俳句のまち~いしかり~「俳句コンテスト」
俳句コンテスト表彰式
令和3年10月27日(水曜日)に第17回俳句コンテストで天位を受賞された小玉富士子さんに表彰状が授与されました。
受賞作は「あい風やカムイチェップの海さわぐ」。カムイチェップとはアイヌ語で神の魚。鮭や鰊が豊漁になることを願って詠まれたとのことです。小玉さんの天位受賞は2012年に続き2度目。弁天歴史通り沿いのいしかり砂丘の風資料館近くに作品を刻んだ句碑が建てられました。
表彰式が行われた弁天歴史公園の「楽山居」は、道央圏最古の俳句結社「尚古社」最後の社主にして石狩病院院長であった鈴木信三氏によって戦前に建てられ、盛んに句会が催されたところを2000年にかつての面影を残して蘇らせた建物です。
コロナ禍の中、全体での表彰式開催は叶いませんでしたが、俳句のまちいしかりの聖地ともいえる場所で、石狩市民の小玉さんに表彰状が授与されたのは、とても意義深いことであります。
【表彰式出席者】
天位受賞者 小玉 富士子
選 者 北海道俳句協会 顧問 小西 龍馬
北海道俳句協会 常任委員 横山 いさを
主 催 特定非営利活動法人石狩市文化協会 会長 富木 須磨子
共 催 石狩市 副市長 鎌田 英暢
石狩市教育委員会 教育長 佐々木 隆哉
特定非営利活動法人石狩市文化協会のホームページはこちらです。
選考結果
特定非営利活動法人石狩市文化協会のHPにて過去の選考結果や開催情報が見られます。
(左から3人目、平成29年度天位に選ばれた樋口博氏)
俳句のまち~いしかり~
石狩市では、道央地区最古の俳句結社「尚古社」が結成されるなど、本町地区を中心に俳句が大変盛んに行われていました。
この歴史的背景に着目し、古き時代を偲び、新たに「俳句のまち・いしかり」を次代に伝えるため、平成17年度から俳句コンテストを実施しており、今年で12年目を迎えました。
俳句コンテスト(一般)で天位を受賞した作品につきましては、句碑(木碑)として石狩発祥の地「弁天歴史通り」に3年間設置いたします。
弁天地区の句碑について
弁天地区には、俳句コンテストの句碑が計13基建立されています。平成28年度句碑マップはこちら [PDFファイル/345KB]