活動の記録(平成21年)
平成21年 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 |
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平成21年11月
11月10日 はまなすの丘木道延長にともなうイソスミレ等の移植作業
はまなすの丘の木道が200m延長される予定です。それで、工事前の延長部分に生育するイソスミレやハマボウフウなどを移植する作業に、16名のボランティアさんが取り組みました。
(スコップで砂ごと根を掘り上げました) |
(移植先に掘った穴へ砂ごと入れました) |
(天候も穏やかで、20株ほどのイソスミレを移植しました) |
平成21年10月
10月16日 はまなすの丘景観保全作業
石狩灯台周辺のハマナスなどの海浜植物群落の景観を維持するため、増えているススキやアキグミ、外来植物のニセアカシア、カモガヤなどを除去する作業に、約30名の市民ボランティアが取り組みました。
(スコップやクワで根から掘り起こしました) |
(右の人の手から左の人の手まで、掘り上げたニセアカシアの根を伸ばしたら、1m以上もありました) |
(太いアキグミの根を4人掛かりで掘り起こしました) |
(こんなに太い株でした) |
平成21年9月
9月19日・26日 石狩浜こども自然教室
秋の涼しい風が吹く中、こども自然教室を開催しました。
午前中は保護センター周辺の砂浜・カシワ林・草原を歩き、クラフトの材料を集めながらネイチャーゲームで生き物のつながりや役割について考えました。 午後は、採ってきたハマナスの実でジャムづくり。煮つめている間は集めた花や貝がらなどを使って壁かざりやしおり作りなどのクラフトあそびをしました。
まとめに、ジャムの試食会とクラフトの作品発表会をして工夫したところや感想を発表しあいました。
(自然の美しさをみつけるゲームです) |
(生き物のつながりを考えるゲームです) |
(クラフトあそびのようす) |
(おいしそうに出来上がりました) |
(力作ぞろいです) |
(作品発表会のようす) |
9月6日 石狩浜野鳥観察会(石狩川開発建設部〈川の博物館〉と共催)
ススキが風になびく初秋の石狩浜で野鳥観察会を行いました。
海岸では小型のシギ、トウネンが100羽近くの群れを作って波打ち際でエサをついばんでいました。河口へ向かう途中、春の野鳥観察会でも出会えた旅鳥のチュウシャクシギ、大型のシギ、ホウロクシギを観察し、砂嘴の先端付近ではウミネコやオオセグロカモメなどが、石狩浜に大量発生したトンボを食べる姿が見られました。石狩川河口付近ではウミウが羽を休めていました。
天候にも恵まれ、心地よい風の中、はなますの丘公園を一周した後、川の博物館へ移動し見学しました。
(目の前を飛ぶトウネンの群れ) |
(川側での観察風景) |
平成21年8月
8月6日 夏休みこども自然教室 ―海浜植物を研究しよう、図鑑をつくろう―
海から内陸へ向かって海浜植物を観察し、特徴を記録しながら、種類や種数が変化するようすを調べました。自分でデジカメ撮影もしました。午後からは、室内で撮った写真や記録した特徴を模造紙にまとめる作業に取り組み、石狩浜の海浜植物ポスター図鑑をつくりました。
(汀線からメジャーを引き、海からの距離を測りながら、そこにある植物をじっくり観察しました。ハマニンニクやハマニガナは実際に掘って、根の伸び方を確認しました) |
(観察した植物は、自分で撮影しました。) |
(午後からは撮ってきた写真を切り貼りして、ポスター図鑑づくりに取り組みました。) |
(海からの距離に対応して、 生えていた植物を並べていきました。) |
平成21年7月
7月30日 夏休みこども自然教室 ―ハマナスで草木染に挑戦―
石狩の花「ハマナス」を使って草木染に挑戦しました。
花びら、葉、根という3種類の材料を集めてそれぞれ色素を煮出します。輪ゴムや割り箸、小石で絞り模様をつくったり、濃く染めたい部分には豆乳で模様を書いたりしました。
染色液を冷ましている間は、ハマナスクイズで盛り上がり、ハマナスや海浜植物の特徴について楽しく学びました。
染め上がったハンカチを広げる瞬間には歓声があがり、それぞれの個性が光る、素敵な作品に仕上がりました。
(花びらの染色液をつくります)
(ハンカチに絞り模様をつくります)
(煮て染めていきます)
(きれいなピンク色に染まりました)
7月25日、26日 夏休みミニ自然教室
夏休み中の週末、保護センターではミニ自然教室を開催しています。
石狩浜自然案内人が見本園の海浜植物を紹介するミニガイドツアーのほか、海浜植物を使ったしおりやはがきづくり、 貝殻や実を石に貼り付けてペーパーウェイト、コルクの板に貼り付けて壁かざりづくりなどのクラフト体験ができます。子どもたちだけでなく、大人も楽しめる内容です。
ミニ自然教室は、申込不要・無料でどなたでも参加できます。夏の思い出作りにぜひお立ち寄りください。 (8月の開催は1日、2日、8日、9日。時間は11時00分から15時00分です)
(いろいろな材料を用意しています) |
(小さなお子さんも楽しめます) |
7月23日 看板製作 ―夏休みミニ自然教室に向けて―
夏休みミニ自然教室に向けて、石狩浜自然案内人のボランティアさんが看板を製作しました。流木と貝を組み合わせたたて看板と、ハマナスの根で染めた暖簾です。
7月21日 石狩中学校総合学習「海浜植物の観察 夏編」
石狩中学校2年生36名が、石狩浜の海浜植物の観察を通して、郷土の自然への理解と親しみを深める授業に取り組んでいます。夏編では、春に観察した植物がどのように変化したかに注目して、観察、スケッチしました。また、石狩川河口の先端部まで行き、どのような漂着物が多いかを調べました。
ヴィジターセンターテラスから、白く見える植生がハマボウフウ群落であることを説明しました。 |
春の活動と同じ場所で、海浜植物を観察、スケッチしました。ハマハタザオの白い花が、ホウキのような実へと変わった姿に、驚く声もありました。 |
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河口先端の漂着物を、海由来か陸由来か、自然界由来か人間活動由来か、によって分けて集めました。 圧倒的に多かったものは、陸地の人間活動由来のもの(下表の(4))でした。
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7月16日 海岸ゴミ拾い活動with高校留学生
海浜植物保護センターのボランティアさん7名と、北米からの留学生12名で、海岸のゴミ拾いを行いました。海辺がきれいになることは、世界共通の願いですね。
7月11日 石狩浜自然観察会
今回の観察会は、石狩浜のボランティアグループ"ふるさと自然塾"を講師に招き「花砂丘の風景を楽しもう」というテーマで行われました。
はまなすの丘は、ハマボウフウが大群生し、その花の色で白く染まるほどです。 エゾカワラマツバの黄色、エゾカワラナデシコのピンクなど、砂丘は様々な花で彩られていました。 ナミキソウの茎の形、オオチドメの葉のにおいなど細かな観察から、生えている植物群によって砂丘の色の見え方が違うといった大きな目での観察もしました。
(足元に生える小さな植物を観察) |
(ハマボウフウとハマナスの花) |
(ハマナスの実が色づいてきました) |
(砂丘は様々な植物で彩られています) |
7月1日 市内公園で、石狩浜の植物咲いてます
市内紅葉山公園の池ではノハナショウブとタチギボウシが、、紅南公園と花川南公園の花壇では、エゾカワラマツバやノコギリソウ、ナミキソウなどの海浜植物の花が、賑やかに飾っています。
紅葉山公園の池 |
紅南公園の花壇 |
平成21年6月
6月17日 紅葉山公園池に石狩浜の湿生植物
市内紅葉山公園の池に、石狩浜の湿原で見られる湿生植物をイカダで浮かべ、身近に見られるようにしました。種類は、ノハナショウブ、タチギボウシ、クサレダマ、ナガボノシロワレモコウです。もうすぐタチギボウシ、ノハナショウブが開花します。
6月13日 石狩浜自然観察会
ハマナスが見ごろをむかえた「はまなすの丘」で観察会を行いました。
植物名のプレートごとに保護センター職員の説明を聞き、参加者の皆さんは熱心に質問をしたり、見過ごしがちな小さな雄しべや雌しべの形、種などを観察したりしました。
この日も風は強かったのですが、ハマナスの香りを感じ、エゾスカシユリ、アキグミ、ハマエンドウ、ハマヒルガオ、キンギンボク、ヤマブドウ、オオヤマフスマ、ハイキンポウゲなど、 たくさんの植物の開花、また、ハマボウフウのつぼみなどを観察することができました。
(植物に触れながらの観察) |
(エゾスカシユリも見頃です) |
(ハマナスのいい香りがします) |
(根の特徴と役割を確認) |
平成21年5月
5月30日 石狩浜自然観察会
石狩浜らしい強い風の中、はまなすの丘公園で自然観察会が行われました。
砂丘に棲むアリをルーペで観察したり、砂嘴の海側でむき出しになった植物の根を観察したりしました。 植物だけではなく、そこに棲む生きものにも目をむけ、自然の生命力が感じられる観察会となりました。
(ツノアカヤマアリをルーペで観察) |
(クゲヌマラン) |
(砂の下の根でつながってるハマニガナ) |
(根がむき出しの海岸) |
(しっかりとした立派な根です) |
(ハイキンポウゲ) |
5月28日 石狩中学校総合学習「海浜植物の観察 春編」
石狩中学校2年生36名が、石狩浜の海浜植物の観察をとおして、郷土の自然への理解と親しみを深める授業に取り組んでいます。春編では、ハマハタザオやハマエンドウなど春の植物を観察してスケッチしました。また、海岸を歩いて、漂着物を観察しました。今後、夏、秋にも活動して、植物の季節変化を観察していきます。
ハマハタザオ、コウボウムギ、ハマエンドウなど、海浜植物をスケッチ。 |
キツネの掘った穴を発見!だんだん自然観察の目が養われてきました。 |
海岸では、漂流するトド?の死骸を発見。自然界の厳しさを目の当たりにしました。 |
漂着した木をひっくり返すと、トビムシがたくさん跳ねて出てきました。木の中には幼虫も。コガネムシの仲間でしょうか。 |
5月16日 石狩浜野鳥観察会
石狩鳥類研究会から2名の講師を招き観察会を開催しました。
はまなすの丘はハマハタザオの白い花が満開。この日は、風が弱く穏やかな絶好の散策日和で、たくさんの野鳥の声でにぎわっていました。
ヴィジターセンターから、石狩川の河口へ抜ける道では、ホバリングするヒバリ、枝にとまるノゴマやノビタキの声と姿をじっくりと観察しました。
河口では、旅鳥のチュウシャクシギに出会うことができました。鳴きながら対岸に降りた2羽をスコープで観察しました。羽を休めていたウミネコの群れの中には、オオセグロカモメ、シロカモメも見られました。
砂嘴を回り海岸へ出て、ウミウなどを観察しながらヴィジターセンターに戻りました。
12名の参加者の皆さんからは「漠然と見ていたカモメにも色々な種類があり参考になった」「図鑑で見ているのとは違う楽しさがあった」などの感想が聞かれました。
(ノゴマ) |
(河口での観察風景) |
平成21年4月
4月25日 はまなすの丘における景観保全作業
はまなすの丘の海浜植物群落の景観を守るため、ニセアカシアやカモガヤなど外来植物の除去とごみ拾いを行いました。まだ肌寒く枯れ草色のはまなすの丘ですが、春の訪れを感じさせるヒバリのさえずりや、植物の芽吹きがたくさん見られました。
当日は、一般参加のセンター活動支援ボランティアの方々、石狩市緑化推進協議会、石狩浜定期観察の会、ふるさと自然塾、センター運営委員会、石狩観光協会など、約40名の協力がありました。この場を借りてお礼申し上げます。
平成21年3月
3月25日から4月7日 石狩浜紹介展 in 石狩市民図書館
石狩浜をフィールドに活動している市民グループ「石狩浜定期観察の会」とセンターが共催で、「石狩浜紹介展」を市民図書館のエントランスホールで開催しています。定期観察の会のみなさんが、昨年撮りためた石狩浜の動植物の写真をたくさん展示しています。あとひと月ちょっとすると、次々と咲いてくる花々を一足先に楽しめます。
4月7日まで開催していますので、ぜひご覧ください。
(色鮮やかな花々の写真が目を惹きます) |
(石狩浜がどんなところなのか紹介しています) |
3月1日 冬のこども自然観察会 (川の博物館と共催)
冬の石狩浜で生きものを観察しようと、冬のこども自然観察会を行いました。
スノーシューを履いて雪の積もったはまなすの丘公園を歩き、キタキツネの足跡やエゾヤチネズミの食痕を観察しました。またフィールドスコープを使い、石狩川にいたホオジロガモとシロカモメやオオセグロカモメといったカモメ類もじっくり観察し、対岸にオジロワシを2羽見つけることができました。午後は川の博物館で石狩川や茨戸川についての話を聞いた後、茨戸水再生プラザでコガモやシメなどの小鳥を観察しました。
講師の方から、冬の生きものの生活や野鳥の見分け方などの話を聞き、参加者も熱心に観察をしていました。
(堤防を歩きながら足跡探し) |
(この足跡はだれのかな?) |
(野鳥の観察) |
(冬の日本海も見てきました) |
平成21年2月
2月14日 北海道環境教育ミーティング 体験屋台出店
札幌エルプラザで開催された環境教育体験屋台に当センターが初出店しました。
このイベントは、環境教育に取り組んでいる団体が一堂に集まり、屋台風に体験ブースを設けさまざまなプログラムを実施するもので、子どもから大人までが環境教育を気軽に体験できるイベントです。
当センターは、楽しみながら石狩浜のことを知ってもらおうと、石狩浜にちなんだかるたを作り、かるた遊びをしました。大人も子どもも白熱したゲームとなりました。楽しくて何度も遊びに来る子どもがいたり、「身近な自然に目をむけるきっかけになった」や「わかりやすかった」といった感想もいただきました。
このイベントには19団体が出店し、約290人の来場がありました。
(かるた遊びは真剣勝負です) |
(会場のようす) |