石狩市公共下水道使用料の改定
印刷用ページを表示する 掲載日:2014年7月31日更新
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- 問合せ
- 下水道課Tel:0133-72-3176
- E-Mail:gesui@city.ishikari.hokkaido.jp
答申内容
平成21年3月30日開催の第2回下水道事業運営委員会で結審し、同日、下記のとおり答申されました。
平成21年3月30日
石狩市長 田岡 克介 様
石狩市下水道事業運営委員会
会長 船水 尚行
石狩市公共下水道事業の使用料について(答申)
平成20年9月18日付け石下水第99号で諮問のあったこのことについて、下記のとおり答申する。
記
石狩市公共下水道事業会計の健全性を維持するため、使用料の平均3.9パーセントの引き上げは妥当なものと判断する。
ただし、今後も水洗化率の向上や札幌市との費用負担協定の見直しなど、より一層の経営努力を求める。
なお、審議内容は別紙のとおりである。
- 審議内容
- 本委員会は、市から公共下水道事業の現況と経営の考え方について説明を受けるとともに、諮問された使用料の改定については、提出された資料等に基づき、慎重かつ熱心に審議を進め、次の通り確認した。
-
- 使用料算定期間は、従来と同じく概ね4年とする。
- 排水需要は、人口動態や使用水量に基づき適切に予測されている。
- 施設の建設計画は、必要最小限のものとなっているが、今後の人口減少に伴い、全体計画については見直しが必要である。
- 施設の管理計画は、物価上昇率や修繕等について適切に見積もられている。
- 職員の配置計画は、部署統廃合を含め削減の努力が認められる。
- 現行の使用料体系における収入の見積は、適切と認められるが、徴収率や水洗化率向上などに関し、努力の余地が残されている。
- 維持管理費・資本費の支出推計は適切であるが、今後、札幌市との費用負担協定については見直しを求めるべきである。。
- 公費負担とすべき経費は、適切に控除されている。
- 使用料の対象とすべき経費は、適切に積算されている。
- 使用料の改定率は損益ベースを基本に算定されており、使用料体系も従来のものを踏襲しており適切と認められる。
- その他
・不明水処理経費は一般会計から適切に繰り入れられている。
・現行使用料は道内他都市と比べ同程度である。
- なお、パブリックコメントは、条例に基づき実施されたが、提出された意見はなかった。
- 結論
- 本委員会は、石狩市公共下水道事業会計が収入の確保や経費節減の経営努力を払い、能率的な維持管理を行っていると認めるものであるが、今後も引き続き、会計の健全性を維持するため、使用料の平均3.9パーセント引き上げは妥当なものと判断する。
- ただし、使用料の徴収率や水洗化率の向上については、職員数を削減する中、困難を伴うものと予想されるが、より一層の努力を期待する。
- また、札幌市との建設費負担や維持管理費負担については、使用料に大きく影響を与えることから一部見直しを求めることが必要である。
諮問事項
平成20年9月18日開催の平成20年第5回下水道事業運営委員会で下記のとおり諮問する。
石下水第99号平成20年9月18日
石狩市下水道事業運営委員会
会長 船水 尚行 様
石狩市長 田岡 克介
石狩市公共下水道事業の使用料について(諮問)
本市公共下水道事業の健全な運営を図るため、石狩市下水道事業運営委員会条例(昭和56年条例第8号)第2条の規定により、下記について貴委員会の意見を求めます。
記
- 公共下水道使用料の改定について
下水道事業は、地方財政法第6条の規定により特別会計の設置と独立採算の原則が義務付けられています。
このため、本市では、概ね4年に一度の使用料見直しを行ってきましたが、本年度は見直し年度に当たることから、平成21年度から平成24年度までの4ヵ年にわたる財政収支の算定を行ったところ、経営改善努力にもかかわらず、現行下水道料金の平均3.9%の引き上げが必要となりましたので諮問します。
なお、下水道使用料改定案は下記のとおりです。 - 下水道使用料改定案(税抜き)
汚水量 現行 改定案 改定率 公衆浴場
以外の施設基本汚水量 10立方メートルまで 1,018円 1,054円 3.54% 超過汚水量 10から30立方メートルまで 124円 129円 4.03% 30立方メートルを超える部分 180円 188円 4.44% 公衆浴場 1立方メートルにつき 52円 55円 5.7%