男女共同参画関連用語
印刷用ページを表示する 掲載日:2014年7月31日更新
男女共同参画関連用語
あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行や行 ら行 わ行あ行
- アンペイドワーク(unpaid work)
無償労働と訳され、賃金、報酬が支払われない労働、活動を意味します。
具体的には、家事、介護・看護、育児、買物などで、その大半は女性が担っているのが現状です。 - エンパワーメント(empowerment)
「力をつける」こと。女性が経済的・政治的・社会的に自己決定力を身に付けて力を持った存在になること。
か行
- 隠されたカリキュラム
教科書で学ぶ知識ではなく、学校生活の中で社会の価値観や規範を学ぶこと。出席簿や委員長は男子で副委員長は女子など、女子は男子の後をついていくのが良いという考えを両性に植えつけること。 - 家族経営協定
家族経営が中心の日本の農業において家族一人一人の役割と責任が明確化し、男女を問わずそれぞれの意欲と能力が十分に発揮できる環境をつくるために、農業経営を担っている世帯員相互間のルールを文書にして取り決めたもの。 - 間接差別
表面的には男女異なる取扱いをしていなくても、一方の性の構成員に不利益や差別的な扱いを与えること。 - 合計特殊出生率
15歳から49歳までの女子の年齢別出生率を合計したもので、1人の女子が仮にその年次の年齢別出生率で一生の間に生むとしたときの子ども数。平成16年の合計特殊出生率は全国で1.29人、北海道は1.19人で全国第44位となっています。 - 固定的性別役割分担
「男は仕事・女は家庭」、「男性は主要な業務・女性は補助的業務」等は固定的な考え方により、男女を問わず個人の能力等によって役割の分担を決めることが適当であるにもかかわらず、男性、女性という性別を理由として役割を固定的に分けること。
さ行
- 参加と参画
「参加」は仲間に加わること。「参画」は単に参加しているだけではなく、積極的、主体的に参加するという意味で捉えられている。狭義は企画や決定に関わり、意見を反映させていくという意味。 - ジェンダー(gender)
男女の生物学的な性別ではなく、「男らしさ、女らしさ」や「男は仕事、女は家庭」といった、社会的、文化的につくられた性、性別、性差をいう。時代や社会、文化によって左右される。 - ストーカー行為
特定の者に対する恋愛感情などの好意の感情、またはそれが満たされなかったことに対する怨根の感情を充足する目的で、特定の者またはその配偶者、その他親族などに対し、つきまといや面会・交際の要求をしたり名誉を傷つけるような行為などを繰り返し行うこと。 - セクシュアルハラスメント(sexual harassment)
一般的には、相手の意に反する性的な言動で、それに対する対応によって仕事を遂行するうえで、一定の不利益を与えたり、就業環境を悪化させること。
た行
- 男女共同参画社会
男女が社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うべき社会。 - ドメスティック・バイオレンス(domestic violence)
英語の『Domestic Violence』を直訳すると『家庭内暴力』になりますが、日本では「夫や恋人など親密な関係にある、またはあった男性から女性に対して振るわれる暴力」という意味で使われています。単に身体的に傷つけられることだけではなく、心を傷つける行為もすべて「暴力」とされます。
は行
- ポジティブ・アクション(positive action)
様々な分野において活動に参画する機会の男女間の格差を改善するため、必要な範囲内において、男女のいずれか一方に対し、活動に参画する機会を積極的に提供すること。男女共同参画基本法第2条では『積極的改善措置』として規定されています。
ら行
- リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康/権利)
平成6年にカイロで開催された国際人口・開発会議において提唱された概念で、今日、女性の人権の重要な一つとして認識されています。妊娠・出産・中絶などに関わる女性の健康を重視し、いつ何人子どもを産むか産まないかを選ぶ自由、安全で満足のいく性生活など、女性が生涯にわたって自分の健康を主体的に守る権利のことをいいます。