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彭州(ほうしゅう)市の概要

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年7月31日更新


彭州市の様子1

彭州(ほうしゅう)市は、中国西南部、長江(揚子江)が流れる四川省の中央部にあります。四川省の省都、成都市のとなり、北西約40キロメートルに位置する、人口約76万人のまちです。76万人のまちですが彭州市が載っている地図はほとんどなく、さすが国民総数13億人になろうとする大きな国です。緯度は鹿児島市とほぼ同じで、気候は湿潤、土地も肥沃であり、農業には非常に適した土地です。成都平原一帯は「天府金盆」ともいわれ中国でも豊かな土地として有名です。
 産業は、稲、麦、野菜、果物、乳牛、豚など多くの農産物を産し、農牧業が彭州市経済を支えてきました。また漢方薬材の主産地でもあり、彭州市内でも漢方薬の中間製品を製造しています。近年は工業団地を造成し、国内外から企業誘致を進めているなど、工業化が図られています。最近中国政府から発表された「西部大開発プロジェクト」では四川省が中核的な位置であり、彭州市も今後の発展に大きく期待されています。
 彭州市の花は「牡丹」であり、中国三大牡丹の産地の一つとして知られています。郊外の「丹景山」では毎年春には「牡丹まつり」が開催され、多くの観光客が訪れます。今回の記念植樹もこの丹景山で行われ、牡丹と石狩市の花「ハマナス」が植えられました。
 彭州市の建物や人々の様子を見ると、まさにこれから開発が進められようとしていることが感じられます。中心部はデパートや銀行などのビルが立ち並び、また商店やレストランも軒を並べていますが、一歩郊外に出るとまだ整備されていないところも見受けられ、古い建物が並んでいます。
 道路には自動車や自転車はあまり多くなく、成都市や上海市のような混雑した感じではなく静かなまちです。ただ、田畑しかないような郊外に出ても人が途切れることはありませんでした。本当に人口が多いということを実感しました。

彭州市の様子2

彭州(ほうしゅう)市に限らず、レストランがいたるところにあります。聞くと三食すべて外食する家庭も多いということです。朝はお粥、昼は麺類が多いそうです。カフェテラスのように店の外のテーブルで仲間とおしゃべりしながら、人の行き来を見ながら食事している風景をよく見かけます。そういうところで地元の人に混じって食事をしてみたいと思いましたが、今回はかないませんでした。


 地元の普通の市民と触れ合う機会はほとんどありませんでしたが、人々の目にバイタリティーを強く感じました。

彭州市の様子3