恐ろしい熊
印刷用ページを表示する 掲載日:2014年7月31日更新
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9.恐ろしい熊(御料地(ごりょうち)地区)
御料地(ごりょうち)とは、御料林があったので、この名がついたそうだ。
泥川には、駅ていがおかれ、はたごを営み、郵便物や荷物の受け渡しをしていたんだと。
夏は馬車。冬は馬そりに乗って、運んでくれるんだが、ふぶきで何日も何日も届かなかったことがあったんだと。
大正のはじめの、ある雪の降りはじめたときに、兄弟で山に行く途中に、突然、大きな大きな「熊」にでくわしたんだと。
おどろいた馬にふり落とされた弟は、そのまんま熊が、つれていってしまったと・・・・・・。
次の日の朝はやぐに、熊にくわしい、「天川恵三郎」さんを頼んで、村中で熊狩りをしたども、弟は帰ってこなかったと・・・・・・。
射止めた熊は、馬そりにあまるだけの大きな熊だったと。
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