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石狩市水道ビジョン策定について

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年7月31日更新


市民参加手続のテーマ: 石狩市水道ビジョン策定について

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答申内容

  
  • 平成18年8月24日開催の第4回水道事業運営委員会で結審し、同日、次のとおり答申されました。
      
    平成18年8月24日
     石狩市長 田岡 克介 様

          石狩市水道事業運営委員会   
    会長  余湖 典昭   


    「石狩市水道ビジョン」について(答申)

     平成18年4月26日付け石業務第42号で諮問のあった下記案件について、審議の結果、妥当であると判断する。

                              記

                    「石狩市水道ビジョン」について

    「石狩市水道ビジョン」に対する答申

    [ビジョン策定の背景]
     現在、わが国は、社会的な問題の一つとして、いわゆる団塊の世代が退職を迎える2007年問題に直面しています。このことは本市においても同様であり、豊富な経験やノウハウを有する職員の多くが間もなく退職の時期を迎え、長きにわたり受継がれてきた歴史や技術の継承が、危ぶまれようとしております。
     そのような中で本市は、昨年10月に旧・石狩市、旧・厚田村、旧・浜益村と歴史的な合併を行ない、「新・石狩市」となることにより、一つの上水道事業と三つの簡易水道事業を有するまちとなりました。
     今後の市水道事業の歩みにおいては、大きな課題を克服するため、官民一体となった取り組みをこれまで以上に強化するとともに、本市における現状の水道システムを進化させ、未来に引き継ぎうる持続可能な水道を維持・構築していかなければなりません。
     近年における市水道事業を取り巻く環境は、多くの事業体と同様です。特に上水道事業の主たる水源が地下水であることから、地盤沈下や塩水化の恐れがある中で、水道需要の伸び率は低迷し、財政負担の増大に対し収入が増えず、市の水道事業経営は大変厳しい環境にあります。しかも老朽化した施設の更新や、災害対策への取り組みなども強く求められております。
     なかでも恒久水源の確保は極めて重要な課題であり、市は平成4年度より石狩西部広域水道企業団へ参画することにより、実現させようとしています。
     その一方で、市民ニーズは多様化し、水道水の安全性に関する取り組みも益々重要になってきております。
     今後、市水道事業者は、経営状況が厳しい中で、どうすれば安全で安心できる水を安定して供給できるかを基本に、経営の効率化、健全化を着実に進めていかなければなりません。

    [ビジョン内容の考察]
     以上のような認識に立ち市水道事業者は、平成16年に厚生労働省が策定した「水道ビジョン」を踏まえ、『石狩市水道ビジョン』の策定に取り組みました。
     これは、三市村合併後の新しい石狩市水道事業の、概ね10年先を見定めた経営戦略指標となるものです。
     ビジョンでは、市水道事業の概要が説明された上で、各種データを用いた客観的な現状分析と評価が行なわれております。続いて、「清浄にして豊富な水の供給を図る」ことを水道のあるべき姿とし、「市民のための水道、市民の安心と豊かな生活を次代へ持続させる水道」が基本理念とされました。その上で安全、安定、満足、経営をキーワードに、各種基本方針や目標が設定され、具体的なアクションプログラムが展開されました。
     本委員会では、市水道事業者から示されたビジョン案に沿って、4月26日、5月31日、7月4日、8月24日にそれぞれ審議を行ないました。
     その結果、各実現方策の実行時において、(1)財政計画などを策定し計画的に実施すること、(2)コスト縮減対策への尚一層の努力を行なうこと、更には(3)浄水場施設等の第三者委託導入に関して慎重なる検討を行なうことを求めつつも、事業者の論述を妥当なものであると判断致しました。

    [おわりに]
     本市における水道は、これまで施設拡充を現実化させることにより99%の高普及率を達成させ、公衆衛生の向上と生活環境の改善、石狩湾新港地域をはじめとした産業経済活動の推進に大きく寄与してきており、市民・道民生活に欠くことのできないライフラインとなっております。
     このことは、本市水道創設以来、水道事業に携わった先人が幾多の困難を乗り越えてきた成果であり、我々はその努力に心から感謝しなければなりません。
     しかしながら、市水道はいま大きな転換期を迎えております。
     量的な整備がほぼなされた現在、水道に寄せられる市民の期待は、財政の健全性を保ちつつ、水道水質の一層の向上、災害に対する水道システムの安定性向上、更には多様化・高度化するニーズへの適切な対応など、水道サービスの質を問うものになってきております。
     本委員会では、今後の市内部における事務手続きはあるものの、市水道事業者が今回提案した『石狩市水道ビジョン』の内容が妥当であるとの結論に達しました。
     今後は本ビジョンを踏まえ、市民の安心と豊かな生活を次代へ持続させる水道を目指し、五十年、百年の大計で、引き続き適切なる水道事業運営と各種事業計画を、市水道事業者の叡智と知恵、そして決断力をもって適確に取り進めていくことを期待致します。

    平成18年8月24日  

     石狩市水道事業運営委員会
       会長   余湖 典昭     特別委員  眞柄 泰基
       副会長  菅野  勲     特別委員  小笠原 紘一
       委員   堂柿 栄輔     特別委員  永井 雅師
       委員   佐藤 雅代     特別委員  松井 隆文
       委員   荒澤  宏
       委員   三國 哲男
       委員   土門 隆 一
       委員   石川 国広
       委員   安藤 牧子
       委員   伊関 史子
  • 石狩市水道事業運営委員会からの答申を受けた検討結果
     市水道部工務課では、平成18年8月28日付けで起案し、関係部局合議の上で、8月31日付けをもって同ビジョンの市長決定を受けました。
     このことをふまえ、9月中に厚生労働省などの関係機関へ同ビジョンを報告致します。

    諮問事項

      
  • 平成18年4月26日開催の第2回水道事業運営委員会で下記のとおり諮問する
      
    石業務第  42  号
    平成18年4月26日
     石狩市水道事業運営委員会
      会長  余湖 典昭 様

        石狩市長  田岡 克介   

    「石狩市水道ビジョン」について(諮問)

     下記案件について、石狩市水道事業運営委員会条例(平成5年条例第10号)第2条の規定に基づき諮問致します。

                               記

                  諮問案件 : 「石狩市水道ビジョン」について