ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
ホーム > 組織・課名でさがす > 社会教育課 > 平成18年度(第2回)俳句コンテスト選考結果

平成18年度(第2回)俳句コンテスト選考結果

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年7月31日更新


 「海」をテーマに募集した俳句コンテストに、全国からたくさんのご応募をいただき誠にありがとうございました。選考の結果、全1393作品(577名)の中から、以下のとおり受賞作品が決まりました。
 表彰式・句碑披き(金賞受賞作品2句)は、平成18年9月16日(土曜日)11時より、第43回石狩さけまつり会場の弁天歴史公園内「運上屋棟」で行いました。

受賞作品 

金賞

  • 海昏れて雁が音を待つ空の色(札幌市 岡澤康司)
    (講評)
    さすがに老練で隙のない表現は、その世界を眼前に彷彿とさせてくれ、昏れかかった海に対し雁を待つ作者の気持ちが、空の色と共に深みを持った作品であるとともに、俳句の持つ省略を生かせた表現で素晴らしい。
  • *瑰や海に向きたる漁夫の墓(*は王に攵)(松前町 川内谷弘美)
    (講評)
    非常に完成しており、ゆえにもしかすると類型句があるかもしれないが、それを遥かに越えて、光景が眼前に浮かび、実に素晴らしい。

銀賞

  • 盆の音に合わせて返す波の音(石狩市 砂子一美)
    (講評)
    盆踊りの囃子と波の満ち引きがハモっている様子が現実的でもあり、空想的でもあるところが、この作を非凡な句に仕上げている。
  • 禰宜の沓砂に埋もるる海開き(福井県 宇賀治光民)
    (講評)
    石狩八幡宮の禰宜さんが海開き用に正装されたまま、沓もそのままに磯づたいに出られた様子が思われる句である。
  • ハマナスや大の字に寝て海を聴く(石狩市 楠瀬正則)
    (講評)
    横に伸びる石狩のハマナスを詠んだ大胆な発想の中に、特に、下五の「海を聴く」の抑えが素晴らしい。

銅賞

  • 幾百の波の変貌海夕焼(小樽市 木原槙枝)
    (講評)
    海の夕焼けがまさに目に浮かぶ一句で、金賞作品と遜色ない。
  • 朱夏の海喜怒哀楽の川を抱く(小樽市 眞壁睡渓)
    (講評)
    大雪山系石狩岳を源に流れ出した川の長い流れの中に、人生の色々な思いを秘めて河口のまち石狩まで流れつき、そして、夏の海に入る様をよく詠まれている。
  • 浜風にページめくらせ孫と昼寝(埼玉県 松川靖)
    (講評)
    少し説明くさいが、孫と昼寝をしていると風がページをめくっていく様子が、ほのぼのとしていて良い句である。
  • 猛りつつ海地吹雪を丸呑みに(札幌市 墓田政子)
    (講評)
    ごうごうとまっている地吹雪を海が一呑みにしていく、大変石狩らしい一句。
  • 海開き足にはじめの波ひとつ(兵庫県 久保田智子)
    (講評)
    海開きの日に、足に波が寄せる感じ方が優しい句。海開きの様子をよく表現している。
  • 海よりの風しばれつく無辜の像(札幌市 木村一雄)
    (講評)
    冬の石狩は寒い。全てがしばれつく様な冬だ。ハマナスも浜えんどうも枯れつくした浜辺にぽつねんと残された本郷新の無辜の像の寂しさが、五七五の中によく詠まれている。
  • 風吹いて波とかもめのシンフォニー(札幌市 佐藤幸江)
    (講評)
    一見単純で作句も簡単そうだが、海辺に行くと、なるほどピッタリの光景を見たような気になる。
  • 海風が風鈴鳴らす喫茶店(兵庫県 小林勝)
    (講評)
    海岸近くに喫茶店があり、海風が風鈴を鳴らす。あまり難しい言葉を使わず、明るくて素直な表現の一句。
  • 海開き僕の季節がやってくる(大阪府 里高志)
    (講評)
    少年の喜びが感じられ、良く表れている。海開きが自分に向かってくる様子が分かる一句。
  • 海明けや漁をつぐはたちの児(幌加内町 坂本朱実)
    (講評)
    厚田、浜益の漁村では、漁師の後継ぎが少なくなった時に、高校を卒業して二十才になった息子が、長い冬が終わって春が来た浜辺で後を継ぐ決意が思われて良い句である。
  • 雲海に裾持ち揚げる羊蹄山(札幌市 長瀬春枝)
    (講評)
    羊蹄山がどっかと座ると、雲海が上手に裾をめくっているように見え、雄大な景色が広がる。

いしかり芸術座賞(1点)

  • 夕焼けの色に寄り添ふ日本海(石狩市 日下久夫)
    (講評)
    明るく鮮明な夕焼の色と、静かに日本海が寄り添う様子がありありと目に浮かぶ。

選者

奥田智久(岩見沢ホトトギス会会長)
小泉千孝(石の花俳句会代表)
河野博光(元北海道新聞本社出版局長)
高木憲了(石狩文芸同好会会員)
五十嵐正勝(いしかり芸術座運営委員会会長) (順不同)

表彰式

日時
平成18年9月16日(土曜日) 11時から
場所
弁天歴史公園内「運上屋」

銀賞の楠瀬さん
銀賞の楠瀬さんの写真

銅賞の木原さん
銅賞の木原さんの写真

市長・教育長・運営委員と記念写真
市長・教育長・運営委員との記念写真

会場内に飾った短冊
会場内に飾った短冊の写真

句碑の前で挨拶をする故岡澤氏のご子息
句碑の前で挨拶をする故岡澤氏のご子息の写真

句碑の前で挨拶をする松前町の川内谷氏
句碑の前で挨拶をする松前町の川内谷氏の写真

選考会

日時
平成18年8月8日(火曜日) 13時から
場所
楽山居(弁天歴史公園内)
選考会の様子1選考会の様子2