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活動の記録(平成22年)

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年8月2日更新
平成22年 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 12月

平成22年12月

12月18日 石狩浜定期観察の会「石狩海岸の自然 ―はまなすの丘の観察から―」スライド上映会開催

 石狩浜定期観察の会が、札幌市環境プラザで、企画展「石狩海岸の自然 ―はまなすの丘の観察から―」を開催。観察時に撮影した花の写真など、約100点を12月13日から12月26日までの期間、展示しました。 12月18日には、はまなすの丘の花ごよみを映したスライドショーを上映。32名の参加者を前に、メンバーが実感をこめて花の魅力や活動時の秘話をお話しました。

スライド上映会の写真スライド上映会の写真

平成22年10月

10月16日 はまなすの丘景観保全作業

 海浜植物が生育する石狩川河口の広大な景観を観光客のみなさんに楽しんでいただくため、企業、市民団体などから55名のボランティアさんが参加し、ニセアカシア、アキグミ、ススキの除去に取り組みました。

はまなすの丘景観保全作業の写真
入り口付近のアキグミが増加しているため、
これを除去しました。
はまなすの丘景観保全作業の写真
アキグミを除去し、ハマナスが目立つようになりました。

10月9日 こども自然教室「砂で遊ぼう」

 砂をテーマに、自然観察や実験、砂絵などのクラフトで遊び、海辺の自然に親しみました。砂浜での砂鉄採りが大人気。
色を付けた砂を使った砂絵を段ボールの枠に入れ、砂浜で拾った貝殻や木の実を貼り付けて、素敵な壁飾りができました。
顕微鏡を使った砂の観察や液状化現象のデモンストレーションにも、驚きの声が上がっていました。

 

 

こども自然教室の写真
虫めがねで草原の小さな美を探しました
こども自然教室の写真
砂鉄を探し・・
こども自然教室の写真
磁石で採取しました。ハリネズミのよう・・・
こども自然教室の写真
採取してきた砂鉄や砂を実態顕微鏡で観察
こども自然教室の写真
砂絵をつくり、枠に貝がらなどで飾り付け
こども自然教室の写真
ぼくたちの作品です!
こども自然教室の写真
私たちの作品です!

平成22年9月

9月11日 秋の石狩浜野鳥観察会

 石狩川河口の砂浜を歩き、シギ・チドリ類や海浜植物を観察しました。波打ち際でヨコエビ類をついばむトウネン、キアシシギ、ミユビシギ、メダイチドリなどが観察できました。また、沖合の水面をカモの群れが飛ぶ様子も見られました。オカヒジキ、ハマエンドウ、ウンラン、ハマニガナ、オニハマダイコンなどの海浜植物も観察しました。

秋の石狩浜野鳥観察会の写真
講師の先生から説明
秋の石狩浜野鳥観察会の写真
トウネンの群れにミユビシギが1羽混じっている!

9月4日 海辺の自然教室「ハマナスの実でジャム作り」

 石狩浜で赤く色づいた自然の恵み・ハマナスの実を使って、ジャム作りを行いました。ジャムは砂糖だけで煮込んだ素朴なものですが、程よい酸味があり、石狩産の小麦を使用した食パンにのせて試食すると、相性もぴったりです。
 ジャムを煮込んでいる時間には、自然観察・クラフト・ネイチャーゲームをして、海辺の自然に親しみました。

ハマナスの実でジャム作りの写真
ハマナスの実を採ります。
ハマナスの実でジャム作りの写真
ツヤツヤでおいしそう。
ハマナスの実でジャム作りの写真
種をていねいに取り除きます。
ハマナスの実でジャム作りの写真
ススキが風にそよいでいます。
ハマナスの実でジャム作りの写真
散策路には色んな植物が生い茂っています。
ハマナスの実でジャム作りの写真
おいしく出来上がりました。
 

平成22年8月

8月5日 草木染教室「海辺の草木で染めてみよう」

 ハマナスの根、葉、ハマニンニクの葉を採取して、ハンカチを染めました。煮たり、冷ましたりの繰り返しですが、しぼり模様を作るのを楽しんだり、煮ている間にクイズやクラフトを楽しんだり。最後は植物から出てきた意外な色合いに、みなさん、驚いていました。

草木染教室の写真
見本園で採取した植物を刻みました。
草木染教室の写真
布を煮ている時間は、
葉っぱのスタンプ遊びをしました。
草木染教室の写真
ハマナスの葉は、黄緑色に染まりました。
しぼり模様が個性的です!

平成22年7月

7月31日 夏休み自由研究教室「海辺の砂の秘密を探ろう」

 砂丘を海から内陸へ向かって横断し、植物の変化する様子を観察するとともに、砂の性質がどのように変化しているのかを採取して調べました。大きい粒から小さい粒までふるい分けをして重さを計り、場所ごとに粒の大きさが異なっていることを確認しました。また、場所ごとに砂鉄の量を比べました。砂鉄を取り出す作業には、みんなとても楽しそうに取り組んでいました。
観察・実験から次のようなことがわかってきました。

  • 海側の砂は粒が大きいものが多い。陸側になるほど粒の小さいものが多くなる。→水持ちのよさに影響→植生に影響(海側には水分ストレスに強い性質の海浜植物が生育。)
  • 砂丘の高い箇所で砂鉄の割合が多くなった。→風がよくあたるため、比重の軽いものは飛ばされ、比重の重い砂鉄が残ったと考えられる。

最後には、大きな模造紙に観察・実験の結果をまとめました。

夏休み自由研究教室の写真
砂丘(海側)で植物や砂の様子を観察
夏休み自由研究教室の写真
砂丘(陸側)で植物や砂の様子を観察
夏休み自由研究教室の写真
採取した砂をふるい分けして粒の大きさごとに重さを計りました。
夏休み自由研究教室の写真
4段階の粒の大きさに分けました。
奥が粒の大きいもの、手前が小さいもの。
左が海側の採取地点、順に右へ向かって陸側の採取地点へ。
夏休み自由研究教室の写真
砂鉄を取り出しました。
夏休み自由研究教室の写真
レポートにまとめました。

7月24日 夏休みミニ自然教室

夏休みミニ自然教室

海浜植物の種や実、貝殻、木の実、石など海辺の素材でクラフト遊びや、海浜植物の葉でスタンプ遊び、押し花や押し葉を使ったしおりづくりが楽しめるミニ自然教室を夏休み期間中の土日(8月14日・15日は除く)、開催しています。
今年はハマニンニクの茎葉を用いたすだれづくりがメニューに加わりました。(写真右手前)
夏休みの自由工作にと、たくさんの親子連れが訪れています。石狩浜自然案内人のメンバーやセンター職員が、丁寧に指導しています。

7月17日 海辺の自然塾第4回「砂丘のアリたち ―エゾアカヤマアリと生命のつながり―」

北海道大学大学院地球環境科学研究院の東正剛先生をお招きして、石狩浜にスーパーコロニー(大営巣地)をつくるエゾアカヤマアリについて、その生態をお話いただきました。

海辺の自然塾の写真
エゾアカヤマアリと、それによく似たツノアカヤマアリというアリについて、野外観察をしながら説明がありました。エゾアカヤマアリが減った空間を埋めるように、ツノアカヤマアリが増えているようだ、とのお話しもありました。
海辺の自然塾の写真
カシワの葉につくアブラムシにエゾアカヤマアリが集まり、エゾアカヤマアリの存在が、ガの幼虫によるカシワの葉の被食を抑えていると思われる、という生命のつながりについてのお話もありました。
海辺の自然塾の写真
カシワ林の縁を歩いて、「ゼフィルス」と呼ばれるミドリシジミ(チョウ)の仲間を探しました。最後に「ハヤシミドリシジミ」に会えました。

7月10日・11日 ふるさと海辺フォーラム開催

(財)日本自然保護協会開発法子さんをお招きして、全国の海浜環境の現状と保全に向けた課題をテーマに基調講演としてお話いただくとともに、石狩を含む各地から9つの団体が活動の様子や調査活動について報告・発表し、情報交流しました。詳細についてはこちらをご覧下さい。

ふるさと海辺フォーラムの写真
活動発表会の様子
ふるさと海辺フォーラムの写真
エクスカーションでは、バギー車・四輪駆動車走行により破壊された砂丘を見学。

平成22年6月

6月12日 石狩浜・マクンベツ湿原自然観察会

夏の日差しが注ぐ中の観察会となりました。はまなすの丘では、ノゴマ、ノビタキ、ホオアカ、コヨシキリ、ニュウナイスズメなどの小鳥類やハマエンドウ、ハマナス、クゲヌマラン、キショウブなどの花、マクンベツ湿原では、コヨシキリ、チュウヒの姿やカッコウ、エゾセンニュウ、アカハラの声を楽しむことができました。マクンベツ湿原では期待したカキツバタの花がまだ咲かず、今年の春の訪れが遅かったことが実感できました。

石狩浜・マクンベツ湿原自然観察会の写真
はまなすの丘入り口付近でも
たくさんの野鳥が観察できました。
石狩浜・マクンベツ湿原自然観察会の写真
ビジターセンター駐車場上の電線にとまるノゴマ
石狩浜・マクンベツ湿原自然観察会の写真
マクンベツ湿原ヨシ原ではコヨシキリが
よく観察できました

平成22年5月

5月15日 海辺の自然塾第3回 ―砂丘に生きる昆虫の世界―

海辺の自然環境について専門家を交えて学ぶ、座談会形式の勉強会「海辺の自然塾」の第三回目を開催しました。
講師は、小樽市総合博物館学の山本亜生学芸員。石狩砂丘の南西側に位置する銭函地域の昆虫相調査の結果をもとに、石狩砂丘に生息する昆虫とその生態についてお話いただきました。午後からは野外観察で、ハマニンニクの根際や漂着した動物の遺骸の下などから、様々な昆虫を見つけました。

海辺の自然塾の写真
講義のようす
海辺の自然塾の写真
ザルや網を使って採集しました。
海辺の自然塾の写真
流木の下にも昆虫がいました。

平成22年4月

4月24日 はまなすの丘における景観保全作業

 はまなすの丘の海浜植物群落の景観を守るため、今回は、おもに散策路入り口付近で増えているアキグミの除去と、公園内のゴミ拾いを行いました。天候にも恵まれ、石狩市緑化推進協議会、石狩植物愛好会、石狩ライオンズクラブ、石狩浜定期観察の会、ふるさと自然塾、センター運営委員会、今年初参加のハマナス会など、約45名の協力がありました。この場を借りてお礼申し上げます。

はまなすの丘における景観保全作業の写真
45名ものボランティア参加がありました。
はまなすの丘における景観保全作業の写真
ノコギリを使ったアキグミの刈り取り作業。
はまなすの丘における景観保全作業の写真
冬の間、海や川から飛ばされてきたゴミがたくさん集められました。
はまなすの丘における景観保全作業の写真
作業前
アキグミが茂り、ハマナスなどの海浜植物が隠されていました。
はまなすの丘における景観保全作業の写真
作業後
アキグミが除去され、隠れていたハマナスの株が姿を現しました。6月にはきれいな花が見られるでしょう。
 

4月17日 マクンベツ地区清掃活動

マクンベツ地区の清掃活動が石狩観光協会の主催で行われました。佐藤水産(株)など地元の企業の方や市民ボランティアなど約120名が参加、湿原周辺の道路や堤防、散策路のごみを拾いました。

マクンベツ地区清掃活動の写真マクンベツ地区清掃活動の写真マクンベツ地区清掃活動の写真

散策木道先端には、川から流れ着いた大量のゴミが漂着、これらを集めました。

平成22年3月

3月30日から4月13日 海辺の花ごよみ

石狩浜定期観察の会が、昨年度の定期観察で撮影した春から秋まで石狩浜で見られる花や生きものの写真約225点を、石狩市民図書館ロビーで展示しています。

海辺の花ごよみの写真
私たちが活動しています
海辺の花ごよみの写真
図書館ロビーがが華やかに!

3月20日 海辺の自然塾第2回 動く海岸線 ―最近の石狩浜の侵食・堆積の状況―

 海辺の自然環境について専門家を交えて学ぶ、座談会形式の勉強会「海辺の自然塾」の第二回目を開催しました。
講師は、北海道立地質研究所の濱田誠一研究員。石狩川河口先端砂嘴の面積変化を空中写真をもとに解析し、1980年代をピークに近年は減少傾向にあることなどをお話いただきました。

海辺の自然塾の写真
海辺の自然塾のようす

平成22年2月

2月17日 海辺の自然塾第1回 花と虫がつくる石狩浜の自然

 海辺の自然環境について専門家を交えて学ぶ、座談会形式の勉強会「海辺の自然塾」の第一回目を開催しました。
講師は、北海道環境科学研究センターの西川洋子研究員。石狩浜の海浜植物と訪れる訪花性昆虫の関係や、石狩浜でも近年目撃が増えている外来生物セイヨウオオマルハナバチの生態などについてお話いただきました。参加者からの質問も多く、充実した勉強会となりました。

海辺の自然塾の写真
海辺の自然塾のようす