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日本脳炎の予防接種について

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年1月24日更新

日本脳炎について

 日本脳炎は、蚊によって運ばれるウイルスの感染によっておこる脳などの病気です。ブタなどの体内で増えた日本脳炎ウイルスが、蚊(国内では主にコダカアカイエカ)によって媒介されることによって感染します。人から人に感染することはありません。
 患者の発生数は、近年では毎年10人以下の方々が西日本を中心に発生するにとどまっており、北海道における患者の発生はありません。

日本脳炎ワクチンの接種による効果と副反応

(1) 日本脳炎ワクチンの効果
 日本脳炎ワクチンは、3回の接種(1期初回及び追加)で日本脳炎の発症を予防可能なレベルの免疫(基礎免疫)を獲得し、その後概ね5年から10年毎に1回接種(2期)することで、免疫を維持することが期待されています。

(2) 日本脳炎ワクチン接種による副反応
 軽い副反応として、発熱、せき、鼻水、接種部位の赤み・腫れなどがあります。

まれにアナフィラキシー様症状(注1)、急性散在性脳脊髄炎(adem)(注2)、脳症、けいれん、血小板減少性紫斑病(注3)などの重い副反応も報告されています。(平成26年度末の報告では、延べ89万回の接種のうち6件。)

注1 アナフィラキシー様症状:呼吸困難、じんましんなどを症状とする重いアレルギー。
注2 急性散在性脳脊髄炎(adem):頭痛、嘔吐、意識の低下などを症状とする脳などの病気。
注3 血小板減少性紫斑病:血小板の減少により、出血しやすくなるなどの病気。皮膚の下で出血して青あざができることがある。 

効果と副反応を理解した上でご判断いただき接種願います。
なお、予防接種後、副反応と思われる症状等でご心配なことがありましたら、接種した医師にご相談ください。

定期予防接種の対象者等

詳しい定期予防接種の対象者は以下のとおりとなります。
生年月日により、対象期間が異なりますのでご注意ください。


(1) 平成21年10月2日以降に生まれた方
 基本的には標準的接種期間による接種となりますが、既に4歳を超えている方など標準的接種期間により接種できない場合は、定期予防接種対象者要件の範囲で接種することができます。

○標準的な接種期間
 1期  3歳以上4歳に達するまでに1回目、2回目を接種
      4歳以上5歳に達するまでに3回目を接種
 ※接種間隔は1回目から2回目が6日~28日、2回目から3回目が概ね1年となります。
 2期  9歳以上10歳に達するまでに4回目を接種

○定期予防接種対象者
 1期  生後6か月以上生後90か月(7歳6か月)に達するまでに3回目まで接種
 2期  9歳以上13歳に達するまでの間に4回目を接種

《注意事項》
 1) 平成25年4月2日以降に生まれた方は、可能な限り標準的な接種期間による接種をお願いします。
 2) 平成25年4月1日以前に生まれた方のうち、4歳に達するまでの日数に余裕のある方は、可能な限り標準的な接種期間により接種をお願いします。なお、近く4歳に達する方や既に4歳以上の方は、3回目までを生後90か月(7歳6か月)に達するまでに接種間隔を考慮したうえで計画的に接種し、4回目は9歳以上13歳に達するまでに接種をお願いします。
 3) 7歳6か月から8歳11か月の方は定期予防接種の対象外となります。


(2) 平成19年4月1日以前に生まれた方で20歳未満の方
 この要件は特例措置となります。年齢に関わらず20歳に達するまでの間に1期と2期の計4回接種が可能です。

○過去に接種歴がない方
 1回目から2回目は6日以上(標準的には6日から28日)、2回目から3回目は6か月以上(標準的には概ね1年)、3回目から4回目は6日以上(概ね5年の間隔をあけることが望ましい)の接種間隔により接種。

○過去に接種歴のある方
 6日以上(3回目の接種の場合は前回接種から6か月以上)の間隔をあけて残りの回数を接種。

●年齢及び月齢の解釈について
 1) ○歳以上とは、○歳の誕生日の前日からとなります。例えば「3歳以上」の場合、平成25年4月2日生まれの方は平成28年4月1日からとなります。
 2) ○歳に達するまでとは、○歳の誕生日の前日までとなります。例えば「5歳に達するまで」の場合、平成23年4月1日生まれの方は平成28年3月31日までとなります。
 3) 20歳未満とは、20歳の誕生日の前日までとなります。例えば、平成8年10月1日生まれの方は平成28年9月30日までとなります。

保護者が同伴できない場合

 16歳以上の方は、保護者の同伴や同意がなくても、ご本人の意思で接種することができます。 

 13歳から15歳のお子様については、あらかじめ保護者の同意が確認できた場合は、保護者の同伴がなくても接種が可能です。

【保護者が同伴しない場合に必要なこと】
 1.保護者の方はあらかじめ、予診票の裏面に記載の各事項をお読みいただき、「日本脳炎予防接種保護者同意書」欄に署名願います。
 2.予診票表面の下欄にある保護者自署欄に署名願います。
 3.接種当日は、接種を受けるご本人が、上記1、2の記入をした予診票を実施医療機関にご提出ください。

実施医療機関と予診票など

予防接種の実施医療機関、各種予診票、同意書については、下記のリンク先を参照してください。

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