石狩浜海浜植物保護センター (展示情報)
センター概要
<石狩浜の自然を楽しく学ぶ>
石狩浜海浜植物保護センターは、石狩浜の豊かな自然環境を未来に伝えていく活動拠点として、2000年4月にオープンしました。
当センターでは、石狩浜の自然情報の発信や海浜植物を集めた観察園があります。
また、市内にある学校の環境学習の場として利用されています。
色とりどりの花を咲かす海浜植物たちにふれあいながら、大人から子供まで楽しく学ぶことができる施設となっています。
(展示室)
(1) 展示室
海浜植物保護のあゆみ、石狩浜の自然の概要、石狩浜に自生する海浜植物、昆虫、鳥類、ほ乳類などの写真やイラストを
交えながら石狩浜の生態系を紹介しています。
また、海辺の漂着物や海浜植物の種子、実などを使ってオリジナルのクラフト作成を無料で体験できます。
海浜植物保護のあゆみ 1970年代以降に海浜レジャー利用、車両の乗り入れ、ハマボウフウの過剰採取などで石狩浜の海浜植物が激減しました。
こうした状況を心配し、海浜植物の保護・保全に取り組む機運が広まり、「保護地区」の指定や「石狩浜海浜植物保護
センター」の開設につながりました。開設後も、保護柵の設置、条例の施行、保全計画が策定され、市民団体・行政・
研究機関が協業で海浜植物の保護・保全に努める体制が、今日までつづいています。
このような石狩浜における海浜植物保護のあゆみを紹介しています。
石狩浜の自然の概要 海浜植物等保護地区や石狩浜の地形などを紹介しています。
石狩浜の動植物の紹介 石狩浜で生きる代表的な動植物を写真やイラストなどで紹介しています。
海辺のクラフト体験コーナー クラフトは、石狩浜で出会った海辺の漂着物や海浜植物の種子、実などを使って無料で作れます。
※ 7名以上の団体でクラフト体験を希望される方は、スペースに限りがありますので事前にセンターに
ご連絡してください。ご連絡先は、「ご利用案内」で確認してください。
撮影日:R5.5.31
(2) 展望室
天気が良い日には、石狩湾から遠くは、小樽や浜益の方を眺めると積丹岬や雄冬岬まで一望できます。
センターにお越しになった際は、ぜひ、展望室からの眺望を楽しんでください。
(積丹岬) (雄冬岬) 撮影日:R5.6.5 ※ 展望室に上がるには、階段となります。エレベータはありません。
(3) 観察園
石狩浜周辺に自生する砂丘の植物を集めた観察園です。
海浜植物を間近に観察したり、いきもの探しをしたり、学び・遊び・楽しむ場所です。
外来種などを除去しながら、砂丘本来の植生をできる限り再現して整備に努めています。
各遊歩道には、ベンチが整備されています。花期に合わせ観賞しながら、散策を楽しんでください。
(観察園から見たセンター) (遊歩道に整備されているベンチ) (観察園に咲くハマナスとハマエンドウ) 撮影日:R5.5.30
観察園で観賞できる海浜植物
(4) ハマナス再生園
ハマナス再生園は、「ハマナスが彩る石狩浜の風景」を再現するための試験地です。
近年、周辺環境の変化や過度なレジャー利用等によりハマナス群落が失われつつあります。
「石狩浜ハマナス再生プロジェクト」では、この失われつつあるハマナス群落の再生を市民ボランティア・事業者・石狩浜海浜植物保護センター
の協動で進めています。
(再生園) 撮影日:R5.5.30
公共施設での展示情報(石狩市民図書館内)
石狩市民図書館などの公共施設を利用して、石狩浜海浜植物保護センターの情報などを発信しています。
(1) センターの掲示板
設置場所:石狩市民図書館エントランスホール掲示板
海浜植物の開花や保護センター内のイベント情報などを発信しています。
図書館を利用した際は、ぜひ目を通してください。
(掲載の様子) 撮影日:R5.6.6
(2) センターの海浜植物花壇
設置場所:石狩市民図書館の正面入口の左側
保護センターでは、市民の方に身近に親しんで頂けるように、石狩浜に生育している海浜植物を花壇でご覧いただけます。
花期に合わせて、観賞してください。
(花壇の様子) 撮影日:R5.6.6
花期 | 海浜植物 |
4月~5月 | イソスミレ |
4月下旬~5月上旬 | チャシバスゲ |
5月 | ハマハタザオ |
5月~6月 | テンキグサ |
5月下旬~6月・9月 | ハマエンドウ |
5月下旬~7月 | ハマナス |
6月 | エゾスカシユリ |
7月 |
ハマボウフウ ノコギリソウ |
7月~8月 | エゾカワラナデシコ |
7月中旬~8月中旬 | カセンソウ |
7月~9月 | ナミキソウ |
9月 | ミヤマアキノキリンソウ |