日野 志穂(ひの しほ)さん〔浜益生活インターンチャレンジ〕
8月2日「初めての北海道!」
8月2日から8月13日まで石狩市マルチワークインターンシップに取り組ませて頂くことになりました、大正大学2年日野志穂です。
今日はお世話になる民宿日本海まで、無事に到着できるかや、上手くやっていけるのかがとても不安でしたが、バスで宿舎まで移動している際に見た海の景色がとても綺麗で、不安よりもこれから始まるインターンでの活動が楽しみで心がいっぱいになりました。
無事に民宿日本海に到着し、宿舎の方々が温かく迎えてくださったのに加え、宿舎から見える夕日の美しさにも、更に楽しみを感じました。
明日からインターンが始まります!
民宿日本海の方々に歓迎会をしていただき、どんな活動をするのかや見所を伺い、明日からの活動にとても心を踊らせています。
多くの人と関わり、知識を学ぶことで、インターンを終える頃には、今まで知らなかった自分の一面や、成長したところを発見できるよう、一生懸命頑張ります!!
8月3日(土曜日)「わくわくが止まらない!」
今日は初就業日でした!
民宿日本海から車で30分くらいの厚田キャンプ場で、高いところからワイヤーロープを滑車で滑る、ジップラインの「アツターザン」というアクティビティのお手伝いをさせていただきました。
まずはジップラインをする際の注意事を聞いたり、自分達がスタッフとしてお客様に説明する際の練習をしました。
命綱など、スタッフが必ず確認しなければならないことがあったので、責任感を強く感じる仕事だと思いました。
一度練習で全4コースを滑ってみました。
コースはだんだん長くなり、高さも増していきます。最後の4コース目は、高さ10mの木から滑るので、少し怖くなりましたが、勇気を出して飛んでみると、ほどよい風や山の景色が美しく、すぐに怖さがなくなり、楽しむことができました。
朝は曇っていたので、なかなかアツターザンに参加してくださるお客様が現れなかったので、
民宿日本海の方が作ってくださったお弁当を食べて、元気を取り戻してからチラシ配りへ。
(お腹が空きすぎて写真を撮る前にいくつか食べてしまいました)
その後、ジップライン宣伝のために、4コースあるうちの第3コースを2回ほど滑ったりもしました。
午後からはチラシや宣伝の効果もあってか、たくさんのお客様がいらしてくださり、お客様への対応に少し手間取ることもありましたが、
皆さんと一緒に楽しみながら一日の作業を終えました。
その後、キャンプ場の方が民宿日本海まで車で送ってくださいました。
その過程で、厚田キャンプ場では鮭の稚魚を地元の川の水で育てており、その水を覚えさせ、放流することで、4~5年後にまたその鮭が戻ってくるようにしているお話などを伺いました。
知らなかったことばかりで、とても勉強になりました。
本日の夕飯は砂浜でバーベキューでした!!
初めてのジンギスカンを食べましたが、思っていたよりも柔らかくて、脂がのっており、とても美味しかったです。
また、バーベキュー中に「浜益みなと祭り」の花火大会が始まりました。
ジップラインのキャンプ場から送ってくださった方のお話によると、この「浜益みなと祭り」は、浜益を盛り上げようと漁師の方が主催しているそうです。
センスがなくて上手く写真を撮れませんでしたが(泣)、大きな花火が何発も打ち上げられていて、夏を感じました。
今日は初めての体験をたくさんさせていただき、北海道の魅力についてほんの少しではありますが知ることができました!
明日もジップラインのお仕事をさせていただけるそうです!
明日は日曜日で、より多くのお客様が来そうなので、今日よりもスムーズに仕事に取り組めるよう頑張ります!
8月4日(日曜日)「見所があり過ぎて」
今日のお仕事も、朝9時から、厚田キャンプ場のジップラインで始まりました。
乗り方などは昨日説明を受けていたので、ジップラインに使う道具の準備をした後、試運転をしました。朝からとても天気が良く、キャンプ場の景色を堪能できました。
試運転を終えると、お客様にジップラインの乗車方法を説明する仕事へ。昨日よりもジップラインで使う滑車や、紐や金具を繋げるカラルビナの装着もスムーズになり、お客様とも積極的にコミュニケーションがとれました。
お昼休憩に入り、ジップラインの仕事を教えてくださった向さん方と、厚田の地元漁師・農家の方々が主催するお祭りへ向かいました。会場は漁船にある旗で囲われていて、とてもカラフルでした。また、たくさんの漁師の方が、朝捕獲した魚や貝を調理しており、すぐに食べれるようになっていました。ここで宿舎の方々が作ってくださったお弁当と、焼きウニ、ホタテなどを食べました。お寿司などで食べるミョウバン漬けのウニは苦手でしたが、獲れたてのウニ甘くて濃厚で本当に美味しかったです。ホタテもプリプリで、ずっと食べられるのではないかと思うほど美味しかったです。
お昼を食べ、元気になった後は、お客様とのジップライン体験の再開です!何度か作業を繰り返すうちに、お客様に土、日、祝日開催していることや、4コースで全長400メートルのコースになっていること、最後のコースは高さ10mの木から160m滑ることなどの説明がスムーズにできるようになり、更にコミュニケーションがとれて嬉しかったです。
下の写真は高さ10mの木がある最後のコースです。
今日はとても暑くて汗が止まりませんでしたが(笑)、何度滑っても飽きなくて楽しい時間を過ごせました!
仕事が終わり、民宿日本海に送っていただいている最中に、急遽念願だった道の駅石狩「あいろーど厚田」で夕日を見られることに。夕日が赤くなる日没まで時間があったので、施設内のお店を回ったり、道の駅の記念スタンプを、あいろーど厚田のパンフレットに押して回りました。
その後、恋人の聖地にも行きました。ここは最上階から見える景色がとても綺麗で、また、多くのカップルが二人の名前を書いた鍵をくくりつけていたり、ハートの形をした可愛らしい石像がありました。向さんによると、この石像には秘密があるらしく、紙を石に当てて薄く鉛筆で擦ると、何かが浮かび上がるそうです!(私はそれを知る前に戻ってしまいました)。
また、道の駅の駅長にもお会いしました。道の駅から見える積丹半島や、昔の厚田は、ニシンの取り争いが起こるほど、ニシンの大漁港だったというお話、冬には群来(くき)という、ニシンの産卵で海が白くなる現象などのお話を伺いました。とても優しい方で、一緒に写真も撮っていただきました。
せっかくなので、駅長とも閉館ギリギリまで夕日を一緒に見ることに。一度雲に隠れてしまい、もう日が出てこないかと思いましたが、また雲の間から出てきて、夕日を見ることができました。普段はなかなか見られず、またいつもよりも色が赤くて珍しい現象だったそうです。
宿舎に戻り、今日はご飯を食べながら皆で新しいメニューについて考えたりしました。意外とアイデアがすぐに出なくて大変でしたが、こうやって新しいものが出てくるのかと思うと楽しくも感じました。
今日も沢山の方と関わり、石狩について知ることができた一日でした。
今日紹介したこと以外にも、まだまだ見所が石狩市にはたくさんあります!
明日もそんな見所を伝えられるよう、仕事も今日の記録も頑張ります!
8月5日(月曜日)「神経を使って!」
今日の午前中は民宿日本海の掃除をしました。インターンが始まってから、民宿日本海でのお仕事は初めてだったので少し緊張気味…!
お風呂掃除やシーツ交換、掃除機掛けなど、普段の生活でやってはいるものの、いざお客様が使用されると思うと、とても集中する作業でした。
掃除の後は海の家でかき氷作りやデリバリーのお手伝いへ。
かき氷は「ふわふわの白くま氷」という商品名が付いているのが納得しすぎてしまうほど、本当にフワフワで美味しいです!
始めはかき氷作りに焦ってしまう場面もありましたが、慣れてくると別の種類のかき氷を同時に作れるようになりました!ただ、私は美的センスがないので盛り付けが少し難しかったです(笑)
また、海の家目の前にはスラックラインがあります。
初めてやりましたが、10秒間片足で立つだけでも大変でした。
またやれたら歩けるようになりたいです!
今日も一日、失敗することもありましたが、仕事にしっかり取り組めました!
明日はお休みをいただきました。
どこへ行こうかな。
8月7日(水曜日)「バランスが大事」
今日は朝7時に、食堂で朝食の盛付けのお仕事から始まりました。
お客様に出すこともあり、できるだけ綺麗に盛り付けようと、目の前の料理に神経を集中させました。
あまり器用ではないので、やはり民宿日本海の方の盛付けセンスには及ばず…
もう少しバランスを整えて綺麗に盛付けできるよう、宿舎の方々から学ばせていただこうと思います!
その後は海の家でかき氷作りやスラックラインをしました。
前回海の家で仕事をした際はあまりできなかったので紹介できませんでしたが、今日はスラックライン日和で、子どもたちと一緒に練習しました!
スラックラインは足幅より少し細いロープの上に立ったり座ったりしてバランスをとるものです。
最初はバランスを取るのも難しかったですが、最終的には真ん中まで自力で歩けるようになりました!
とにかく体の軸をずらさずにバランスを取ることが大切!!!
ゴールまで辿り着けるよう、もっと練習しないとですね!
(スラックラインでの写真を撮り忘れてしまいました。)
海の家の片付けでは、かき氷機の洗浄をしました。
今日はよりバランスを身に付ける必要があると感じた一日でした。
ちなみに、8月6日(火曜日)は、お休みを頂いたので、石狩市のサイクリングMAPに掲載されていたパワースポットの千本ナラに、宿舎から自転車で向かいました!
向かう途中で道を間違えたらしく、迷ってしまったので、地元の方に道を教えていただき山を登ること1時間半……。
とてつもなく暑かったですが、ようやく現地に到着!
石狩市のホームページによると、千本ナラはたくさんの枝が空に向かって伸びている様子が千手観音の手が伸びたようにみえることから、そう呼ばれるようになったそうです。また、樹齢800年以上で高さが18m級の大木だそうです!!
地元の方によると、多くの人がここを訪れているが、お酒や塩を木に撒く人がおり、それが原因で木が傷んでしまっているそうです。
その話を伺い、パワーを頂くだけでなく、歴史ある木を守るために自分は何ができるのかを考えさせられる機会にもなりました。
千本ナラからパワーをもらった後は、宿舎横にあるドナルド本店で、たこザンギとソフトクリームを食べました!
ザンギは唐揚げのことで、たこの唐揚げを食べたのは初めてでしたが、プリっとしていて美味しかったです。
お腹を満たした後は、宿舎の目の前にある浜益海浜公園のビーチへ!
波が来る度に小さな魚が足下を泳いでいて、かわいらしかったです。
今日は一日中体を動かした日でした!明日に備えてしっかり寝て頑張ります!
8月8日(木曜日)「きゅうりの日」
今日も朝7時から食堂でお客様に出す料理の盛付けをしました。
昨日よりかは丁寧にかつスピーディーにでき、バランスも少しは(?)よくなった気がします!
食べ終わった食器を洗った後は、お客様の部屋掃除やシーツ交換へ!
部屋掃除に結構な時間がかかってしまったので、もう少し時間短縮できるよう工夫します。
その後はお風呂掃除をしました。
浴槽に浮かぶごみを網で取る作業があるのですが、なかなか届かなくて苦戦しました。
また、床のタイルに挟まった砂も取るのがとても難しく、ここでも時間がかかってしまいました。
掃除が終わったら休憩を頂き、次は夕飯の準備へ。
浅漬けに使うきゅうりやサラダに使うきゅうりを切りました。
人生でこんなにもきゅうりを切ったのは初めてなのではと思いました。
今日の夕飯は水はほぼ使わず、トマトの水分だけで作ったトマトカレーでした!
とても美味しかったです。
今日は民宿のお仕事を勉強できた一日でした!
8月10日(土曜日)「これが通常の気温」
今朝はとても寒く、一日中20℃以下でした。今まで半袖一枚で過ごしていた気温との寒暖差が大きく、風邪を引きそうな日でした。
しかし、この気温が北海道では通常だと地元の方がおっしゃっていました…。
そして、今日は以前紹介したジップラインの仕事を手伝わせていただきました!
土、日、祝日に開催されているため、一週間ぶりの仕事で少し緊張気味…。
前々日から天候が悪く、地面が濡れていたので、安全確認のためにまずは足場や金具の点検から始まりました。
いつもより足場が滑りやすいものの、安全にできそうです。
安全確認の後は体験されるお客様を待っていましたが、一日雨が降っていたことに加え、寒かったので、なかなかいらっしゃらず…
しかし、しばらく待っていると何人かいらっしゃり、以前よりも丁寧かつスムーズに仕事を進めることができました!一週間ぶりの仕事で緊張しましたが、無事終了しました!
また、本日は大好物の茄子がメインの夕飯でした!
ずっと食べられるのではないかと思うほど美味しかったです!
明日もジップラインの仕事をお手伝いさせていただけるそうです!
天気が良くなりますように!
8月12日(月曜日)「最後のお仕事は・・・・・・」
今日はインターン最終日です!
始まりもジップラインであれば、最後のお仕事も……ジップライン!
お盆ということもあり、朝9時からキャンプ場にはたくさんのお客様がいらっしゃいました。
昨日よりもお客様が体験しに来てくださることを期待…!
まずは昨日と同じように試運転から仕事が始まります。
ロープの張り具合や金具の状態などをしっかり確認し、お客様がいらっしゃるのを待つだけに!
しかし、あまり天気が良くないこともあり、なかなかいらっしゃらなかったので、待ち時間中に北海道の方言について、現地の方々に教えていただきました。
目がいずい→目の調子が悪い
とうきび→とうもろこし
ぼっこ→棒
ひゃっこい・しゃっこい→冷たい
中でも一番驚いたのは、
ごみを投げる→ごみを捨てる
です。聞きなれない言葉や、知っているが意味が異なるものなどがあり、とても面白かったです。
また、本日はお客様がジップラインに使用する金具の取り扱い方の説明や、取り付け、盛り上げ役担当でした。
最終コースではほぼ満杯状態になりましたが、今日を合わせて計5日間、ジップラインの仕事をさせていただいたので、最後までスムーズに進行することができました。
ジップラインのスタッフは、お客様の命を預かる仕事でもあるので、始めはお客様とコミュニケーションをとる余裕があまりありませんでしたが、回を重ねるごとに人との関わり方のコツを掴み、自分もお客様も楽しめるような空間作りができるようになりました。
また、スタッフの連携の仕方次第でどれだけ上手く進行できるのかが変わることも学び、普段からの何気ない会話や挨拶の重要性を改めて実感しました。
今回、北海道の方々と関わる中で、人の暖かさや日々の関係作りの重要性、何事も少し勇気を振り絞るだけでできることがあることなど、多くのことを学びました。
またいつか、絶対に訪れたいと思えるようなとても素敵な経験ができた10日間になりました!