(1)発掘1
 
 (2)発掘2
 
 (3)発掘3
 
 (4)清掃
 
 (5)実測
 
 (6)取り上げ1
 
 (7)取り上げ2
 
 (8)取り上げ3
 
 (9)取り上げ4
 
 (10)取り上げ終了

 柵とりあげまでの工程

割木に横木を添えて木の皮で編んである。

柵 (WPT)

*サムネイル画像をクリックしてください。

「柵」のような遺物はこれまで国内では出土したことはありません。したがって、誰も取上げた経験はありませんでした。
しかし、出土しても遺物を放置しておくと、劣化して焼いたスルメのように丸まってしまいます。ともかく取上げることにしました。

ウレタンで包んで、重機で取上げるという選択肢もありましたが、数が多くてとても時間的に間に合いそうにありませんでした。
そこでとりあえず力業で取上げることにしました。この方法がとれたのは、「柵」が埋まっている地層が主に砂礫であったためです。