令和5年5月8日 市長メッセージ(市民・事業者の皆さまへ)
令和5年5月8日 市長メッセージ(市民・事業者の皆さまへ)
市長メッセージ(市民・事業者の皆さまへ)
市民・事業者の皆さまには、長期にわたり新型コロナウイルスの感染拡大防止対策にご協力・ご尽力をいただき、心より感謝申し上げます。
我が国で初めて新型コロナウイルスの感染者が確認されたのは令和2年1月でありました。未知の感染症ということもあり、感染者、濃厚接触者、医療・介護従事者等、更にはその家族に対する偏見や差別、感染リスクが高いと考えられる業種や事業者への心ない言動などが問題となりました。
市としては、2月初旬に「感染症(新型コロナウイルス、インフルエンザ)に備えて」のパンフレットを認定こども園や小中学校に配布、町内会でも回覧周知するなど、プライバシーに配慮しつつ、多くの情報を提供してまいりました。2月中旬には対策本部会議を立ち上げ、速やかに「石狩市新型インフルエンザ等対策業務継続計画」を策定いたしました。
また、当時は市場におけるマスクや消毒用アルコールの不足が深刻で、開店前のドラッグストア等にそれらを買い求める客や、空っぽになった棚の映像が繰り返し放送されており、こうした状況に対応するため、市内交通事業者や介護施設、医療機関、小中学校等へ、市が保有するマスクや消毒用アルコールを優先的に配布してまいりました。
2月下旬には北海道が緊急事態宣言を発出し、その後は、度重なる小中学校の休業や公共施設の閉鎖等、多くの社会活動が止まることとなりました。
市では、長引くコロナ禍での社会的影響を最小限にするべく、感染拡大防止や新しい生活様式へのきめ細かな対応と合わせて、コロナ対策と社会経済活動を両立させるため、経済的に厳しい状況下にあるひとり親世帯への支援や、プレミアム付商品券の発行により市内の消費を喚起し活性化を図ってまいりました。
国は、5月8日(本日)以降、感染症法上の位置づけを「2類相当」から季節性インフルエンザと同様の「5類」に引き下げることを決定しており、3年に及んだコロナ対策は大きな転換点を迎えることとなります。このことから市では、一部の公共施設で実施していた入場人数の制限や開館時間の短縮等を解除いたします。
街中では、観光客の姿も多くなり、コロナ禍前の日常の風景に戻りつつある一方、いまだにコロナ禍による大きな影響を受けている方、体調が戻られない方等、不安を抱えている方も多いことと思います。
法律が変わったからといって社会が急に変わるものではなく、コロナ禍による影響や物価高騰など、社会はまだ不安定な状況です。市では引き続き、市民の不安に寄り添った施策を進めてまいりたいと存じます。
令和5年5月8日
石狩市長 加藤 龍幸
令和5年5月8日 市長メッセージ(市民・事業者の皆さまへ) [PDFファイル/485KB]