彭州(ほうしゅう)市の概要
印刷用ページを表示する 掲載日:2014年7月31日更新
産業は、稲、麦、野菜、果物、乳牛、豚など多くの農産物を産し、農牧業が彭州市経済を支えてきました。また漢方薬材の主産地でもあり、彭州市内でも漢方薬の中間製品を製造しています。近年は工業団地を造成し、国内外から企業誘致を進めているなど、工業化が図られています。最近中国政府から発表された「西部大開発プロジェクト」では四川省が中核的な位置であり、彭州市も今後の発展に大きく期待されています。
彭州市の花は「牡丹」であり、中国三大牡丹の産地の一つとして知られています。郊外の「丹景山」では毎年春には「牡丹まつり」が開催され、多くの観光客が訪れます。今回の記念植樹もこの丹景山で行われ、牡丹と石狩市の花「ハマナス」が植えられました。
彭州市の建物や人々の様子を見ると、まさにこれから開発が進められようとしていることが感じられます。中心部はデパートや銀行などのビルが立ち並び、また商店やレストランも軒を並べていますが、一歩郊外に出るとまだ整備されていないところも見受けられ、古い建物が並んでいます。
道路には自動車や自転車はあまり多くなく、成都市や上海市のような混雑した感じではなく静かなまちです。ただ、田畑しかないような郊外に出ても人が途切れることはありませんでした。本当に人口が多いということを実感しました。
地元の普通の市民と触れ合う機会はほとんどありませんでしたが、人々の目にバイタリティーを強く感じました。