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青田 彩吹さん(あおた いぶき)〔就労型課題解決インターンプロジェクト〕

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年8月2日更新

8月2日

本日は移動日でした。飛行機の窓の景色が無機質な灰色から緑に変わったのを見た時、北海道に来たのだなと実感しました。

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今日は引っ越して以来、約8年ぶりに北海道を訪れました。セイコーマートなど懐かしさのある様子がある一方、記憶とは違う北海道の様子や石狩市という以前住んでいたところとはまた異なった雰囲気の地域を見たことで、新鮮な気持ちにもなりました。

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このご時世で受け入れくださった石狩市の方々に感謝の気持ちを忘れずにこれからの実習に励みたいと思います。

 

8月3日

本日から本格的に実習が始まりました。4日間お世話になるのはさくらんぼが特徴的な果樹園善盛園さんです。

今年は猛暑・洪水量が少ない影響で時期が早まるなど異例の年となったようですが、かろうじて残っているさくらんぼをいただき感動しました。甘みが強く、さっぱりするみずみずしさもあり思わず目を見開いてしまいました。また品種によって全く味が違うことも体感しました。収穫作業を行っているうちにどんどんつやのあるさくらんぼに愛着がわいてきました。

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この美味しいさくらんぼも商品にするときには判断基準が増えかつ厳しくなっていきます。パックに詰める際には見た目や柔らかさも考えお客様に届くまでによい状況を保たなくてはなりません。これは商売をするうえで当たり前のことなのかもしれませんが、実際に選別作業を行ったことでその厳しさを体感しました。

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たくさんのさくらんぼの中から選別を行います。合格するのはほんの一部…

同時に多少傷があっても食べてみると十分美味しいものや今熟れ美味しくても配送すると考えると提供することができないものなどもあり、こうしたさくらんぼがたくさん存在していることを視覚的に学びました。一部はジャムにするといった工夫でロスを削減されていますが、木に残ったままのもの・加工対策でも救いきれないさくらんぼも多くおいしさを知ってしまっただけにより胸が痛かったです。

認知が課題であるという話を聞き、この存在や良さを正確に知ってもらうにはどうすればよいのか考えさせられる一日でした。残り3日は今日の印象を元に善盛園さんを深堀していきたいと思います。

開園当時からある140年以上の歴史があるあんずの木やルーツが分かっていない品種「ごんべい」・優しくユーモアのあるオーナーさんも魅力の善盛園。この良さは訪れた人にしか分からない特権だと思いました。

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歴史あるあんずの木。まだ実がなるようです!自然の偉大さを感じました。

8月4日

2日目の朝は掃除から始まりました。まだお客様はいらっしゃいますがそろそろシーズンが終わるということで直売所は片付けの準備に入りました。作業場からものがなくなっていくのを見てシーズンもの市場変動のスピードを体感しました。また今日はお客様と接する機会がありました。客層としては札幌近郊の方が多い印象です。一体どこで善盛園を知ったのか…今回は伺う時間が取れなかったので明日以降そのあたりを調査したいと思います。

※写真は酸味のないすっきりした甘みの月山錦

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善盛園はインスタなどSNSでの発信も行っているそうですが、オーナーさんの話によると効果はいま一つのようです。近年SNS発信の情報が多く埋もれてしまうのでしょうか・・・?そんなことも考えながら今日は作業をしていました。

今日はお昼を現場でごちそうになりました。なんと…ウニです!

塩加減が絶妙でミルキーな感じがまたたまりませんでした。天然のウニをそのまま頂いたのでミョウバンに着けてあるウニのように臭みはなく、何個でも食べることの出来る勢いでした。浜益では子供のころからウニに親しんでいるようで羨ましい限りです。ウニが苦手だという方、一度自然のウニに触れることをお勧めします。

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ところでなぜ果樹園でウニなのか。ここにお手伝いにいらしていた方が農家・漁師などあらゆる方と繋がっているスペシャリストだったことがきっかけで、山で海のごちそうをいただきました。その方は農家さんに海のものを漁師さんには野菜をと、物々交換で物を循環させることにより多くの方と信頼関係を築いていったそうです。まさに循環経済の基本に立ち返ったような豊かな物の回し方で、現代の貨幣経済では得ることが難しい利益や富があることをこのウニとその方のお話から感じました。また善盛園さんがさくらんぼの質にこだわりギリギリの時期まで値引きすることで利益を得ようとせず信頼を得ようとされている姿もこの考えに通ずるものがあるのではないかと思いました。

今日はこのように人との出会いにも恵まれた日でした。浜益は縁や自然・人への信頼という言葉がキーワードになってくる地域なのかもしれません。

8月5日

善盛園は3日目。段々さくらんぼも収穫スピードや高い場所での収穫にも慣れてきました。

善盛園は昨日で本格的な営業は終わりになりましたが、まだお客さんは多かったため、お客さんに善盛園を知った経緯を聞いてみました。その結果、友人の口コミや差し入れてもらって気に入ったからという方がほとんどでした。オーナーさんによると、去年あたりからコロナの影響でキャンプ帰りの札幌からのお客様が増えたそう。ここでの経験が札幌で回り、やってくる方が今年は多かったのかもしれません。普段質にこだわる善盛園さんの良さが上手く認知へと機能しているようにも感じました。現在は南陽という種類のものが美味しく若干まだ残っています。私が今日収穫したものはこのように若干白いものがあったのですが↓

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さくらんぼが大好きで何年も善盛園さんに通っている方が、今日とっていたものがこちらです!↓

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今日カメラを忘れてしまい携帯で撮ったため若干分かりづらいですが、とても赤くツヤもよく出て、更には硬さもしっかりしているものばかりでした。しかも大量…!その方によるとまだ美味しく残っている隠し場所があるそうで…

出荷できるくらいのものらしくさくらんぼに向き合ってきた歴の長さを感じました。

この素敵なさくらんぼで初日に上手くいかなかったパック詰めにリベンジしました。

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みなさん買いたくなるでしょうか?オーナーさんからは合格をいただき、店頭に置くとすぐ売れました!嬉しかったです!

上達した理由として初日よりコツをつかみ、さくらんぼ愛も強くなったことが一因だと思います。ですがそれ以上に詰めるものがいいと選別するのも楽しくてより愛着がわいたことがこのような形に繋がったと思います。販売業は何でもそうですが、やはりそのものへの愛や自分も欲しいと思えるような形にしていくことが重要であると再確認した瞬間でした。

せっかくコツをつかんできたのですが、明日で善盛園さんでの活動は終わってしまうので寂しさが残ります。

明日は有終の美を飾れるように活動したいと思います。

8月6日

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今日が善盛園で活動できる最後の日でした。

南陽(さくらんぼの一種)の状態やお客さんの出入りもまだ多く、今日も多くの方やさくらんぼに触れることができました。

この4日間で自然の厳しさ・面白さ、さくらんぼの奥深さを見ることができました。

最後ビニール屋根が外れた園内をぐるっと一周したのですが、初日より風もあり葉や実が落ちていく様子を見ると何とも言えない気持ちになりました。

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オーナーさんはじめ、お手伝いの方や知り合いの方にも行動やお話を通して様々なことを学ばせていただきました。

特定の果樹園に愛着を持ちファンになるということが一体どういったことなのか、善盛園さんでお世話になることで見えてきた気がします。

同じ果樹園にここまで立て続けに訪れるという経験は中々なかったため貴重な4日間となりました。

今日は果樹園(山の方)だけではなく海の資源にも恵まれた1日でした。

まず朝浜益地区の漁港で漁船に乗る経験ができ、夕方には美しい日の入りを見ることができました。

海の穏やかな波は夕日の光を優しくのせています。

海や砂浜はキャンプ場に非常に近いですが、エリアは区切られているので、広々とした砂浜・静けさの中自然の営みを拝むことができることがここの一番のポイントだと思います。

海で始まり、山を経由し海で終わった一日。最高の日でした。

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8月7日

浜益区も朝晩涼しい風が通るようになり、段々と過ごしやすくなってきました。

今日はお休みを頂いたので、浜益のちょっとした散策を行いました。といっても日中は暑かったので近所しか回っていませんが、、、いろいろな発見がありましたのでいくつか写真と共に紹介します。

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まずこちらのソフトクリーム。普段食べるものの2~3倍の大きさです!

ドナルドというお店でタコのザンギやたこ焼きも販売しているお店で買うことができます。この高さはインパクトが大きく多くの方が購入されていました。

ここのお店でもう一つ面白い特が、なぜか沖縄の服や塩を取り扱っていることです。北海道とは真逆の位置にある沖縄、その関係についてとても気になりました。今度忙しさが落ち着いたあたりにこのことについて聞く機会を作りたいと思います。

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続いてはこちらの写真。車・テントがぎっしり詰まっています。ここは宿の近くにあるキャンプ場なのですが、まるで集合住宅かのような状態に…

浜益の方によるとコロナ禍以降キャンプブームでお客さんが増えているようです。密を避けるため・自然を楽しむためなど目的はそれぞれであると思いますが、この状況で利用されている方は何を感じるのか少し気になりました。

このような感じでお昼過ぎまで散策し、夕方にはこの地区で行われていたイベントに参加してきました。これまでお世話になった方が運営をしており、参加者もここの地域の方なので、ほとんど初めての地域の初めてのイベントでも親しみを覚えました。このような状況で忙しい中でも、地域のために運営してくださっている方の顔をはっきりと思い浮かべながら尊敬の念を抱くことは、普段顔の見えない方々に感謝することよりも気持ちもこもると体感した一日でした。

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8月8日

今日は浜益の全体を把握しようと、フィールドワークを行いました。協力隊の方が車で案内してくださり、途中で会う方からお話を聞くことで浜益についてより知ることができました。

浜益の南部は陸がくぼんだ部分を活用した漁港のまちが多く、北東に進むにつれて稲作や果樹・酪農や登山の山等が中心の集落が増えます。一つの街にここまで多くの資源があり、それぞれが個性を持っていたことがとても印象的でした。

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どの場所に行っても何かのスペシャリストがいらして、お話の内容も深く勉強になることばかりでした。特に深い話を聞くことができたのは濃昼にある木村番屋です。ここでボランティアのスタッフさんがおり、この番屋歴史や背景について建物の作りから分析した話をしていただきました。この番屋の作り等は学者によって諸説があるそうです。しかし、ほとんどの方が直接見に来られることなく断定で見解を出しているようでもどかしいとスタッフの方はおっしゃっていました。ドアの向きや窓の配置によってその裏にあるストーリーを読みとる面白さを体感することができました。

ストーリーと言ってもそこまで重いものばかりでなく、「予定とずれて余ってしまった部分をおさまりがよさそうなところに適当につけたのではないか」というように当時の人のお茶目な部分も想像することができます。昔の人も自分と同じような人間であったことが感じ取れて親近感がわきました。

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この番屋はつくりや背景が非常に特殊であるのですが、その価値が周囲の人に伝わっておらず近々なくなってしまうとのことでした。老朽化がかなり進んでいる建物ですが一度行ってその歴史を感じる価値は大いにあると思います。歴史好きな方・建築に興味のある方は特に一度訪れてみて欲しい場所です。

丁寧な説明資料などもあり、当時様子や研究状況、この番屋の価値がよく分かると思います。

九月まで一般公開しているようですので日時をチェックしてぜひ見てください!

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8月9日

今日はきむら果樹園さんにお世話になりました。

きむら果樹園さんも開園したのは明治10年と非常に歴史のある果樹園です。

善盛園さんもそうですが、この地域の果樹園はもともと漁師だった方がオフシーズンの稼ぎとして始めたのがきっかけの場合が多いようです。

そういった背景もあり、きむら果樹園さんは果樹園から海が見えることも魅力の一つです。この景色はきむら果樹園さんで人気の商品ラングドシャのパッケージにも使われています。

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今日はりんご、ブルーベリー、プラムを収穫しました。

りんごは現在、紅魁という品種が収穫できます。昔からあるりんごで、現在主流のものより柔らかく酸味が強いのが特徴です。他にこのようなりんごは少ないので、このりんごファンはきむら果樹園さんにいらっしゃるそうです。

比較的食べやすく、さっぱりしていて癖になる味・食感でした。

ブルーベリーも種類が多く、大きさ・味すべて違うことが分かりやはり本格的に作ったものは質が違うなと体感しました。普段食べるような冷凍のブルーベリーなどとは全く違います!ぜひ一度食べてみていただき、多くの人に味の違いを体感してほしいと思います。

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8月10日

今日は雨が何か月ぶりにまとまって降った日。果樹園の木々も潤っていた様子でした。雨天の影響で私たちは屋内で活動をしました。

きむら果樹園さんが直売や道の駅で販売しているりんごジュースのラベル貼りを行いました。

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このジュースは別の業者さんに果樹園のりんごを運び、加工していただいているもので、その後のラベル貼り等の作業は手作業で行われています。

お値段を見て高いと思われる方もいるようですが、りんごを育てていく工程・こういった最後の手作業を考えるとその価値は十分にあるものです。

帰りにお土産で頂きましたが、納得の味でした。細かいことは言いません。道の駅でも売っているそうなので、ぜひ飲んでみてください。

そしてトリコになってきむら果樹園さんを訪れ魅力を視覚的にも体感いただければと思います。

作業が終わった後は区内を車で周遊しました。浜益区ではワーケーション等に力を入れており、cafestという施設を拠点に試行錯誤されています。木を基調とした空間になっており、嗅覚で癒しを提供してくれます。

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驚くことにここは地域の方が自分たちで作成しているということ。ほとんど地域の方から集めたもので空間が作られています。

人を経由したからなのか、空間にも温かみが出ていて心地よい場所という印象が強いです。

このスペースは仕切りが少なく、居合わせた人との談笑を楽しみながらくつろぐことができます。この他の人と交流することを安らぎの一種として考えることが浜益らしい空間の使い方であるなと感じました。その地の特色に根差した空間づくりを体現しようとしている場所のような気がして今後の活用の仕方やこの施設の位置づけがどう変遷していくのか見どころであるなと感じました。

ワーキングスペースやくつろぎ空間はまだ解放されていませんが、現在一階でcaféが営業されています。目の前が海で、天気がよければきれいな夕日を見ることができるそうです。一度訪れ予習してみてはいかがでしょうか?

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8月11日

今日は浜益最後の日。活動お休みの日だったので自転車で浜益散策。(といっても2度寝してしまい午後スタートでしたが…)

浜益の素敵な風景を目に焼き付けました。

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ふじみやでは、どらやきも有名らしく、堪能してきました。

丁度、生地を焼いている時間だったので、出来立てをいただくことができました。

香ばしい香りとふわふわの食感の生地・優しい甘さの粒あんが口に広がり、

幸せとはこういうことかと感じるくらい美味しかったです。

現在、このどら焼きを製造している会社は2代目で、1代目からすでに人気だったそうです。

一つ一つ丁寧に焼いている手間とこのおいしさが、短期間で名物になった所以なのだと思います。

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それから、はまます郷土資料館に行きました。海沿いになるとても心地よい場所です!

ここは元々白鳥番屋でニシン漁の拠点となっていた場所です。

ところがニシン漁が衰退し、昭和34年頃から次第に使われなくなったことで、海風によりこの建物は廃れていきました。

しかし10年後資料館として修復され今に至ります。

中はそこまで広くないですが、当時のニシン漁の実態・ここでの生活についての情報がギュッと詰まっている場所です。

ここにはスタッフさんがいるので詳しいお話も聞くことができます。

役所の方が管理してくださっている施設であるため、説明も分かりやすく丁寧にまとめられています。

番屋やニシン漁について、いちから学びたい方、これまでに知ったことを総復習したい方にぜひ訪れて欲しい場所です。

ここの展示の一つに、当時の様子を再現したミニチュアがあるのですがこれが本当にかわいくて個人的にはおすすめです!

細かいところまで再現されているので、当時の活気が伝わってきます。

細かいところはあえて紹介しないでおきますので、ぜひ訪れて推しを探してみてください(笑)

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ここで、資料館で学んだニシン漁について知識をご紹介します。

漁で採れたニシンは主に鰊粕として本州等に出回っていました。

鰊粕は綿花など作物のいい肥料であり、本州ではこのニシンを摂りつくしてしまったために多くの人が求めていたそうです。

ニシンという海のものにより、陸地の資源が潤っていたのですね!大きな需要であったため、白鳥番屋では最盛期に

10億ほど稼いでいたそうで、その豊かさが資料や家主の趣味からも読みとれます。この豊かさをまとめた番付があり、

浜益など道内でいかに、ニシン漁がおこなわれていたかが分かりますね!

ニシン漁の際は学校が休校になるというくらいですからその規模や生活における比重は相当のものであったのでしょうね。

 

 

この後、漁港の堤防に上り海を眺めながら風を感じたり、海岸を訪れて実際に波打ち際で足を入れてみたり・・・

浜益に全身を使って浸りました。

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明日は厚田への移動日。ここの方は本当に温かくて、自分はこれが好き!と思える軸があって、

全体的にみんなで生活しているんだという空気感のある素敵なまちでした。

多くの方にお世話になり、たくさんの魅力や世界を見せていただきました。

温かく受け入れてくださり、そしてたくさんのことを教えてくださりありがとうございました!

浜益大好きだ~!

8月12日

今日はインターン生全員、厚田浜益ギュッと凝縮ツアーに連れて行っていただきました。

初めて厚田の風景や雰囲気を味わい新鮮な気持ちになったほか、浜益では滞在していた時とは別の角度からみる街の表情に新鮮味がありました。

ここからはエリア別に今日回った場所の一部をご紹介します。

〈厚田区〉

厚田区は初めて散策したのですが全体的に高低差が大きい印象を受けました。海との距離も高さも近い浜益とはまた違った風景を見ることができます。厚田の緑は浜益の森ような深い緑が美しいですが、厚田は草原のような爽やかさのある緑が美しい印象です。

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(飛ぶ鳥農場)

厚田区の訪問で一番印象的であったのが飛ぶ鳥農場さんです。

ここには鶏・ねこ・ヤギ・犬・豚などなど多くの動物が共存しています。

気候的にも風通しの良い爽やかな場所で、ストレスなく過ごすことができそうな場所です。

ここの鶏へのえさの中には醤油粕が含まれています。実際に見せていただきましたが醤油の香ばしい香りがしました。これにより白身に味が付くそうです。ただ塩分が多いため他の材料で調整するそうです。人間でも食事の栄養管理が難しいのでこのこだわりようは相当なものではないでしょうか。

そんな鶏に寄り添うようにしてできた卵で作ったシフォンケーキがこちらです。

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鶏への優しさがそのまま伝わってくるような柔らかさと食感でした。

やはり優しさや思いやりは連鎖するのですね。

ふわふわなプリンのようなフレンチトーストのような味がしました。

 

〈浜益区〉

厚田を巡ったあと、北上して浜益を巡りました。

1週間ほどしか滞在していなかったのに、どっぷりはまったせいか見慣れた風景に懐かしさを覚えました。(と言っても5時間前に離れたばかりの状態でしたが…笑)

 

(豊隆寺)

 浜益は徒歩で茂生(浜益地区)を散策しました。その中の一つが豊隆寺です。ここの外装を見た時はお寺という概念が若干飛びました。

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何ともカラフルな!昔の豪華絢爛とはまた違うテイストです。

後々聞くとこれは住職さんが最近塗られたものだとか!そのエネルギッシュさがこの色にも表れています。

このお寺では説法を聞きました。

私はこれまで、お坊さんがぼそぼそとしゃべり主張や思想が強めの説法しか経験をしたことがなかったので身構えておりましたが、第一声を発した時からこれまで経験した説法とは全然違いました。

コミカルかつテンポよく、そして簡潔に回り道をしながら分かりやすく仏教の教えについて話していただき、そのトーク力に圧巻しました。説法は聞く相手によって相性あるかと思いますが、ここの住職さんはインターン生全員を引き付けていたのですから、きっと誰にで分かりやすくあった説法のできる方であると思います。浜益のお互いさまの精神や普段の人との距離感がこういった説法を生み出すのかなとなんとなく感じました。

帰りに浜益中学校にお邪魔し、ビュースポットである場所から景色を眺める機会がありました。その美しさは言葉を失うほどです。漁港が近くにあるのですがその漁港がまた浜益らしさを強めより地域の風景にしています。

これ以上言葉は入れないほうが、より感動が伝わると思うので今日はこの写真で締めたいと思います。

明日から厚田でお世話になります!厚田もどっぷり浸って楽しみたいと思います!明日からよろしくお願いします!

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8月13日

今日から厚田でお世話になり、活動を行いました!

本日は一純さんという道の駅「あいろーど厚田」の中のおそば屋さんでお世話になりました。

ここでは厚田産の原料が多く揃っています。ニシンや蕎麦、望来豚などが分かりやすいでしょうか。道の駅とだけあってその地域を宣伝するにはもってこいの場ですね。

蕎麦をこねる作業を体験させていただきましたが、そばの香りがマスク越しからでもはっきりとわかるほど強く香っていました。

そのそばを茹でて、実食させていただきました。

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茹でても香りは残っていて、つゆもだしの香りや味が強めでしたがそれに負けないそばでした。

そんな厚田が集まる道の駅ですがここで見慣れたものに出会いました。浜益産(元々浜益という案も)(石狩市の代表や顔として?)

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浜益でお世話になったきむら果樹園さんのジュースです!

私が貼ったものも混ざっているのかな?

他にも善盛園さんのジャムやどら焼きなど浜益の品が多く並べられていました。

生産地・製造地が花川といった市街地のものもありました。

石狩市の中で実際に車を降りて巡る場所がこの道の駅のみという方も多く(本日のアンケート調べ)この道の駅は、ある意味一部の人にとっては石狩市を総括した場所なのかもしれません。

明日も一純さんでお世話になります。

今日よりも作業に慣れ周りが見えるようになると思うので、もっといろんなことを吸収したいと思います。

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8月14日

本日も一純さんでお世話になりました。

活動について書く前に1つ嬉しかったことを書きたいと思います。

この報告書(日誌?)を読んでくださっていた方がいたのです!今日お会いした時、読んでいて会うのを楽しみにしていたと言ってくれました!

読んでくれていたことだけでも嬉しいのに、私のつたない文章を通じて何かそそられるものを提供できたことがすごく嬉しかったです!

あと数週間めげずに書き続けていこうと思います。

その方に今日お会い出来てとても嬉しかったです!素敵な言葉をありがとうございました!

さてさて、一純さん勤務2日目。お盆+土曜日ということもあり、お昼過ぎからお客さんがわんさか来てくださいました。

昨日より昇格(?)し、お皿洗い以外にも盛り付けやつゆかけなど多くの仕事に携わるチャンスをいただきました。

その作業と機能の印象で感じたことはにしんそばが人気であるということです。ニシンの旬は今ではないのですが、ここに来たということで名物を食べようと思う方が多いのでしょうか?だとするといかに石狩地域外からお客さんが来ているかが感じられるくらいの注文数であったように思います。にしんそばは味付けしているにしんを一時つゆに付け込んでそのつゆごと麺にかけます。ニシンの油や香りがそばに絡んで風味の豊かなおそばになります。

ニシン業で栄えていたこの地域ならではの一品ですね!ぜひご賞味ください! 

話しは変わって今日のまかないの話。今日は焼きチャーシュー丼とたぬきそば(いずれも小)をいただきました!チャーシューに使われている豚は「望来豚」と呼ばれる豚を使用しています。

これを炙って食べます!そりゃあ美味しくないわけがない!

炙ると香りや風味が増してより豚の味を口いっぱいに楽しむことができます。

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望来は地名でムナイ(ふさがる川)というアイヌ語が変形してついた厚田にある地域です。

こうした知識はあいろーど厚田の2階に分かりやすくまとめてあるので、一純さんで食べた後にその産地のことについて学んでみるのもおすすめです!

最後は空と海の写真で締めようと思います。

「厚田や浜益の夕日や空は毎日表情が違い見飽きることがない」と住んでいる方から耳にしましたが、時間帯によっても全く違う表情を見せてくれます。それも数秒で変わってしまうあたりに特別感があり、一期一会のような感覚でとても好きです。まさに旅をしているような気持にさせられます。

この出会いを大切に、そして楽しみに明日からも頑張っていきたいと思います。

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8月15日

今日はジップラインのスタッフとして活動してきました。

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ジップラインとはこのようにロープを伝って滑っていくアクティビティのことです。

川沿いで滑るときは川による心地よい風を感じることもできます。まさに自然を風で受け止めるといった感覚です。

キャンプ場で行われているので、キャンプのお客さんがそのままこちらに流れてくるケースが多いです。テントを張っている川の近くを滑っていくのでみるとやりたくなってしいますよね。余裕のある人はキャンプをしている人に手を振るなど上空と地上での交流を楽しんでいました。

 ここで補佐をしていて驚いたことが、4歳の子供がこのアクティビティに参加していたことです。体の半分ほどの大きさのジップライン器具を抱え果敢に滑っていく姿に感心していました。

実は子供よりも同伴して滑った保護者の方のほうが、怖がってるケースが多く子供の怖いもの知らずなところと適応能力には驚かされるばかりでした。こういた自然とのふれあいや果敢なチャレンジを通じて大きくなっていくのだなと思うと、厚田のように自然が近くにある環境は非常に恵まれているのではないかとも思います。

話しは変わってこの写真をよ~く見てみてください。

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上のほうにある黒いもの、なんだかわかりますか?

これ全部トンボです!写真では見えないかもしれませんが鳥の大群のようなトンボがキャンプ場を飛び回っていました。そろそろ交尾や産卵の時期なのでしょうね。にしても多過ぎでは?(笑)

厚田の水がきれいな証拠ですね!

友達が携帯で写真を撮っていると休憩しにくる子もいました。今日はその写真で締めたいと思います。

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8月16日

今日は海浜プールでの活動でした。寒いこともあってかお客さんは非常に少なかったです。トータルで20組ほどだったでしょうか…。

今回はそのような感じでしたが、繁忙期には300組ほどが訪れるようです。

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海浜プールとは海を利用して浅瀬を作り、小さい子供も遊べるようにした施設です。

この範囲であれば全体を把握できるため事故やアクシデントにすぐに気が付き対処することができます。ライフセーバーの方曰く、その方が担当しているこれまで一度も事故がなかったそう。

クラゲ等の心配もありませんし、客層も小さな子供連れの方が多かった印象です。海デビューさせるにはもってこいの場所かもしれません。

私たちが待機していた事務所の隣にライフセーバーの拠点があります。ここには今日の波などの情報や担当者の紹介・ライフセーバーになりきることのできるスペースがあります。ちょっとした遊び心がありセーバーの方も楽しい方なのでそちらのほうも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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就労後にはサップをやらせていただきました。サーフボードのようなものに立ってオールを使って漕いでいくアクティビティで、元々は移動手段として行われていたものです。

見た目は優雅ですが、やってみるとバランスとりや方向転換の際に体全体を使うため慣れないうちは大変かもしれません。白鳥が水面下で必死に足を動かしているというのと同じような類でしょうか?(笑)

しかし慣れてくると辺りを見渡せるようになり、心地よい風と景色を堪能でいる最高のアクティビティです!自分で漕いで操作できることで水をかき分ける音を楽しむこともできます。個人的にはその音と景色に癒されました!

風が強くなく、天気のいい日に行うとより気持ちがいいそうです!ぜひ体験してみてください!

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8月17日

今日は札幌に出向いてみました。

石狩市(厚田)から札幌市まで移動していくと厚田と石狩市街地も雰囲気が違うことが視覚的に分かりました。

インターンをとして石狩の概要が頭に入ってきたので、バス停名や地名とこれまでの知識とが融合される感じがバスに乗っていて爽快でした。やはりそのものをはかるメモリを手に入れると物事が違って見えて楽しいですよね!地域もそういった要素があるからこそ、訪れるということに意味が出てくるのだと私は思います。

これまでと違った角度から石狩市を見て、石狩市を総復習できた一日でした。

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8月18日

今日も活動がお休みだったため、市街地を中心に散策をしました。

みなさんはこの実を見たことがありますか?↓

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これは「はまなす」という植物の実です。はまなすは石狩市のシンボルでもあるもので、5~8月頃にはピンク色の美しい花を咲かせます。

この花の花言葉の一つに「旅の楽しみ」というものがあり、まさに石狩市旅の楽しみの一つと言っていいでしょう。

石狩浜海浜植物保護センターでは「はまなす」など石狩の海岸沿いに生息する自然について、手作りの模型やパネルで分かりやすく説明がなされているので是非見てみてください。小学生が団体で見に来て学んでいた場所でもあるので、比較的分かりやすくかつ簡潔にまとめられていると思います。

そんなはまなすのソフトクリームがはまなすの丘公園ヴィジターセンターでは食べることができます。

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風味はバラやさくらのソフトクリームに近い感じです。バラ科の植物ですので、通ずるところはあるかと思います。さっぱりしていて非常においしかったです。

今日はあいにくの天気でしたが、はまなすの咲いている晴れた日はこうして窓辺で食べることも素敵ですね。

 

続いて訪れた石狩市観光センターではサケの寒塩引に出会いました。

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寒塩引は江戸時代に長期保存の目的で編み出された製法で、3か月間の塩漬け期間が必要です。しかも4kg以上のオスのみを使用するため、容易にできるものではないことが分かります。手間がかかるため近年では下火になっていましたが、2013年に観光協会等が目を付け古文書などを参考に復活。現在ではふるさと納税の返礼品などでもあるそうです。まさに献上物としてよみがえったのですね!

ちなみにサケの色味や味はオスとメスで全く違うそう。オスメスを食べ比べる機会はこれまでなかったので、サケや食に富んでいる石狩市の方ならではの情報であったなと思いました。

そんな学びの後は、石狩鍋を食べに「ひだか」さんに伺いました。

本当は夜のみ提供されているそうなのですが、今回は特別に頂くことができました。

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出てきた時。その内容に驚きました!もう鍋一杯にサケやゴボウ、ニンジンなどがぎっしり!赤味噌の風味が具材にしみ込み、味わい深いものとなっていました。今日は雨天で体が冷えていたので、よりこのうまみと熱が体にしみ込み食のありがたさを感じられた瞬間でした。

石狩鍋は家庭料理でもあることからお店などによっても使用する具材やみそが違います。お雑煮のような感じで各家庭個性が出るというのも石狩鍋が地域のものだと示しているようで面白いですよね。

1日の締めくくりに番屋の湯という温泉に行きました。

ここの温泉はあそびーちという海水浴場に近く、多くのお客さんでにぎわいそうです。冬も地元の方などがよく訪れるそう。今日も雨天にもかかわらず多くの方が利用されていました。札幌から車で1時間ほどのところにあるので市外からの利用客も多いかもしれません。

ここの温泉ではカピバラに会うこともできます。

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こうした要素もあってか、旅行サイトなどでおすすめ欄にこの温泉は出てきます。温泉でくつろぐ姿は癒し以外の何ものでもありません。ゆっくりと時間が流れるこの空間はこのカピバラさんによって作られているのかもしれません。

身も心も温まり充実した一日でした。

8月19日

今日から道の駅で物産展のスタッフとして活動しました。

これから4日間友好都市である沖縄県恩納市・石川県輪島市の特産品を販売します。恩納市はソフトボールつながりでキャンプ地など交流があるため、輪島市は北前船といった歴史的共通点より友好都市として関係を築いているそうです。

ドラゴンフルーツやパパイヤ、のどぐろのだしや「つるも」など普段目にしないような商品がずらりと並んでいます。

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はじめて見る商品もあり、お客さんに説明することが中々困難でしたが説明していくうちにイメージが沸きお客さんに紹介することができるようになっていきました。

珍しいからとまとめ買いしてくださる方も多く、特に色の多い沖縄の商品は大盛況でした。

休憩に駅長さんからしそサイダーを頂いたのですが、見た目以上にしその味が口いっぱいに広がり驚きました。炭酸は香りを広げる効果があると聞いたことがありますが、まさにそれが体感出来た瞬間でした。

今年は赤しそを使用したそうで色合いが赤みを帯びています。青い空と海によく似合う素敵な色合いでした。

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今日は昨日から一転し晴れていたので、最後に夕日を見に行きました。

沈む瞬間に感動したのはもちろんのこと、沈んだ後に残された太陽の色味が空いっぱいに広がった瞬間に心が奪われました。

海までも染め上げてしまうその優しい色は

しそサイダーを透かしのぞいた世界のようで、昼に飲んだサイダーの香りが運ばれてきた気がしました。

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8月20日

今日は物産展2日目。昨日より商品の陳列やポップを工夫し、食べたことのない商品は事前に調べて説明できるようにしました。すると工夫した商品が昨日より多く売れ始めました。商品マネジメントといった大きなことはできませんが、こうした小さな工夫で結果が変わってくるのだなと実感した一日でした。

そして今日から厚田Tシャツを着て活動です!

浜益にもオリジナルのTシャツがありますが地域のTしゃつがあるのって素敵ですよね!しかもデザインした方を知っているもしくは面識があるというのも愛着がわくし地域のTシャツの本来の意義がしっかり反映されている気もします。

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今日は厚田で灯篭流しがあり見学させていただきました。6つほどのお寺から灯篭が出され海に流していきます。

夕暮れの時間からゆっくりと流しはじめあたりが暗くなるにつれて、一つ一つの光が揺らいでいくその変遷は非常に幻想的です。夜景のようにたくさんの光が連なるこの景色。明かりの一つ一つにはそれぞれ人々の思いが込められているかと思うと何とも言い難い感情になります。波風立つことない状態で無事に送り出すことができてよかったです。

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灯篭流しは普段は開かれていない海岸で行われているのですが、そこには夕日や灯篭の写真を撮ろうと人が集まっていました。

そこでは「お久しぶりです」から始まる会話があちらこちらで繰り広げられていていました。浜益の地域の方々の交流が特徴的なのに対し、厚田は趣味や職場といったものでコミュニティが形成されている印象を受けました。

こちらに住んでいない方もいるので、深い付き合いは難しいこともありますがこうして何かの行事や機械のたびに交流をする関係というのも素敵ですよね。

灯篭流しにも厚田Tシャツを着ていき、厚田愛強めでたくさんの方とお話させていただきました。

こちらでも多くの方に支えられて活動ができています。私たちのことを受け入れてくださり、会ったときには応援してくださるその温かさに感謝する毎日です。

段々と厚田に染まっていく予感がします。

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8月21日

友好都市フェア3日目。土曜日に入り忙しく寝るかと思いきや人手はあまり変わらず、売り上げも前日と同じような感じでした。変わったことといえば風が強くポップや紙が飛ばされるのを抑えるという仕事が増えたくらいでしょうか。

それでも客層にはお子さんが多くやはり土日は客層が変わるなという印象を受けました。

 

今日は隣でBMWさんがバイクの展示イベントを行っていました。多くのツーリングリストの方が道の駅を訪れていました。道内ではこの道の駅が唯一の展示場所だそうです。石狩市がいかにツーリングに向いているのかそして人気なのかが分かりますね。

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今日は食レポを2つ。

1つ目はトマトです!道の駅のスタッフさんから頂いたもので、おうちで食べる用に育てているそうなのですが、全然商品として出荷していいほど見た目も美しく、皮がしっかり・味も甘みがあって感動しました。

浜益でもそうでしたが各家庭で趣味などで栽培しているものが、商品並みに美味しいんです!気候とかが関係しているのでしょうか?もしかしたら育てる人のよさも関係しているかもしれません。

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2つ目は飛ぶ鳥農場さんのプリンです!

12日に訪問させていただいてからずっと食べたかったこのプリン。

道の駅でもかなり人気なようで終業後には売り切れています。

今日は夕方ごろに来たのでしょうか。無事にゲットすることができました。

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一口目で絶句。卵の味がよいことが素人でも分かります。このプリンにはカラメル等ついていないのですが、そんなのがついていたら味の邪魔になると思ってしまうほど素材の良さが口いっぱいに広がりました。

買ってよかった~!無性に食べたくなってしまう!そんなプリンです。これなら何個でも食べることができちゃいますよ!

8月22日

友好都市フェア最終日。今日は朝から道の駅の開店を待つ行列ができていました。

昨日あいろーど厚田がテレビで紹介されたんだとか。紹介された商品を求め多くの方が集まったようです。

写真を撮った後にも多くの人が並んでいました。メディアの効果はとてつもないですね・・・!

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人が多かったこともあり、友好都市フェアの方大繁盛。今日だけでパインが仕入れ分の4割ほど売れました!

前日に購入した方が気に入り今日も来てくださり、他のお客さんに宣伝しるといったイベントっぽい雰囲気があり、活気がありました。

ただ今日は強風でテントのポップを押さえつけるのに必死。色んな戦いのある一日でした。

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旗やポップが激しく動いているのが分かりますか?

激しく音をたてて暴れていて、これまでの穏やかな天気が嘘のようでした。

駅長さんによると石狩市ではこうした強風は普段から吹くそうで、普段の石狩の夏らしくなってきたとおっしゃっていました。

厚田は特に高低差も激しいので風が多く発生するのでしょうか。

とにかく自然の強さを体感し、石狩の人が自然に沿って生活する理由が分かったような気がします。

 

この4日間担当の方には大変お世話になりました。試行錯誤し、なんだかんだでほとんどの商品を売ることができて、濃い4日間になりました。多くの経験をさせて頂いた道の駅の方々に感謝の気持ちでいっぱいです。

 

最後に3人とも4日間頑張ったということで、ご褒美に2階にあるジェラートを食べました。

カラフルで名前も魅力的なこのジェラート屋「Lico Lico」さん。階段を上ってすぐの場所にあるので誰しもがその誘惑に勝つことはできないでしょう。

ミルク系は濃厚、フルーツ系はさっぱりかつ味わい深いもので全種類制覇したくなってしまいます。

ぜひ誘惑に負けて、罪深いほどのおいしさを堪能してみてください。

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また最後が食レポになってしまいました。

石狩には美味しいものが多過ぎて困ってしまいます。

明日は何を食べようか。そんなことばかり考えてしまう自分がいます…幸せなことですね。

今日はこの辺で。

8月23日

フェアが無事終了し、今日は久々の休日でした。

天気が恵まれないことも多く厚田を散策することができていなかったため、今日はゆっくり厚田を巡ることに時間を費やしました。

 

最初にお邪魔したのは厚田学園さん。元々中学校をが令和元年に小中義務教育学校として生まれ変わりました。

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木を基調としたデザインで香りも柔らかな校舎からは海を臨むことができます。この写真の先の窓には青い海が広がっています。この公社とのコントラストが素敵で見入ってしまいました。

この学園の教育や活動について校長先生からお話を伺うことができました。中でも印象に残ったのはコミュニティスクールを目指す取り組みです。

地域で行う教育・地域と作る学校を進めている厚田学園は児童に避難訓練で地域の方を案内する役割を提供したり、地域の活性化の活動に参画する機会を積極的に作ったりしています。

修学旅行先で缶バッチ引換券であるウェットティッシュを配り、厚田に呼びこむ取り組みや、子供たちが添乗員となり厚田を案内する「あつたび」など地域の活性のために実際に動きその反応や変化を間近で見る機会が提供されています。

厚田の活性化について考え動き、結果を実感することで自分の地域への関心が高まり、ここでは自分の考えややりたいことが反映される場所なのだという意識が芽生えてくるのではないでしょうか。こうしたコミュニティスクールは現在多くの地域で揖目されていますが実現は中々難しいものです。少人数の学校だからこそいち早く機敏に動くことができたといった、この地域の特徴ならではの結果なのかもしれませんね。この取り組みが10年後20年後どのように作用していくのか。非常に気になります。

他にも厚田学園では、厚田いなりのパッケージデザインを考え、採用されたデザインをプロジェクションマッピングでアート化する活動を行っていました。

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自分たちで描いたものが動き出すというのは、子供たちにとって感動する機会になりそうですね。

今回はこの活動に協力されていたアーティストインスクールの方ともお話することができました。この活動ではアーティストが学校で関係を持ちながら創作活動を行います。隣人のような感覚で学校の先生や子供たちと共に活動することで新たなコミュニティや作品を生み出していこうという取り組みです。

第三者の視点が学校に入り、そこで生まれる化学反応を楽しむというのは、地域に第三者が訪れ別の視点から地域を見ることに似ていて学校内でも地域づくりのような取り組みがなされていることが非常に面白いなと感じました。

地域に根差した学校は、地域の特徴を反映したある意味で自治を行っています。そこに第三者が入って新たな活動を行うことは、地域にも大きな変化をもたらすことを意味しているのではないでしょうか。やはり学校や教育はその人だけでなく地域全体の基礎になってくるのでしょう。

私事ですが、以前から教育に非常に興味がありすべての元には教育があると考えています。どのように過ごしてきたか・何を学んできたかでその後世界の見え方は大きく変わってくるという考えが、成り立つことを今回この学校を見学し活動の様子を見ることで再確認しました。

ここの学校の校長先生のように子供たちに多くの視点を提供できるような大人になりたいなと強く思いました。

なんだか感想文みたいな内容になってしまいましたが…

厚田学園の見学、非常に興味深いものをたくさん見ることができました。

 

ほかにも聚富のほうを見学したり、市内のこだわりある農家さんから食材を調達しているわがまま農園さんで食事をしたりと非常に充実しており発見も多くありました。とてもこの中では載せきれないのでこの辺で今日は締めたいと思います。

※写真はわがまま農家さんと移動中に見えた景色です。黄金色になった稲穂が非常に美しく秋はすぐそこまで来ていることを実感した一日でした。

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8月24日

今日は厚田キャンプ場で活動しました。

ジップラインの活動で訪れたことはあったのですが、場内を回ったことがなかったので、見回りかねて散策もしました。

予想以上に敷地が広かったのですが、どのエリアからも川のせせらぎを聞くことができます。平日でお客さんが少なかったこともあり、静けさも楽しめる場所になっていました。

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今日は緊急事態宣言における営業に関しての問い合わせが大殺到。このご時世で自然に触れたいという方が多いようです。札幌市から近く、そうした需要は他の地域に比べ多いのでしょう。改めてここが札幌近郊という扱いであることを実感した瞬間でした。

連泊やチェックアウトの時間後も利用したいという方が多く、自然は時間やお金関係なく求めてしまうものなんだな~と思うことも多かったです。

 

さてさて今日のお昼はそんな自然を楽しみながら頂こうと、川辺で食べることにしました。ここでは例年サケの遡上が確認できるそうです。今年は雨が少なかったことから難しいかもしれませんが、機会があったら滞在中に見てみたいです。

そんな川辺で頂いたお昼は最高でした。水や風の音が音楽のように聞こえ、青空と透き通る川・心地よく吹き抜けていく風…すべてが完璧で自然っていいなぁって思ってしまいますね。できることならそのままボーっと夕方まで過ごしていたかった…

もっと贅沢なことに、お宿で頂いた取り立てまるごとトウモロコシにかぶりついていました。気分は野生動物というか山賊?自然を何重にも堪能した一日でした。

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明日で厚田での活動も終了です。なんだかんだあっという間でした。最後の日も頑張ります!

今日は相変わらず多く、のんびりしていたトンボで締めたいと思います。このトンボ、セミを探していた時に指をさしてたら止まってきたんです!動かしてもびくともしない…!ここではすべてにゆとりがあり流れる時間がゆっくりなようです。

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8月25日

活動最終日は一純さんでお世話になりました。

ここでの活動は久々だったので、仕事内容など少し忘れていることもありましたが周りの方が再度教えてくださり何とかこなすことができました。

前回はお盆期間に入ったため、忙しく周りを見る余裕がなかったのですが今回は少しゆとりがありスタッフの方とも沢山お話をすることができました。

スタッフさんの中には子育て世代の方もいて、厚田での生活についてより具体的に知ることもできました。

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ラスト一純飯は厚田の厚揚げ蕎麦とイクラ丼!

厚揚げは厚田にある美味しいお豆腐屋さんのものを使用しています。ふつうのお豆腐も非常においしく、お宿のみそ汁に入っている時はテンションが上がります!

幼い頃からいくらには目がない私。厚田でも頂くことができて幸せでした!今年のサケはどのくらいとれるのでしょうか。異常気象に負けずに育っていてほしいものです。

一純さん、3日間お世話になりました!

なかなかの足手まといだったとは思いますが、優しく教えてくださり沢山お話してくださったことがとても嬉しかったです。

本当に素敵な職場でした。

就労体験が終了したということで、お宿のオーナーさんに温泉に連れて行って頂きました!もちろん番屋の湯です!

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今回はサウナにも挑戦しました!が暑すぎて3分で退場。リアルウルトラマンになってしまいました。ですが何となく体が整った気がします!

明日からまとめの期間に入ります。お世話になった方々に少しでも貢献することができるような報告会にしたいと思います!

8月26日

今日から本格的に報告会に向けて準備が始まりました!

素敵なところや要素がたくさんある石狩市、厚田浜益地域。

よりよくなっていく案を私たちの実体験をもとに詰めていきたいと思います。

今日は写真を撮る時間がなかったので、いつかの素敵な風景をのせておきます。実はこの写真、友達に電話をしながら撮影したものです。ひさびさに話すことができた嬉しさを思い出す特別な夕日になりました。

こうやって自分の生活や思い出と一緒に残る風景って素敵ですよね!

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8月27日

本日は活動品製作のため、協力隊の方にお願いし地域の方々に話を伺いに行きました。突然お願いしたにも関わらず多くの方にご協力いただきました。

時間のない中で多くのお願いをしてしまい申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、皆さん興味深いお話してくださり、もっと一人一人の思いや人生に触れてみたいと思いました。

浜益の方々は温かいだけでなく、それぞれに自分の軸がしっかりとあって

「ここで生きている」ということがひしひしと伝わってきました。みんなの自叙伝を記していきたいくらい素敵なお話を聞くことができました。

こんな弾丸すぎる活動は浜益だからできたことなんだろうとしみじみ感じます。この優しさを誰かに返していきたいと思える一日でした。

久しぶりにインターン前半でお世話になった方にお会いした時、すでに懐かしさを感じ

そのくらい浜益に浸っていたのだなぁと感じました。

協力してくださった皆様、そして最後まで付き合ってくださった協力隊の柿岡さん 本当にありがとうございました。

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最初に訪れた時には青々としていた浜益の田んぼが黄金色に染まり輝いていました。

この一か月間あっという間でしたが、こういった情景を見ると月日が流れたことを実感します。そんな状況であろうと自然は絶えず動き進んでいきますね。

私も成長できているでしょうか。帰ったときに、少しは味のある人間になっていて欲しいものです。

8月28日

今日はいつもお世話になっている宿泊場所、民宿八幡二さんでランチ時間お店のお手伝いをしました。

ここに書いてしまうといつも同じことを書いてしまいそうなので紹介していませんでしたが

ここのご飯・・・すっごく美味しいんです!

厚田の食材や旬のものをアレンジした料理の数々どれも食欲をそそります。

ごはん・おかずはもちろん漬物や副菜もすべてが美味しいので

何を食べても第一声は「うま~!」になってしまいます。

ワンパターンですがそれしか出てこないくらい本当に美味しい。いつも今日のご飯を考えながら生活していると言っても過言ではないくらい楽しみになっています。

このようにいつもお世話になっていることから少しでもお力になれればと

お手伝いに協力した次第です。

お客さんからも美味しいね~という声が飛び交っていました。

食材もですが調理という過程も非常に大切ですね。どちらも揃わないと上手くいかない料理や食は非常に奥が深いと思います。

今日頂いた昼食はザンギカレー。ザンギ定食とカツカレーで迷っていたらどちらもかなえてくださいました。

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午後は報告会の準備を進め、夕方には天気が良かったので気分転換に夕日を見に行きました。夕日の落ちるスピードが速くみんなで慌てて走ったことはいい思い出になりそうです。

男女全員が活動以外で行動したのは実は初。お互い滞在拠点が違うこと接点がなく最初は戸惑いましたが合流してからはうまくコミュニケーションをとり、報告会に向けて挑んでいます。

女子とはまた違った視点を持っていて刺激的な毎日です。これからどんな風にまとまっていくのか楽しみです。本番まであと2日、、、一緒に頑張っていきたいと思います!

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8月29日

今日は八幡二さんにこもりっきりで報告書の作業をしていました。

何とか明日の本番に間に合いそうで一安心です。

八幡二さんのお手伝いは他のインターン生が行っていたのですが、オーダーミスがあったようで今日も八幡二さんのお昼を頂くことができました。

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こんなに魚介のうまみがぎゅっとつまったあんかけラーメンは初めてでした。

 

今日はまだ準備がありますのでこの辺で失礼します。

インターンシップ滞在終了まであと少し。風景を目に焼き付けながら生活していきたいと思います。

8月30日

ついに今日報告会を行ってきました!

直前まで修正を加え挑んだ報告会。緊急事態宣言中で規模が縮小されているとはいえ、その雰囲気にみんな緊張気味でした。

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1か月ほどしか滞在しておりませんでしたが、その中でもなるべく充実した内容を発表できるよう努めました。

拙い発表でしたが最後まで温かく見守っていただき、石狩市の方々の温かさをここでも感じました。

この1か月間こうして多くの方々に助けられて活動することができたということを実感し、幸せ者だなとつくづく思った瞬間でした。

発表後には参加いただいた方とお話をし、写真も撮らせていただきました。これでいったんお別れかと思うと名残惜しく中々解散することができませんでした。

すっかりこのまちや人に愛着がわいてしまったようです。

 

報告会終了後、最後の晩餐は望来豚のしゃぶしゃぶ!

最後の最後まで贅沢三昧でした!ずっと美味しいご飯を作ってくださった八幡二の谷さん、本当にありがとうございました!!

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これだけでも贅沢ですが。。。

なんと市役所の方々からケーキまで頂きました!

こんなロングサイズのケーキを見たのは初めて!宿では歓声が上がりました。

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コロナ禍でお疲れ様会といった余韻に浸り談笑する機会はありませんでしたが、その中でもこうしてメッセージを伝えることはできることをしみじみ感じました。離れていても…というのはまさにこういうことを言うのでしょうね。

だれがどの部分を食べるかを巡り、子供のようにじゃんけん大会をする姿は、つい数時間前まで緊張でかしこまって発表していた人とは別人のようでした。

市役所のみなさん、本当にありがとうございました!

 

最後に!念願の星空を見に行きました!

自分の体調不良や曇天の影響で中々見に行くことができず諦めていたのですが…

 

ついに!見ることができました!

空一面に広がっていて時折雲に隠れながら見せる輝きは本当に美しかったです!

下の写真を撮っている時、流れ星が夜空を駆けていきました。

突然のこと過ぎて何も願えませんでしたが、この先私たちに、そして石狩市に素敵なことがたくさん訪れて欲しいなと思います。

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8月31日

今日で石狩市とはお別れです。

昨日は報告会にプチお疲れ様会、星空観賞と充実していたために余計帰りたくないという気持ちが強かったです。

我が家のように過ごした宿も、毎日感動していた夕日や風景も見納めとなってしまいました。寂しい限りです。

 

石狩市役所で修了式を行い、思い出や感謝の気持ちを共有し合いました。

それぞれの人の言葉を聞いていると、みんなそれぞれ表現の仕方が違い普段だったらめぐり合うことのできない人たちだったことを感じます。

今回のような事業は、自分とは違う世界の人たちとも出会うことができる良さがありますね。

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1か月間という長いようで短い時間を過ごしてきたわけですが、

そこで会えた他のインターン生や地域の方とは濃密な時間を過ごせたのではないかと思います。人の温かさそしてその大切さを実感した1か月間でした。

 

地域の見方等だけでなく、優しさや多様性を受け入れることといった人間的にも成長できる部分が多かったと感じます。

普通のインターンにはない味が出ていたのではないかと思います。

これから先、どんな道に進みどのような人生を歩んでいるのか確実なことは言えませんが、今回の経験は間違いなく、どこかで自分を支えてくれるような気がします。

この出会いに感謝し、大切にしながら今後も精進したいと思います。

 

石狩市の皆さん、本当にお世話になりました!

インターン生のみんな、1か月間ありがとう!

そしてここまで報告書(もどき)を読んでくださった皆さんにもお礼を申し上げます。楽しんでいただけましたら幸いです!

インターン生みんなでまた石狩市に訪れることができますように…

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