兼安 杏子(かねやす きょうこ)さん〔浜益生活インターンチャレンジ〕
8月1日(木曜日) 「到着しました」
私は生まれも育ちも東京都なので、1人で北海道へ出かけたことはありませんでした。
はじめての一人旅、電車の乗り違えを起こしたり、道に迷ったりと、問題は多く発生したのですが、17時50分頃、インターンシップ先の「民宿 日本海」(※石狩市浜益区川下)へ到着することができました。
水平線に夕日の円が重なることで生み出された夕暮れの光が、旅の疲れを癒してくれました。
一段落つき、夕食を頂いた際に、民宿の方々とお話をしました。人と話をすることがあまり得意ではないので、これから積極的に話をして会話に慣れていきたいと思います。
8月2日(金曜日)「はじめての仕事でした」
今日ははじめての仕事を行いました。
内容としては、客室の備品の追加、布団シーツの交換、トイレ掃除、風呂掃除などです。
これらを指導を受けながら行いました。はやく備品やシーツの位置を覚えてスムーズに行えるようにしたいです。
今日は午前中で仕事が終わったので、15時頃に周囲を散歩しました。海が近いからなのか風が吹いていて心地よかったです。
明日は休暇をいただきました。旅の疲れが出始めたので、ここでしっかり疲れを取りたいと思います。
8月4日(日曜日)「少しずつ慣れてきました」
本日は仕事日で午前午後で仕事しました。
午前は、はじめに2日同様、部屋掃除をしました。やりかたを覚えてきたのでよりスムーズに行うことができました。
その後、トイレ掃除をし、廊下や玄関の床掃除をしました。
昼食にカレーをいただきました。香辛料が効いていて美味しかったです。具材が大きかったので食べ応えがありました。
午後は厨房に入り、えびの解凍・殻むき・きゅうり切り、皿洗いなどを行いました。えびは触覚の先が尖っていて時々痛かったです。
明日もまた仕事があるので、しっかり寝てしっかり働きたいです。
ちなみに、8月3日は休暇日でした。
せっかくの休暇ですので昼食は外食にしようと思い、近所にあります「みさき食堂」さんにおじゃまして浜ラーメンとミニいくら丼のセットを注文しました。
具材が盛りだくさんで、ウニも臭みがなくなめらかで美味しかったです。ただ、女性である私が食べるには少し張り切りすぎてしまったかなと感じました。
反省です。
食後から夕方までは部屋でのんびり過ごしていました。少し昼寝をしたのでいくぶんか元気になったように思います。
19時にバーベキューをするということで砂浜のほうへ向かいました。砂浜へ立ち入ったのが今回を含めて人生で2回目でした。
慣れない砂浜では歩き方がわからず、靴にたくさん砂が入ってしまいましたが、太陽が赤色に輝いていて素敵でした。
バーベキューではジンギスカンやスペアリブなどのお肉、お野菜を焼いて、楽しくいただけました。
明日からまた仕事ですが、体調に気をつけながら真剣に取り組んでいきます。
8月5日(月曜日)「厨房作業は大変」
今日も仕事日で、午前中は掃除、午後は料理の仕事を行いました。
午前の掃除では、床の掃除機やモップがけをしました。昨日も掃除機、モップがけは行ったのですが今日は手際よく行えてよかったです。
お昼はチャーハンを頂きました。丁度よい塩加減で美味しかったです。しっかり食べたおかかげで午後も頑張ろうと思えました。
15時30分から厨房に入り、料理の仕事を行いました。レタスと大根と水菜とツナのサラダを作ったり、お客さん用のおかずを盛り合わせたりしました。
また、今日は鶏肉を扱いました。肉を切り分ける作業からはじめて、味付け、そして焼く作業まで行いました。
民宿日本海さんに来てから、初めての火を使った調理でした。焼く際に油がはねてとても熱かったのですが、火傷をすることなくしっかり焼けたので、良かったです。
写真は焼いている途中のものです。
明日は休暇日となりました。前回の休暇日同様にのんびり過ごしたいと思います。
8月7日(水曜日)「折り返し地点」
今日で滞在7日目。ついに折り返し地点となりましたが気を抜かず最後までやりぬきます。
今日は午前中は掃除をしました。本日は自分とインターン生と2人で行ったのでスムーズに行えました。
お昼ご飯は半田麺をいただきました。うどんのようなもちもち食感とひやむぎのような滑らかな食感で美味しかったです。
午後は厨房に入り、作業をしました。
トマトやきゅうり、タマネギ、しめじ、鶏肉と、様々な食材を切りました。普段料理は母に任せてしまっているため、あまり包丁が上手く扱えません。改めて母に感謝しないといけないと感じさせられました。
夕飯では、事前に作って頂いたチキンライスを使って、オムライスを作ることにしました。卵をかたくせずに焼くのはとても難しかったです。
8月10日(土曜日)「繁忙期突入」
今日からお盆シーズンということで食堂の営業が始まりました。
まずはじめに、丼物を注文した際の締めで「あつめし」としていただけるように岩のりやエビ油などのセットを用意しました。
セットを用意した後はお土産として、増毛産甘海老を使用した海老粉の小袋を作成しました。
袋が切れてしまったり、海老柄のテープを長くしすぎてしまったりと難航しましたが、何とか完成しました。香りがとても香ばしく海が近い浜益ならではだなと感じました。
食堂で出す食材はすべて新鮮なものです。丼物は以下のようにしてお客様にお出しします。本日は漁が行われなかったため、ウニは仕入れることができませんでした。そのため、サーモンやいくら中心となりました。
初めての食堂営業に戸惑いの1日でした。明日からはお客様が増えると予想されますので、スムーズに行動できるよう手順を覚えるようにしたいです。
8月11日(日曜日)「食堂は大忙し」
本日は昨日とうってかわって日差しのある晴れの1日となりました。
晴れたことにより、非常に多くのお客様がご来店なさいました。注文を運んだり皿を洗ったりと大忙しでした。
残念ながら本日も漁が中止されたためにウニを出すことができませんでした。明日はウニが出せるように願います。
入口には食堂営業ののぼりがたっています。
こののぼりを見ると明日で最後の仕事なので今まで以上に頑張りたいと思えます。
夕方にはお客様にお出しする夕飯の支度の手伝いをしました。鍋の具材を分配したり、海老を盛り付けたりしました。
明日が最後の仕事になってしましました。長いようで短かったです。
最後の業務、全力で取り組みます。
8月12日(月曜日)「ついに最終日」
今日はついに最終日となりました。最終日だからといって動揺せずに最後まで取り組むことができました。
午前中は食堂の開店準備をしました。3回目となるとスピードがとても早くなりました。
食堂を開店してからの仕事では、注文のものにわさびをつけ忘れかけたり、おしぼりを置き忘れたりとミスをたびたび起こしてしましました。でも、お出しするもの自体にミスを起こしていないのでひと安心しました。
本日の最後の夕飯では、いくらやサーモン、海老をたくさんいただきました。新鮮でとても美味しかったです。
やっと民宿の仕事に慣れてきたと思えば最終日。
この2週間弱を、仕事を把握できず、1日が長く感じた初めの頃が懐かしく思えるほどには長くも感じますし、もう最終日になってしまったのかと短くも感じています。
浜益での2週間、人の役に立つにはどうすればよいのか、どのように行動をすれば効率的かを常に考えさせられました。この貴重な経験を人生に活かしていきたいです。
民宿日本海の方々、石狩市役所の方々、このインターンに関係したみなさま方に感謝しています。
貴重な体験をありがとうございました。