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「石狩鍋」の「100年フード」認定と有識者特別賞の受賞について

印刷用ページを表示する 掲載日:2024年3月11日更新

「石狩鍋」の「100年フード」認定と有識者特別賞の受賞について

 文化庁が実施している、食文化機運醸成事業「100年フード」において、「未来の100年フード部門 ~目指せ、100年!~」で、北海道を代表する郷土料理「石狩鍋」が認定され、さらに有識者からの評価が特に高かったとして、有識者特別賞を受賞しております。
 今年度は60件の応募があり、認定基準を満たした50件が追加認定を受け、有識者からの評価が特に高かった5件が有識者特別賞を受賞しております。
認定書
いしかり地産地消の店
石狩鍋
~石狩鍋とは~
​ 「石狩鍋」は、生鮭のあらを使い、味噌仕立てでキャベツなどの西洋野菜、豆腐などを入れた北海道を代表する鍋料理です。もとは「だいなべ」と呼ばれる漁師が作業の合間に食べる料理だったと言われています。冷凍技術が未発達の時代に生鮭のあらを使った料理が生まれたのは、鮭漁が盛んな石狩ならではです。また具材に用いられるキャベツなどは明治以降に栽培が広がったもので、北海道の開拓の歴史を反映しています。「石狩鍋」の命名は意外に遅く戦後のことで、石狩の鮭地引き網漁を見るために訪れた観光客に「石狩鍋」と名付けて提供したことに始まります。石狩町によるさけまつりキャンペーンで盛んに宣伝したほか、札幌の料理店で「北海道名物」として取り上げられたこともあり、急速に広まりました。北海道では、家庭ごとに具材やダシのとり方に多くのバリエーションがあり親しまれています。

「100年フード」の概要について

 文化庁では、多様な食文化の継承・振興への機運を醸成するため、地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化を、100年続く食文化「100年フード」と名付け、文化庁とともに継承する取組を進めるとともに、食文化への学びや体験の提供に取り組む博物館、食の体験・情報発信施設等に関する情報を一体的に発信する「食文化ミュージアム」の取組を実施しています。
【文化庁HP】「100年フード」を認定しました(外部サイト)