吉田 開さん(よしだ かい)〔就労型課題解決インターンプロジェクト〕
8月2日
これから1ヶ月お世話になります。立教大学観光学部3年の吉田開と申します。
他のインターン生の皆さんが今日の活動内容を書いてくださっているので、今日厚田区に来て感動したことを書きたいと思います。
何に感動したかというと、「お米」です。僕の実家は田舎なので、農家さんから直接仕入れた米を食べています。ですから、米に関しては味のよしあしがわかると自負しています。今日の夕食、民宿八幡二さんで食べたお米は本当においしかったです。甘みが段違いで、その衝撃で写真を撮るのを忘れました。
写真は八幡二さんからの風景の写真と、
約2週間お世話になりますという意味を込めてお参りした厚田神社の写真です。
さて、八幡二さんで出されているお米は厚田区産の「ななつぼし」という品種だそうです。
石狩市は、寒冷な気候と砂などを基本とした地質から稲作に向かなかったと事前の学習で知りました。耐寒性の品種を作ったり、山から土を持ってきたり、治水工事をしたり、たくさんの努力があってこの美味しいお米があると思うと、感動せずにはいられません。五つ星…いや七つ星のお米だと思います。
初日の今日だけでも、ここに書ききれないほどの厚田区の魅力を見つけることができました。今後はどうすればこの魅力をいろんな人に知ってもらえて、そして訪れてくれるのか、このインターンを通して考えていきたいと思います。
8月3日
活動1日目は、まず道の駅あいろーど厚田にある蕎麦屋一純さんで就業体験をさせていただきました。
いつもはサービスを受ける側でしたが、サービスをする側という立場になることで、一純さんの蕎麦に対するこだわりがよく分かりました。
素材からダシに至るまでさまざまな工夫がされており、店を切り盛りする皆さんの技術も一流です。
僕は皿洗いだけで腰と足裏が痛くなりました。休日はさらにお客さんが増えるというのですから驚きです。
休憩時間には蕎麦といくら丼をご馳走になりました。特にイクラ丼はご飯に対してイクラの量がとても多く、満足度はとても高いです。ちなみにイクラ丼を食べたことは、同じインターン生で同室の慧君には秘密にしています。
また、道の駅内の散策もしました。特に人気だったのが1階の地元の野菜や果物を取り扱ったコーナーで、石狩市の食に対する意識は高いなと感じました。もちろん施設も、そこから見える景色もとても綺麗です。
さて、昨日から食べてばかりですが、今日は道の駅でアンケート調査を行いました。
ご回答頂いた皆さん、本当にありがとうございました。1時間という短い時間でしたが、たくさんの方にご回答頂けました。この調査の結果は今後の活動に活かしていきたいと思います。
また、お褒めに預かれることもあれば、厳しい言葉をいただくこともありました。もちろん素直に受け止め、改善していくつもりではありますが、内心は辛いものです…。
ですが、帰り道に出会った風景に元気付けられました。厚田区は景観がとても良いですね。ちょっと住んでみたいなと思ったほどです。明日からもまた頑張ります。
8月4日
実習2日目の今日は厚田海浜プールで就労体験をさせていただきました。
午後から小雨の予報だったので、お客さんは少ないかなと思っていましたが予想に反してたくさんの方々が利用してくださいました。
厚田海浜プールは防波堤に囲まれた海水浴場で、波が穏やかなのが特徴です。そしてライフセーバーさんが常駐しているので、もしもの時も安心です。
ですので、家族での海水浴におすすめだと思います。実際、今日も家族連れで来ている方が多くいらっしゃいました。
オープンしてからお昼前が一番忙しい時間帯なのですが、意外にも午後からくるお客さんも時々見かけました。厚田港朝市や道の駅に近いので、それらを観光した後にサクッと遊ぶのにうってつけの場所なのだと思います。
さて、ここまではインターネット上で少し調べれば出てきてしまう内容なので、実際に就労体験した上で、個人的なおすすめポイントをご紹介したいなと思います。
もしここに来たら、ライフセーバーさんが時々行う放送に耳を傾けてみてください。ここのライフセーバーさんの放送は、他の海水浴場とは一味違います。
それから時々、海鳥がやってきます。僕は鳥に詳しくないのでカモメかウミネコかわかりませんが、あまり見かけないその姿には癒されます。ただし人には慣れていないみたいなので、フェリーなどでよく見るエサを投げたらキャッチしてくれるというような芸は難しそうです。
今日は午後から予報通り雨が降ってきたので、汗と雨とで就労体験が終わる頃にはもうドロドロでした。でも、どんなに疲れていても、厚田区には大自然の優雅な景観と、筆舌に尽くし難いほど美味しいご飯と…と…。
もしかして、厚田区には「あれ」が無いのでは…?
「あれ」についてはもう少し調べて、明日の活動報告に書きたいと思います。
8月5日
今日も引き続き、厚田海浜プールにて就労体験をさせていただきました。今日は昨日の仕事に加えて場内放送を担当させていただきました。
また、今日は前日まで雨予報だったのですが、今朝になって晴れ予報に変わり、昨日の2倍近いお客様にご来場いただきました。ありがとうございます。
さて昨日は「厚田区にない『あれ』の話をします」なんて格好つけてしまいましたが、今日は別のトピックを見つけたので、「あれ」の話はまたお休みの日にゆっくり書こうと思います。そんなに勿体ぶる話では無いですが。
今日はまずこの写真を見ていただきたいと思います。お食事中の方はすみません。
これは、今日の朝オープン前の清掃で拾ったゴミの写真です。昨日の朝も清掃しているので、単純に考えて昨日のうちに海水浴場に捨てられていったゴミ、ということになります。
ビーチのゴミ問題の話はもう聞き飽きたよ、という方ももう少しお付き合いください。いつもとは違う切り口で書けるよう努力します。
今日一日、海水浴場で活動していて思ったことですが、もちろん意識的にポイ捨てをしている方はほとんどいませんでした。皆さん綺麗に使っていただき本当にありがとうございます。
ではなぜ捨てる人がいないのに次の日にはゴミが落ちているのでしょうか。
今日は昼過ぎごろから、急に海から陸の向きに吹く風が強くなりました。ライフセーバーさんのお話の受け売りですが、陸と海の温まりやすさの違いによって生まれる「海風」という現象だそうです。臨海地域特有の現象ですね。とても面白いです。
防波堤の外(左側)が波立っているのがわかりますでしょうか。
僕はこの時駐車場で受付業務をしていたのですが、その海風に乗ってビニール袋やら菓子の袋などが飛んでくるではありませんか。何回も飛んでいくゴミを追いかけに行きました。
結論として、ポイ捨てするつもりはなくとも、気づかないうちにゴミが風に飛ばされているのだと思います。
野外なので仕方のない面もありますが、ゴミを捨てない意識は今まで通りで、ゴミが飛ばされないよう、気にかけていただければと思います。
これも活動をしていてわかったことですが、海岸のゴミは劣化が早く、一つのゴミが5つぐらいに分裂します。これの何が問題かと言うと、一つ分のゴミに対して、拾う方は5回拾う動作をしなければなりません。労力は単純に5倍です。
現在、環境整備費として1000円の入場料がかかりますが、ゴミの量が少なかったら次の日少し割引など、何らかの特典があれば面白いかもしれません。(これは僕が今日ふと思っただけで、実際には提案も相談もなされていないことをご了承ください。)
前述した「海風」ですが、時間が経てば正反対の現象が起きて「陸風」になります。
今、この活動報告を書いている時間は、ちょうど海風と陸風が切り替わる間の時間で「夕凪」といい、無風の状態になります。
風がないのでとても暑いですが、こういった自然現象を身近に感じられるのも、海が近くエアコンがいらない地域ならではなのかもしれません。
涼しく快適な睡眠をとって明日も元気に活動できるよう、陸風が吹いてくれることを祈るばかりです。
8月6日
石狩市に来て5日目になり、朝夜の寒暖差にも少しずつ慣れてきました。来週から最高気温が20度台になり、涼しい北海道の夏が来る予報です。
今日は厚田キャンプ場さんで業務体験をさせていただきました。
ご覧の通りとても広いキャンプ場です。今日は最近1週間の中でも特に暑い日でしたが、たくさんのお客様にご来場いただきました。ありがとうございました。
僕は「接客」という行為に何となく苦手意識があったのですが、今日、受付業務をしていく中で、少しその楽しさがわかったような気がします。コロナ禍の中で人との関わり合いが少ない中、久しぶりに様々な方々とお話ができて嬉しかったです。
厚田キャンプ場には、牧佐内川(「ぼくさないがわ」と読むそうです。初見では読めませんね。)という小川が流れています。時期によっては鮭の遡上が見られるそうです。
こんな小さな川を鮭が遡上できる訳ないだろうと思った方、ご名答です。連日の少雨で水位が低く、このままでは鮭が遡上できないそうです。遡上が始まるのは9月中旬なので、それまでにまとまった雨が降ってほしい所です。
さて、書きたいことはまだまだたくさんあるのですが、明日のために早めに寝ようと思います。明日は休みなのですが…活動報告をお楽しみに。
このままだと物足りないので一つクイズを。
キャンプ場にあったこの道具、何のための道具でしょう?
答えは明日の活動報告で。おやすみなさい。
8月7日
昨日のクイズの正解は、蛇を捕まえるための道具でした。皆さんの予想は当たっていましたでしょうか?
さてさて、おはようございます。厚田港にて只今の時刻は午前4時19分です。今日はお休みの日なのになぜこんな朝早くに厚田港にいるのかというと、どうしても厚田区でとれたウニを買いたいからです。厚田朝市のウニは、休日はすぐになくなってしまうらしいので早朝からスタンバイしております。
5時になりました。
船が何隻か沖に出ていきました。
6時になりました。
市場が徐々に開いてきたのでお話を伺ってみると、先ほどの5時に出ていった船がウニ漁の船だそうで、戻ってくるのが9時頃なのだとか。幸い昨日採ったムラサキウニが市場に出ていたのでそれを買いました。厚田朝市でウニを買うのには、それなりの経験と運が必要になりそうです。
こういった困難もまた旅行の醍醐味ですね。苦労して手に入れたウニはどんな味でしょうか…楽しみです。
もちろんウニ以外も充実しているので、ぜひ一度は訪れて、できたらウニに挑戦してみてください。
これは厚田港の写真ですが、小さな魚が見えますでしょうか?
釣りの目標にするには小さいですがその数は十分で、栄養豊富な海を思わせます。厚田区の海産物はさぞかし美味しいことでしょう。
ウニを仕入れた後は、美味しい朝ごはんを食べて幸せな二度寝をしました。
13時には厚田区地域町おこし協力隊の飯塚さんが、カントリーキッチンアンさんや、ねこ道楽さん、そして浜益区の散策に連れていってくださいました。飯塚さん、本当にありがとうございました。
これらの行程については同インターンの慧君が詳しく書いているので、そちらを参照いただければと思います。
文量的には少し物足りないですが、今日もこの辺りでお暇させていただきます。石狩市に来てから毎日充実している一方、次の日に疲れを残さないためにも、早めに寝なければなりません。気づいた点はたくさんあるのですが、ゆっくり時間をかけて活動報告書に反映していければと思います。
そして明日からインターンに新しく3名が合流します。三人寄れば文殊の知恵、という諺もあります通り、皆の知識や気づいたことを持ち寄って、より良い発想力を持てれば…というのもありますが、単純にこれからどんな生活が待っているのかとても楽しみで仕方がありません。
それでは、また明日。
8月8日
一昨日に引き継ぎ(石狩市では一昨日のことを「おとつい」と読む人が多いように感じます。僕は「おととい」派です。)厚田公園キャンプ場で就業体験をさせていただきました。今日はキャンプ受付ではなく、ジップラインの方を担当させていただきました。
ジップラインとは、木と木の間に貼られたワイヤーを滑車で滑り降りていく遊びです。日本ではまだ発展途上で、この遊びができる場所は日本でも数少ないです。
その一つが石狩市厚田区にあって、その名を「アツターザン」と言います。今日はそれを体験させていただいた後、厚田産業株式会社の方とペアを組み、インストラクター役として就労体験をさせていただきました。
滑走している時は手を離せないので写真はありませんが、動画サイトなどで「アツターザン」と検索していただければ、アクションカメラで撮影した動画が出てくると思うので、それで雰囲気を掴んでいただければと思います。
でも、見るのと実際に体験するのとでは、当たり前の話ですが楽しさが全く違います。実際に体験していただいて、木々の隙間を縫って駆け抜ける快感を味わってほしいなと思います。
そして夕方から、男子チームに遅れて来ていた2人のインターン生が合流し、夕飯は4人で、昨日朝から並んで買ったウニを頂きました。八幡二さんには大量のウニを美味しく調理していただきました。本当にありがとうございました。
もう恒例のように、ウニ丼の写真は撮り忘れてしまいました。同インターン生の誰かが写真をあげてくれていることを祈ります。
加えて今回は写真が一枚もありません。写真というツールが皆さんの興味を惹くのに効果的だというのは重々承知しているのですが、画像イメージで溢かえる昨今、たまには文章から想像力を働かせることもなかなか乙なものでは…
すみません。明日から頑張って写真を撮るので、今回ばかりは大目に見てください。それではおやすみなさい。
8月9日
今日は休日でしたが、生憎の雨で海水浴に訪れるお客さんは疎らでした。
朝一番で海岸の清掃業務を行い、その後は駐車場の受付業務を担当させていただきました。
今回の受付業務では、夏休みの短期バイトで厚田区に来ていた大学1年生と高校3年生の方と一緒に行いました。歳も近かったので、お客さんが来ない時間帯は話が盛り上がりました。
年も出身も違う人たちが、厚田区の海浜プールで一緒に駐車場の受付をするなんて、よくよく考えると運命的な出会いで不思議な感じがします。僕が海浜プールで就業体験をするのは今日が最後なので、まさに一期一会です。
一人は札幌市出身、もう一人は苫小牧出身だそうで、話をしていると様々な発見があります。異郷の地を知りたいと思ったら、そこで仕事に就くことが最も理解が深まるなと感じました。そう思うと、このインターンに参加することができてとても嬉しいです。
今日の活動報告書は、話をしている時に気づいた「ちょっとした新しい発見」について書きたいと思います。厚田区浜益区の活性化に直接つながる発見ではありませんが、東京と北海道の距離の遠さを思わせるものを取り上げたいと思います。昨日の報告書で書いた、一昨日を「おとつい」と読む、みたいな感じですね。
【押ささる】
「押す」という動作は変わらないのですが、「意図せず押されてしまった」というニュアンスを含む言葉だそうです。これにあたる標準語が思いつかないのが面白いです。後々調べてわかったことですが、「〇〇さる」はいろんな動詞に使えるのだとか。
【やきそば弁当】
一緒に仕事をした2人のうち1人がお昼ご飯に持って来ていたカップ焼きそばです。なんでも北海道でカップ焼きそばといえばこれなのだとか。湯切りに使ったお湯で中華スープを作れることには感心しましたが、他のどのカップ焼きそばよりも美味しいというのには疑問です。インターン生活中の調査事項に加えておきたいと思います。
【ハマナスクラブ】
道外からきた私たちには、北海道のコンビニ=セイコーマートという等式が頭の中に刷り込まれていますが、ハマナスクラブというコンビニもあるそうです。名前は違うのですが一応セイコーマート系列なのでしょうか?そしてスパーというコンビニも一枚噛んでいるようで、その正体は不明です。北海道のコンビニ事情は意外と複雑なようです。
【とうきび】
実は上の3つに関してはなんとなく予想が付いたのですが、これに関しては全く思いつきませんでした。とうもろこしのことをさす言葉で、漢字では「唐黍」と書くようです(予測変換でちゃんと出てきた!)。あのコーヒーチェーン店で行われている都道府県で味が違うキャンペーンですが、北海道はしっかり「北海道とうきびクリーミーフラペ(略)」だそうです。
石狩市に来てから既に1週間以上経っていますが、いまだに毎日発見に恵まれて楽しく過ごしています。また明日も新しい発見がありますように!
8月10日
厚田区での最後の就労体験は厚田公園キャンプ場でした。しかしながら今日は石狩に来てから一番の悪天候で、お客さんの数も少なく受付も早めに仕事が終わり、雨の音を聞きながら過ごしていました。
今日は連日の暑さが嘘のように冷え込んで、日中は20℃を超えなかったようです。
こんな寒い日は、ゆっくり温泉であったまりたいですよね。そうです温泉です。ずっと言っていた厚田区内にない「あれ」とは温泉のことです。
厚田区内には温泉がありません。石狩市街と浜益市街にはそれぞれ1つずつあるのですが、厚田区にだけありません。厚田区から温泉に行こうとすると、どっちに行くにしても車で30分から40分ほどかかります。
キャンプ場や海水浴でお仕事をしていると、「ここら辺に温泉はないのですか」とか、「近い温泉まで何分ですか」と聞かれることが少なくありません。キャンプ場や海水浴があるのですから、必然的に温泉の需要は高いのだと思います。
今回のインターンシップの目的は厚田浜益の活性化につながるアクションプランの提案ですが、学生の身で「温泉を掘ればいいと思います」とは到底言えないので、この場を借りて厚田区の温泉について考えてみたいと思います。
少し話は逸れてしまいますが、地図上で石狩市の位置に指を置いて、その指を上に動かしていくと、豊富という地名にぶつかると思います。ここは豊富温泉という有名な温泉郷で、日本最北の温泉郷とも言われています。僕も一度は行ってみたい温泉街です。
そんな豊富温泉ですが、始まりは石油採掘中に温泉が吹き出たことによります。なので、この温泉は油分を含んでいることが特徴でもあります。
いやいやそんな話をして何になるのかと、日本で石油が出るとこなんて聞いたことないよ、と思う方もいらっしゃると思います。
勘の鋭い方は気づいたかもしれません。そうです厚田は石油が出るのです。量は少なかったようですが、昭和初期頃まで油田として開発されていたそうです。詳しくはあいろーど厚田2階のパネルで説明されています。
温泉開発については全くの門外漢ですが、豊富温泉の例もありますし、ボーリングしたら良質な温泉が出てくるのではないでしょうか。美味しいご飯に温泉、海水浴に温泉、キャンプに温泉、寒い冬に温泉…想像しただけで楽しそうです。…とここまで書いておいて大変恐縮なのですが、地元の方の話によると厚田区でも何年か前に温泉のためのボーリング調査をしたそうです。しかしながら、とても深いところにあって、掘るのに莫大なコストがかかるため、今でも厚田には温泉がないのだとか。
札幌と小樽の夜景を見ながらの露天風呂があったら…。
いやいや、ないものねだりをしている場合ではありません。温泉なんかに頼らなくても、既に厚田区の魅力はいっぱいありますし、活性化につながるアクションプランを作れるはずです。明日も引き続き頑張ります!
8月11日
今日はお休みだったので、石狩の歴史が始まった地である石狩本町の散策に行きました。
まずは、川の博物館です。ここでは石狩川の特に治水について学ぶことができます。
米の話をした時に、石狩市の地盤は軟弱であるということもお話ししました。
これは治水工事も困難なものにしてしまいました。しかしながら技術で自然を抑え込むのでなく、
あくまで石狩川は自然の状態でコントロール下に置くための試行錯誤に感動しました。
石狩砂丘の風資料館は、石狩本町について網羅的に学ぶことができます。
個人的には石狩市に敷かれている条里制、街を碁盤の目のように仕切る形態ですが、
京都などは綺麗に北を向いているのに対して、石狩市は少し斜めになっているのが面白いと思いました。
どうしてそうなっているのかは、ぜひここに行って確かめてみてください。
次は弁天歴史公園です。交易を仕切った場所である運上屋をモチーフにした建物がトレードマークです。
元々は石狩医院というこの辺りで一番大きな病院の跡地だそうです。土日祝日はここからガイドさん付きの
ちょっとしたツアーに参加できるのだとか。
残念そうにしていると、観光協会の方が声をかけてくださり、石狩弁天社の内部の見学と、尚古社と呼ばれる
個人資料館を見学できるよう手配してくださいました。ありがとうございます。
石狩弁天社も尚古社も、それぞれ担当の部署に事前に電話をすれば見学ができるそうです。
石狩弁天社は、石狩市で最も古い神社のうちの1つで、特に石狩川の主であるチョウザメと
亀の神様を祀っているのが特徴です。中には全国各地から集まってきた寄贈品があります。
北前船がここ石狩の地に寄港していた証拠です。
こちらは尚古社です。石狩は俳句でも有名で、「尚古社」とは、この辺りで活動していた俳句グループの名前です。
個人所有の資料館なので俳句やアイヌに関する展示が所狭しと並べられていました。
丁寧で綺麗な資料館もいいですが、こういった雰囲気もまた好きです。僕は焼物に詳しくはないのですが、
佐賀県で作られた伊万里焼もありました。もちろん北前船で運ばれてきたものです。
石狩灯台と、河口の船着場です。現在でこそ交通としての船は廃れてしまいましたが、こうして歴史や文化を学んだ後だと、
石狩川をひっきりなしに往来していたかつての繁華が想像できます。
8月12日
今日は厚田区・浜益区地域おこし協力隊の皆さんの解説で厚田区・浜益区内を散策しました。
厚田区内はまず、厚田くんせいに行きました。厚田くんせいのオーナーさんは移住者で、趣味からの延長という形で燻製を販売していらっしゃいます。そうは言っても味は本格的です。様々な味があってどれも美味しいのですが、僕は特に鮭の白子の燻製が、食感も相まって一番美味しいと思いました(美食を前にして写真を撮れる人などいるのですか?)。そして、厚田産なのは食材だけでなく、燻製に使う木も厚田産です。
飛ぶ鳥農場のオーナーさん家族も移住者で、厚田区で養鶏と養蜂をしていらっしゃいます。様々な動物たちと一緒に暮らしていて、なるべく動物たちへの負荷を減らそうとする取り組みを行なっていることがとても印象的でした。(このような取り組みは「アニマルウェルフェア」と言うそうです。)ストレスがほとんどない環境で、石狩産のものを加えた餌で育った鶏から採れる卵はとても美味しいそうです。この卵から作ったプリンは道の駅あいろーど厚田でも販売されています。
浜益区では寺社仏閣や職員用の家などを見学しました。写真は浜益神社です。集落から山に伸びる細い道路の終点にあるこの神社ですが、お祭りの時は浜益区(地元の方はこの辺りを茂生「もい」という旧名で呼ぶそうです。)の方による御神輿が行われるそうです。
他にも大心寺さんや豊隆寺さんで見学をして、説法を聞いたり、地獄絵図を見たりしました。今更な疑問ですが、浜益区のお寺はなぜあんなに地獄絵図が充実しているのでしょうか…?
最後は浜益中学校です。立派な校舎ですが、他の山間部集落の例に漏れず少子化の煽りを受けて、全校生徒は14人です。古くは高校と小学校の敷地だったそうです。
今日はたくさんの場所を訪れて、たくさんのことを学びました。人口は少なくなってしまいましたが、厚田区も、浜益区も、人と人との繋がりはとても強いと感じました。これを厚田・浜益区の良さとして挙げている方もいらっしゃいました。
厚田・浜益区の街おこし協力隊員の皆さん、今日はありがとうございました。
今日から浜益区に滞在になります。よろしくお願いいたします。
8月13日
今日はお休みだったので、民宿日本海さんのある川下・茂生地区からとりあえず北に向かって自転車を走らせました。本当は幌地区を超えた先にある雄冬岬に行こうとしたのですが、自転車では遠すぎたので断念しました。雄冬岬は昔、道路がなく訪問が困難な秘境として有名でした。憧れの地なのでいつか行ってみたいのです。機会があればまた挑戦します。
今日は浜益区の群別地区まで行きました。写真は群別地区の全景です。集落の中を国道が通らず、少し外れたところにあるので、他所からきた人が観光に来る場所ではないですが、地区の雰囲気は静かで海もあり山もあり、とても好きです。
さて、ここで引き返して浜益区のお寿司屋さんで昼食を取りました。せっかくここまできたので、僕は奮発して特上寿司を頼みました。シャリの2倍の大きさはあるネタと、よく効くワサビのバランスが絶妙で、とても幸せな気分になりました。これは皆さんの目と舌で直接味わってもらいたいものです。予約必須ですよ。
腹ごしらえをした後は、川下八幡神社とハママシケ陣屋跡を散策しました。一つ面白い写真をお見せしたいと思います。
神社の境内にあった石碑の写真です。少し見づらいですが、「鳥海山、湯殿山、羽黒山」と書かれています。何か違和感に気づきましたでしょうか?そうなのです。鳥海山も湯殿山も羽黒山も山形県の有名な山の名前です。ちなみに羽黒山、月山、湯殿山の三山は出羽三山と呼ばれています。
なぜこの北海道の地で山形の山名なのでしょうか?
その理由は安政6年、1859年にまで遡ります。安政6年に幕府は蝦夷地の警備を東北の六藩に割り当てました。そしてこの辺りに割り当てられたのが庄内藩、今の山形県だったということです。ハママシケ陣屋を築いたのも庄内藩です。
僕の出身は福島県なのですが、会津藩は主に道東地域を割り当てられていたようです。自分に関係することはより興味が出て面白いです。
明日は浜益区にきて初めての就労体験です。気持ちを新たに勉強させていただきます。
8月14日
浜益での活動1日目は、川下海浜公園で清掃活動を行いました。
ここは厚田海浜プールよりも規模が大きく、キャンプもできて、さらにお盆の時期だったので、お客さんもたくさんいらっしゃいました。
北海道では海でキャンプをする習慣があるのですね。湖でのキャンプはありますが、本州での海でのキャンプは多くはないと思います。
清掃活動は午前中だけでしたが、たくさんのゴミを集めることができました。
面白かったのは、厚田海浜プールはビニールや紙類のゴミが多かったのに対して、川下海浜公園は、プラスチックの破片が体感的に多く感じました。日帰りと宿泊だとゴミの種類が変わるのですね。そしてあのプラスチックの破片は何処からきているのでしょうか?
今年はコロナ感染症の影響で海水浴オープン前に大規模な清掃ができなかったことと、海外からが流れ着くゴミもあって量がどうしても増えてしまうそうです。
厚田区と浜益区、同じ市内で距離は近いですがそれぞれの問題がありそうです。
さて、汗をかいた後は温泉です。集落の中心から少し離れたところですが浜益区には温泉があります。なんとサウナもついています。
12時に入って、キャンプ場のお客さんが増える17時まで浜益温泉を堪能しました。
温泉表示を見ると、浜益温泉の泉質は「単純硫黄泉」だそうです。硫黄泉は白濁色で賛成を示し、独特の匂いがあることが多いのですが、浜益温泉に関しては無色透明で弱アルカリ性、軽微な硫化水素臭がします。弱アルカリ性なのでお肌にやさしく、日焼けした肌に嬉しいですね。
でも硫黄泉と聞くと、火山に近いイメージなのですが浜益区どころか石狩市には火山はありません。黄金山も火山っぽい形をしていますが火山ではありません。
ではどうして硫黄泉なのでしょうか?これはもう少し調査が必要ですね。
明日も頑張ります。
8月15日
今日も昨日に引き続き、午前中は川下海浜公園で清掃活動を行いました。
雲が多くどんよりとした天気でしたが、昨日からここ浜益の地に集まってきたお客さんの活気は天気なぞ知らんといった感じでした。その活気に影響されたかのように、砂浜でとれるゴミもたいりょうでした。
人間1人が出すゴミの量は凄まじいなと思わずにはいられませんが、実際のところ重要な問題です。
ガラス片やプラスチック片は怪我をする可能性がありますし、新しいアクティビティをするにしても清掃活動のせいで手が回らない、単純に景観が悪くなるといった問題が考えられます。ゴミ一つで起きる悪影響は計り知れません。
具体的な解決策は出せませんが、この活動報告書をみて、頭の片隅にでもこれらゴミ問題のことを置いておいてくださる方が増えればいいなと思っています。
少し堅苦しい文章になってしまったので、今までも散々書いてきた「お米」の話をしましょう。
実は今日の午後、浜益の方々と少し交流する機会がありまして、なんと「お米を美味しいと言っている人」として僕のことを既に知っている方がいらっしゃいました。
単純な観光客としてではなく、些細なことですが地域と関係を持てたことはとても嬉しく思います。が、まさかこんな形になるとは思いませんでした。また、厚田区、浜益区の良いところは人の繋がりだと聞いてはいましたが、ここまでとは恐れ入りました。
美味しいだけでなく、地域の方々との繋がりを作ってくださったお米様ですが、浜益区の現在の様子はこんな感じです。
8月の夏真っ盛りという時期に、既に穂が垂れ下がるほどの実りをつけています。本州(北海道のみなさんは内地と呼んでますね)のお米は今どんな感じでしょうか。僕が北海道に来る前の記憶では、まだ青々としていて成長期だったように感じます。
最近までの異常な暑さも幾分か関係しているそうですが、やはり北海道らしい冷涼な気候だからこそ成長が早いのではないでしょうか。
すっかり北海道米のファンになってしまいました。今年も美味しいお米が無事に収穫できることを願っています。
8月16日
川下海浜公園での就労体験もひと段落つき、今日はお休みをいただきました。
朝一番で人の少ない温泉を楽しみ、午後は川下地区の散策をしました。
お天気は曇りで少し肌寒かったですが、それがかえって温泉を良いものにしてくれました。
浜益温泉も気付けば3日連続になってしまいました。500円という低価格で、サウナまでついているのですから最高です。民宿で前売り券を買うと400円になります。もし3ヶ月以上ここにいるとしたら、間違いなく月パスを買っていたと思います。
さて、話は変わりますが皆さんは観光をするときに何かしらのルーティンはありますでしょうか。
僕は古地図をよく見ます。古地図を見るとその集落がどんな歴史を歩んできたかよく分かるし、誰にも見向きされなくなった、しかし歴史的な価値を持つ場所や建物に出会う時があります。そもそも古地図自体、インターネットの時代とはいえ入手が難しく、見ているだけでも胸が高まりますし、それを見ながら現実の街を歩けたら、これ以上の楽しみはありません。
今回はなんと、石狩本町の古地図を弁天歴史公園の資料館で、浜益区の古地図を町おこし協力隊のみなさんからいただくことができました。最近はどこに行くにしてもその古地図と照らし合わせながら楽しんでいます。
現在の地図には載っていなく、古地図にだけ載っている場所の1つに、旧浜益中学校があります。
地区のメインストリートから少し入り組んだところにあるので、地図を見なければ見つけることはできなかったと思います。
校舎に「ありがとう川下校舎」と掲げられていることから察するに、おそらく既に廃校になっていて、以前は地域の方々に愛されていた学校なのかなと思いました。避難所としての利用も想定されていることもありますが、1階部分は雪除けがされており、綺麗な状態に保たれています。
少子化に伴って廃校が増えるのは、ここ浜益区に限ったことではなく全国規模で起こっており、その再利用の方法も模索が続けられています。
しかしながら、本当に何気なくですが、このまま避難所として利用できる最低限の整備だけで残しておくのも悪くはないと思いました。
そういえば茂生地区にも現役の浜益中学校がありましたが、それと関係はあるのでしょうか?「学校」に着目して地域の歴史を見てみるのも面白いかもしれません。
8月17日
石狩市にきて16日目になりました。天気は快晴で熱中症に注意と朝のニュースで流れていました。とは言っても最高気温は25℃で、本州に住んでいる私たちからすればとても過ごしやすい気温です。
今日はきむら果樹園さんで就労体験をさせていただきました。
きむら果樹園さんからの写真です。中央に何か青いのが見えますでしょうか?
きむら果樹園さんは果樹園なのでもちろん山奥にあるのですが、浜益区の切り立った地形によって海にも近いという面白い特徴を持っています。
まずはデンボクのまわりの草刈りをしました。デンボクって何ですか?「電気牧柵」のことです。鹿や猪が入り込まないように、園内を電気線で囲っています。これに草木や蔦が絡まると電圧が落ちてしまい、効果が薄れてしまうので手入れをしてあげなければなりません。鎌を使ってせっせと刈り込んでいきます。
お昼は敷地内にある山小屋兼直売所でいただきました。この家屋、築100年以上経っているらしく、ノスタルジー感満載です。開園したのが明治10年だそうですから、その当時の雰囲気をまだ纏っているとも言えます。
その後はアオダイショウを捕まえたり、近くの川でヤマメやイワナを釣ったりと、遊びに精を出しつつも、今度は刈払機による草刈りを行いました。エンジンがついていて、高速回転する歯で草を刈っていくあの機械です。見たことはあるけど使ったことはない人がほとんどなのではないでしょうか。
僕もその1人で、最初は刈残しがあったり、一定の高さで刈り取れなかったりしましたが、最後の方は少しずつ慣れてきました。明日も続きをやるそうなので頑張りたいと思います。
就労体験を終えた後は、果樹園内を散策しました。果樹園のオーナーさんのお父さんは、果樹はもちろん虫や植物についても造詣が深く、知らなかった事ばかりでとても勉強になりました。
至極単純なことで本当に申し訳ないのですが、真昼なのにも関わらず楡の木に大きなミヤマクワガタが何匹もいたことに感動しました。
ミヤマクワガタですが、本州では滅多にお目にかかれません。早朝カブトムシを撮りに行って運が良ければといった感じです。「深山」の名が示す通り、手付かずの美しい自然に囲まれた環境であることをわかっていただけましたでしょうか?
最大のテーマである果樹について書くスペースがなくなってしまいました。でもあと数日お世話になるですので、また明日これらについて書きたいと思います。
8月18日
今日は昨日書けなかった「果樹」についてお話ししましょう…!と思ったのですが、今日はお天気が悪く残念ながら果樹園での就労体験は中止になってしまいました。
天気が「悪い」とは言いましたが、最近はずっと雨が降っておらず、きむら果樹園さんでも実が大きく育たないなどの悪影響が出ている程で、果樹たちにとっては恵みの雨です。そう思うと少しは憂鬱な気分が晴れる気がします。
そうこうしていると、地域おこし協力隊の柿岡さんが僕たちのために各方面と調整し、散策プランを作ってくださいました。ありがとうございます。
まずは豊隆寺さんで精進料理をいただきました。
精進料理とは、修行の際に食べる料理のことをいい、動物性タンパク質が少なく、野菜中心になります。基本的に野菜はあんまり好みではないのですが、ここで採れた野菜だということで、新鮮で甘みがあっておいしかったです。個人的にはナスの味噌田楽がお気に入りです。おかわりもいただきました。欲深くてすみません。
次は、はまます郷土資料館です。
はまます郷土資料館では、特に浜益区の鰊漁の歴史と漁師の生活について学ぶ事ができます。資料館の建物自体が、鰊番屋という作業場兼住宅だというのが面白いです。印象的だったのが、群別の漁港の写真です。今でこそ静かな漁港ですが、当時は鰊漁の船が絶えず行き交う場所だったというのが驚きです。また、それがたったの100年前の話という栄枯盛衰の早さに驚きました。管理人さんのお話も実体験を交えたもので、とても面白かったです。ありがとうございました。
この後はまた豊隆寺さんに戻りお寺の掃除の手伝いをし、浜益温泉に入って充実した1日を過ごすことができました。
明日は天気も回復する見込みで、果樹園での就労体験が再開できると思います。明日も頑張ります。
8月19日
おはようございます。絶賛草刈り中でございます。
今日は雨上がりの気持ちのいい晴れで、朝から体を動かしたい欲でいっぱいでした。きむら果樹園さんも、今日は就労体験をさせていただけるという事で、一生懸命草刈りに取り組みました。
面白いのが、刈払機に2種類あることです。1つはご存知の通り、金属のカッターで草木を刈り取る刈払機で、もう1つはナイロンでできたコードを高速回転させるタイプの刈払機です。なぜ2種類あるのかというと、例えば岩と岩の隙間に雑草が生えていた時、金属のカッターでは岩に干渉して危険です。ナイロンのカッターであれば岩と接触しても、ある程度弾力があるので安全です。斜度が大きく岩や石がある果樹園では、ナイロンコードの刈払機が大活躍します。豆知識としていかがでしょうか?
はい。皆さんが聞きたいのはこれではないことはよくわかっております。果樹についても様々なお話を聞かせていただきました。
きむら果樹園さんでは、りんご、ぶどう、さくらんぼ、もも、プラム等々、多種多様な果物を扱っています。特筆すべきはりんごです。近年のりんごはわい化栽培といって、木が大きく成長しすぎない苗木を使い、木と木の隙間を詰めることで収穫量を上げる方法がとられています。木が実をつけるのも早いので新規で果樹園を始めても軌道にのせやすいといったメリットがあります。一方で木自体が自然災害に弱く、寿命が短いといったデメリットもあります。おおよそ15〜20年で植え替えなければならないそうです。1つの木から永遠に実がなり続けると思っていた僕には衝撃でした。
きむら果樹園さんでは、わい化栽培と普通栽培の両方の栽培方法をとっています。特に普通栽培の方は樹齢100年を超えるそうで、日本で栽培されているりんごの中でも最も古いうちの1つに入るのだとか。それだけ長く続いただけに品種も古いもので、栽培している果樹園も少なく市場にもあまり出回らないものだそうです。
わい化栽培と普通栽培、どちらが良いなどはありませんが、おいしさを求めて品種改良を重ねてきた科学の結晶か、歴史が紡いできた浪漫あふれる実か、どちらの方が食べたいですか?僕は両方食べたいです。きむら果樹園さんでは両方食べられます。
最後に今日浜益の旧茂生地区で行われた灯籠流しの写真で締めにしたいと思います。明日も頑張ります。
8月20日
今日できむら果樹園さんでの就業体験は最終日になってしまいました。
お世話になったきむら果樹園さんへ感謝の気持ちを込めて、草刈りに精を出します。といっても終わったのはほんの一部分ですが…。
普段は教室でじっとしていることが多いので、1日中自然に囲まれた中で体を動かすのはとても気持ちいいです。
きむら果樹園さんではお昼ご飯をいつもいただいていたのですが、そこで出た面白い食材をご紹介したいと思います。
【ナマコ】
海に近い地域ならではの食材だと思います。僕は最初何なのか分からず食べて、歯応えがよく美味しいと思いましたが、最初にナマコと聞いていたらまた印象は変わっていただろうと思います。海ではちょっとグロテスクで柔らかそうな見た目なのに、結構硬いのが面白いです。
【アイヌネギ】
ギョウジャニンニクのことを、北海道ではこう呼ぶそうです。僕はギョウジャニンニク自体たべたことがなかったです。味は野菜なのに濃厚な味がしてとても美味しかったです。野菜というよりウドなどの山菜に近いと感じました。実際日当たりの良い急斜面を好んで生えるそうで、採るのには困難をともなうそうです。ありがたくいただきます。
こういった地域特有の食べ物は面白いですね!これからもいろいろ探してみたいと思います。
それではまた明日も頑張ります!
8月21日
今日は久しぶりのお休みなので、民宿でゆっくりしていました。
北海道の歴史についての本を読んでいたのですが、とても面白いです。
地元の方々は150年ほどしか集落の歴史がないと言いますが、その分ちゃんと記録に残っていることが多く、自分たちの曽祖父曽祖母の世代の話なので、なんとなく身近に感じられるから面白いと感じられるのかもしれませんね。
さて、今日は最後に浜益温泉に行って1日ゆっくりしました。
明日からも頑張れそうです。
8月22日
2日お休みしてすみませんでした。少しばかり体調を崩したので療養をしていました。
北海道に関する本を読むなどして勉学には励んでいましたよ!
というのを言い訳にして、今日は気分転換のために全国的にも有名なリゾート地ニセコに羽を伸ばしに…じゃなくて見学しに行きました。
小樽駅の樽の字に電柱が被っているというなんとも冴えない写真ですが、とりあえず小樽駅に10時30分頃到着しました。浜益区からここまでのバスはないので、市役所の方に送迎をしていただきました。お休みなのに送迎をしていただき本当にありがとうございました。
ここからレンタカーを借りて2時間かけてニセコまで向かいます。この空模様を見る限り、良いお天気に恵まれて楽しい旅行になることでしょう!
こんにちは。時刻は14時過ぎです。僕は今、ニセコにあるニセコアンヌプリという山にかかるゴンドラに乗っています。ご覧の通り大粒の雨が降っております。
山頂駅近くの展望台です。雨雲の中に入ってしまい、50m先が見えるかどうか怪しいところです。本来なら、雄大なニセコの自然美が眺望できたことでしょう。
唯一慰めになる(?)のは「ニセコアンヌプリ」という特異な山の名前です。北海道でカタカナ地名なので、アイヌ語由来だろうと予想していましたが、その通りでした。ニセコ町のwebサイトによれば、「ニセコ」が切り立った崖、「ヌプリ」が山で、「ニセコアンヌプリ」は切り立った崖とその下に川がある山、という意味だそうです。
ニセコアンヌプリが顔を出してくれなければ、双璧を成している羊蹄山ももちろん顔を出してくれません。
石狩市にインターンで来たのに、ニセコ町に浮気したので罰が当たったのでしょうか。いずれにせよ、ニセコにはいつかまた訪れてその魅力を余すことなく堪能したいと思います。
もちろん今日も気づいたことや学んだことがたくさんあるので、インターンで活かせるよう、明日からの就労体験もまた頑張ります!
8月23日
おはようございます!先週の時点で今週は雨が続く予報でしたが、一転して今日は良いお天気になりました。
今日からさくらんぼの善盛園さんで、就労体験をさせていただくはず…だったのですが、辿り着いたのは果樹園とは別の地区にある倉庫でした。
何が始まるのかと身構えてしまいましたが、まずは資材の整理から始まりました。倉庫といっても、面白いものがたくさんある秘密基地のような感じです。
善盛園のオーナーさんも含めて、厚田浜益には魅力的な方がたくさんいらっしゃいます。そして皆さん自分の空間というか秘密基地を持っているなあという印象です。大人でありつつも童心を忘れないことが魅力につながるのでしょうか。僕も欲しいです秘密基地。
すみません個人的なお話でした。さて、整理を終えたあとはなぜか果樹園ではなくお米の農家さんのお話を聞きに行きました。来ました!お米のお話です!
そろそろ収穫の時期が近いことが素人目にもわかります。実際には2週間後ぐらいに収穫するそうです。
今まで何度もお米がおいしいといってきましたが、どうしても僕の主観的な感想でしかありませんでした。でも今回お話を聞いて、この美味しさは農家さんの情熱によるものだと確信しました。手間をかけなければもっと効率的に生産できるそうですが、やはり品質、特に美味しさが損なわれてしまうそうです。
そして、どれくらい手間をかけたかは美味しさだけではなく田んぼの美しさにも出てくるそうです。写真を見ていただければわかりますが、色は金色ですし、稲の背丈も綺麗に揃っています。
厚田区浜益区のお米を全国の皆さんに食べていただきたいのですが、手間をかけている以上生産量には限りがあります。ここは課題として解決策を考えていきたいところだと思います。
善盛園さんについて詳しく書きたいところですが、お米の話に熱が入りすぎて日も暮れてきてしまいました。
明日も善盛園さんでお世話になるので、明日の活動報告書で詳しく書こうかなと思います。明日もよろしくお願いいたします!
8月24日
善盛園さんでの就労体験も2日目になりましたが、今日も新しいことをたくさん学ぶことができました。
善盛園さんにもプラムやぶどうはありますが一番多いのがさくらんぼで、旬の時期はさくらんぼ狩りを楽しむことができます。
善盛園さんのさくらんぼをいただいたのですが、甘いのはもちろん実が詰まっています。さくらんぼの実は雨粒がつくだけで浸透圧によって割れてしまうほど繊細なので、実の詰まったさくらんぼを作るのは難しいことだと思います。
さて、今回はそんな美味しいさくらんぼ作りのお手伝いをさせていただきました。さくらんぼの剪定です。
さくらんぼの剪定は基本的に、上に伸びている枝を切り落とします。一口に上に伸びている枝といっても人工物ではないですから、どの枝を切り落とせば良いのか見分けるのは難しいことで、知識と経験が必要になる作業です。僕も初めて切り落とす時はどの枝を切り落とすべきか相当迷いました。少しは慣れましたが、まだすぐにはわかりません。
なぜこのような形で剪定をするのかというと、上に伸びすぎてしまった枝についてしまった実は収穫が大変だということと、上に伸びた枝についた葉が下についている枝や葉、実に日光が当たるのを妨げてしまうからです。また、枝の本数を少なくすることで、残っている枝に養分を行き渡らせる効果もあります。
「剪定」と聞くと、なんとなく人間のやりやすいように木の形を操作する、というイメージでしたが、実際は木の成長を助ける、木に対して思いやりを持った行動だと、就労体験をさせていただいて知ることができました。こういった愛情情熱があるからこそ美味しいさくらんぼが生まれるのだと思います。
1日中剪定をしていたわけではないですが、今日剪定が終わった木は「3本」です。
この広大な果樹園のうちのたった3本…?
明日も頑張ります。
8月25日
今日で浜益区内の就労体験は最終日になります。一段と気合を入れて臨もうと思ったのですが、生憎の雨で善盛園さんでの作業がお休みになってしまいました。果樹達にとっては恵の雨です…。
なので、今日は浜益区の地域おこし協力隊の柿岡さんのお手伝いから始まりました。
少し話は逸れますが、はまます郷土資料館の上に土日祝のみ営業しているCafestというおしゃれなカフェがあります。ここではワーキングスペースやワーケーションとしての利用も計画されていて、今日は特別にそこでお仕事の手伝いをさせていただきました。
海の見える小高い丘の上に立地していて、お仕事も捗りそうです。浜益区の活性化の拠点になれば良いなと思います。
お昼は富士見屋さんでいただきました。富士見屋さんは昭和の古地図に載っているほどの老舗です。名物はどら焼きで、とても美味しいので一度ご賞味していただければと思います。
少し不思議なのは富士見屋という名前です。もちろんですが富士山は見えません。浜益区のシンボル的存在である黄金山のことを指しているのでしょうか。黄金山は浜益富士とも呼ばれています。
さて、午後から浜益小学校・中学校の生徒さんたちがビーチの清掃をするというので、僕たちも参加させていただきました。
いきなり参加したのに一緒に活動してくれた小中学生のみなさん、ありがとうございました。みなさん礼儀正しくて驚きました。小学生と中学生で隔たりがなく、兄弟姉妹のような関係を保っているのも少し羨ましいなと思いました。
浜清掃を終えた後は、きむら果樹園さんで就労体験をさせていただきました。最後の最後まで本当にお世話になりました。
浜益区での活動も終わり、明日からは活動報告会に向けてラストスパートです。頑張ります。
8月26日
昨日で就労体験はすべて終わり、活動報告会に向けて厚田区へ移動しました。
お昼はカントリーキッチンアンさんの海の幸ミックスフライでお腹を満たしました。やっぱり厚田浜益のご飯は最高に美味いです。最初に来た時の感動を思い出しました。これからラストスパートの3日間頑張りたいと思います。
では、早速準備の方にうつりたいと思いますので今日はこの辺で!
8月27日
活動報告会まで残すところあと3日になりました。
取材に奔走する人たちもいれば、一日中部屋に籠ってプレゼンテーション作りに励む人たちもいてとても楽しいです。
今日のお昼は前浜さんで前浜ラーメンをいただきました。新鮮な魚介たっぷりでとてもおいしかったです。海老もホタテも今まで見た中で一番大きくてびっくりしました。
最後に厚田港朝市で干されていた昆布の写真で締めにしたいと思います。そういえば、昆布はアイヌ語由来だそうですね。
明日も頑張ります!
8月28日
活動報告会まであと2日!
今日も取材班は取材に出かけ、制作班は部屋にこもってプレゼンの作成に勤しみました!
僕は制作なのでひたすら部屋の中にこもってプレゼンを作っていました!
寝ているとき以外はスライド作りに勤しんでいるつもりなのですが終わりがみえて来ません!
頑張ります!
8月29日
活動報告会まであと1日!
なんですけど終わりが見えて来ません!
取材の方は終わったので取材班の方もプレゼン作りに参加してくれました。
お昼ご飯の時間も忘れるぐらいみんなで一丸となって頑張っています!
ラストスパートです!頑張ります!
8月30日
今日はついに活動報告会の日です!
…というのは嘘で、この活動報告書を書いているのは9月11日、実家の福島県からお送りしています。インターンが終わってからというもの、休む間もなく学びに精を出していました。遊んでいたわけではないですよ。観光学部なのでどこかに行くだけで学びになるのです。多分。
もうあれから10日経ってしまったのが信じられません。今でもとても充実した8月だったと思います。
さて、活動報告会当日の朝は、比喩でもなんでもなく起きた瞬間から準備を始めました。実は、当日になっても準備は100%ではなく本当に間に合うのかという感じでした。
お昼も梅干しおにぎりとカツゲンだけで済ませました。カツゲンはもう思い出の飲み物です。
16時集合でしたが、結局準備が終わったのが17時半、始まる30分前でした。
肝心の本番ですが、緊張してほとんど何も覚えていません。でも、自分たちの伝えたいことは全部言えたので良かったかなと思います。
活動報告会が終わった直後の写真です。写真たくさん撮ったのですが疲れていたのか達成感なのか、ほとんどブレていて一番綺麗な写真がこれでした。
さてさてこの日の夜は盛大に打ち上げをして、夜は気づいたら寝ている感じでした。明日は午前中から修了式ですが果たして起きることができるのでしょうか!
8月31日
お…は…ようご…ざい…ま…す…。
9時半に石狩市役所への送迎車が来ることになっていますが、現在の時刻は9時、荷造りも終わっていません。最後までドタバタでした。昨日から今日はこうなるとは薄々思ってはいました。この感じがらしいといえばらしいですが…。
長いと思っていた1ヶ月間も今日で終わりです。本当にあっという間でした。
修了式では、賞状だけでではなくなんと動画のサプライズまでありました!
本当にお世話になりました!
8月という真夏の1ヶ月間だけだったのにも関わらず石狩市の魅力をたくさん知ることができました。いつか春、秋、そして冬の石狩市に訪れたいと思います。また違った魅力がありそうです。
そして、ここまで一緒に活動してくれた6人のインターン生にも感謝を述べたいとおもいます。リーダーっぽいことは何もできませんでしたが、一緒に活動していてとても楽しかったです。ありがとうございました。またどこかで会える事を楽しみにしています!