申し上げることは基本的に自由な意見を活発に話せる協議会になってほしいと思います。数の論理とか、自治体規模の大小そのものが全てを決めるということではなくて、どの自治体においても自由活発な意見を言えるその場の確保ということに努めて参りたいと思います。
 なお、1月に事務局を設置し、第1回目の合併協議会は2月後半ないしは3月に実施することになるのではないかと思います。そして、本格的なスタートは1回目に極めてセレモニー的と言いますか、定型的な協議会を発足後、各事務的なたたき台ができた段階で本格的なスタートに移ることになります。副会長の両村長とも話をして参りましたが、やはり私たちは一番のよりどころとするのは海を持っている、そして石狩湾に面した3つの自治体は共に長い歴史を共有してきたということを考えますときに、これが私たちの財産だなというふうに共に意識しているということだけは確認をさせて頂きます。
 これからも恐らく合併の是非そのものも含めた協議が進められていくことになりますので、私たちは住民に十分説明をし、住民の納得のいく中で結論を見出して参りたいと思っています。あくまでも合併を前提、合併がありきで法定協議会を設立するのではなくて、合併の合否も含めてこの問題に取り組んでいきたいと思っています。以上簡単ですが調印にあたってのご挨拶にさせていただきたいと思います。今日はどうもありがとうございました。

副会長 牧野 健一厚田村長
 今、会長であります田岡市長からご挨拶がありましたが、まさに新しい時代に向かって本当の意味でのこれからのまちづくりというものを、この協議会の中で十分積み上げて参りたいと思っております。
 この日本海を共有する中で、厚田村が石狩市を含めた札幌圏の中での役割はなにか、ということも含めて、十分検討して参りたいと考えています。副会長として、会長を支援しなければならない訳ですけれども、田岡市長の深いお心を頂いて、本当に住民に対しても十分これから説明できる資料を作り上げていきたいと考えております。よろしくお願い申し上げます。

副会長 木村 康美浜益村長
 詳しい内容については、今、会長であります田岡市長、そして牧野村長からもございましたので、ほとんど同じ内容でございますから、私からは詳しい内容については触れません。
 ただ、今朝、浜益を出る時はちょっと雪がちらちら降っており、厚田は吹雪いておりましたが、石狩に入り良い天気に恵まれたことから、今日の婚約は良いスタートを切れれば、というふうに感じております。
 2年3ヶ月の期間があるのですから、その中で、やはりこれからの3市村の将来がどうあるべきかという姿を、とことん根気よく協議しながら、我々、特に浜益は離れておりますから、地域の住民が「合併して良かった」と感じられるような協議会となれば良いなと思います。
 しかしながら、協議の内容によって、今、田岡会長も申し上げましたが、やはり議論の中身がどうしても私たちにとって厳しいものであるというようなことであれば、これはやはり合併できないという選択肢もあるのかなと考えております。いずれにしても、我々は地域の住民がこれからどんな夢を描けるのか、そのことが私どもの目的でございます。皆様方にもよろしくお願いしたいと思います。 今日はどうもありがとうございました。

質疑応答


記者
挨拶の中にありましたが、住民合意をいかに進めるかというのが協議会のひとつの大きな仕事だと思うのですが、そのための具体的な方策というのはございますでしょうか? 例えば、特に浜益村長は議会でも住民投票を行うことについて言及されていましたが、お三方に伺います。何かアイデアはお持ちでしょうか?
浜益村長
私の名前が出ましたので、私から申し上げますけれども、住民投票というのは最終的な手段だと思っております。やはり議会の意見が分かれたり、村民のアンケートが半々ぐらいになったというような場合には、最終的には住民投票もあり得るのではないかというようなことを申し上げたので、最初から住民投票をするということではございません。
 ただ、この協議会の内容については、今までも広報や住民懇談会、婦人団体の懇談会など、いろいろな場面を通して合併問題に関する中身について情報公開して参りましたし、これからも、逐次住民に報告していくつもりでございます。
 これから1月がちょうど各地区の自治会の1年に1回の総会の時期でございます。4日から総会が始まるようでございますが、おそらくその総会でも合併問題が主な内容になるのかなと思っておりますから、その中でも合併問題については村民の忌憚(きたん)のない意見もお聞きし、我々の考え方も述べたいと考えています。
石狩市長
協議会そのもののホームページと言いますか、情報をどう伝達するかということについてはホームページを持つのと、それからおそらく広報紙のようなペーパーというような手段も考えていくことになるかと思います。
それから各自治体においてはこれまでも住民説明会など、いろんな形で行ってきております。石狩市においてもここのところ週末ずっと地域に入りまして説明をしております。こういった住民との会話をより充実させていきたいというのがもうひとつあります。
それから、石狩市においては「市民の声を活かす条例」という条例が動いておりまして、パブリックコメントを求める仕組みがありますので、この条例の仕組みというのも十分活かしながら住民対話を重ねていきたいと思っています。ですから具体的に言うとアンケート調査をするとか、あるいは具体的な提案についてパブリックコメントを求めるとか、そういう形で住民投票という以前に広範な密度の高い情報公開、そして市民アンケートをするということによって最終的にその辺の判断も決まってくるのではないかなと思っております。
私は今持っている手持ちの仕組みをより充実させることによってこの問題は市民に理解していただけるし、市民のご判断も頂けるのではないかなというふうに思っています。ですから、住民投票については選択肢のうちの一つだということだけは理解して欲しいと思います。
厚田村長
これまでこの市町村合併については地域懇談会、いわゆる市町村合併についてということで2回、各自治会を中心に説明会を開いております。そうした中で只今ご質問にありました、いわゆる住民投票の意見もありました。
ただ、私は今の段階で住民投票をする、しないということはちょっと時期尚早だなと。もう少しきちっと地域住民が理解をしたなかで投票するということであればその結果も尊重できるのかも知れませんが、この説明会あるいは各団体と接した中で持った感触というのは、心情的にはやはり合併はしたくないというのが村民の気持ちであります。私はやはりそういうことも尊重してあげたい。
ただ、今のこういったご時世の中で本当に単独でいけるかどうかということが大きな問題でありますから、そういうことを含めてこの協議会の中でいろんな意味で見えるものを作り上げて、そしてまた地域住民と十分協議をあるいは説明をしていきたい。そういった中で理解を深めたいと思います。当然、村の広報紙等にも掲載をしていますし、機会があるごとにそれぞれ通知は出しておりますが、これまでの説明と違ってこの協議会ができたことによって、より具体的な説明が可能になるだろうと思っております。
記者
議会でも問題になったところもあったのですが、規約の中で、今話している中では合併の是非を含めて話し合うということをおっしゃっていましたけれども、規約には直接的な表現として触れられていないというのが議会で問題になっていました。合併の是非を判断するということで、合併しない場合のシミュレーションや、あるいは合併しないという選択肢について協議会の中で検討を行うようなことはするのでしょうか? 研究会の報告書の中でも、合併しない場合という項目はなかったと思うのですが。
石狩市長
合併しなかった場合のそのもの、フォローの仕方という意味ですか?
記者
合併しなかった場合のシミュレーション。それがないから、今非常に…。合併のメリットデメリットについては結構出ていましたが。
厚田村長
合併しない場合のシミュレーションというのはこの協議会ではたぶん出てこないのではないでしょうか。私はこの協議会は前向きに検討するべきだと思うのです。そういう中で合併が良いのか、その程度だったらしない方が良いのかという判断になってくるのかなという感じなんですが、いかがなものでしょうか?
記者
そうしますと先程、牧野村長から単独でがんばれるかどうかという話もありましたし、木村村長からも地域住民がどんな夢を描けるのか、という話もありましたけれども、この組織では合併のためにいろんな話をします。でも住民側にとって合併する場合としない場合どっちが良いのだろうと悩んでいる部分もあるわけです。各自治体で合併しない場合はこうなりますよ、というものを出すのかどうか、それを知りたいということを言っていたのです。
それぞれの首長の意見で聞きたいのですけれども。特に、今1万人以下の自治体の場合には、権限を取り上げるとか、二級町村にするとか、様々な国からの圧力がある中で、特に木村村長と牧野村長、そのことについてどういうお考えなのかをお聞きしたいのですが。
厚田村長
そういう極端な話も出てきておりますので、私どもも本当に実際にどうなのかという話もあるのですが、少なくとも、これまでそれぞれの地域に愛着を持ってまちづくりをやってきました。それなりの自負、誇りを持っていますし、それがああいう形でもって、ただ小さいからという理由で取り上げて、果たして良いのかどうか。
本当の自治という精神からいけば、もっと地域振興に何らかの形で携わるということもあって良いのではないかなという気がしております。その方法が具体的にどうなのかということはちょっと今の段階では示せないのですけれども、現行の法改正などというのが当然必要になってくると思いますし、いろんな形でもう少しそれぞれの地域振興策にそれぞれが携われるような形というものが欲しいなという気はしています。
記者
現状では、生き残るためには合併するしかないという話もありますが。特に1万人以下の自治体の場合には。そのことについていかがでしょう?
厚田村長
実際問題として、これは介護保険制度を例にとりますけれども、それぞれの自治体でもって運営するということはたいへん問題が多すぎます。パイが決められた中でやるというのは非常に問題があると私ども言っていたのですけども、現実に今、こういう少子高齢化という現実になってきている訳ですし、また来年度、保険料の改定もありますが、当然上がってくる訳です。高齢化率がどんどん高くなってきていますから。
そうなるとやはり将来10年、20年先を推測したときに、本当にどうなってしまうのかと、この制度を根本的に変えてもらわないと小さな自治体ではこれだけでもやっていけないという部分が出て参ります。そんな意味で諸々を含めると単独で生きる難しさというものはあると感じております。
浜益村
今、田岡市長、牧野村長から発言がありましたが、このまま現状の村民サービスを維持できるかと言ったら、それは自信ありませんと、説明会でもハッキリ申し上げました。ですから、もし仮に合併したということになって、今のサービスが少しでも向上できたら、または生活環境が良くなったというのが目に見えれば、それは合併して良かったなとこう思うのです。
反対の人々は、やはりそういう合併でない限り反対し続けるというようなことを感じます。これは前を向かないで後ろばかり見ている、そういう感じがしない訳でもないのですが。やはり合併協議会を立ち上げた以上は、可能性を探りながら進んでいくというのが合併協議会を立ち上げたという、本来の意味なのかなと思っております。