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北海道指定文化財

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年9月27日更新

北海道指定文化財

石狩弁天社の鮫様

弁天社サメ様
指定年月日:2007(平成19)年3月20日
所 在 地:石狩市弁天町18番地 石狩弁天社内

 本神像は 妙亀法鮫大明神(妙鮫法亀大明神)と呼ばれる神様で地元では「鮫様」と呼ばれています。亀に乗った神像と鮫に乗った神像2体が一対になっており、亀が「妙亀」鮫が「法鮫」だと考えられています。 1825(文政8)年に石狩場所元小屋支配人だった山田仁右衛門が奉納し、その後鮭漁の神様として現在まで漁業関係者により祭祀が続けられています。
 石狩の鮫様信仰は、アイヌの伝承と和人の神道・仏教が混交しており、アイヌと和人が混在した蝦夷地の文化の特徴を示しています。そのため、1839(天保9)年に奉納された「妙亀法鮫大明神」の石額と合わせて北海道有形民俗文化財に指定されました。

金龍寺の鮫様

金龍寺鮫様
指定年月日:2007(平成19)年3月20日
所 在 地:石狩市新町4番地 法珠山金龍寺妙見堂

 本神像は、三体の神像からなり、中央は龍に乗る「龍神」、向かって右は宝珠を持ち鮫に乗る「鮫神」、左は手に剣を持って亀に乗る「妙亀菩薩」です。1889(明治22)年に古谷長兵衛 によって金龍寺に寄進されました。古谷長兵衛は、明治期に石狩で活躍した漁場経営者のひとりで、金龍寺の有力な檀家でした。石狩弁天社の妙亀法鮫大明神像とともに石狩の鮫様信仰を伝える貴重な資料として、北海道有形民俗文化財に指定されました。