国道の開通
印刷用ページを表示する 掲載日:2014年7月31日更新
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15.国道の開通(雄冬(おふゆ)地区)
雄冬(おふゆ)は、アイヌ語で、「ウフイプ」というんだと。
むかし、増毛と浜益の両側から、道がつくられたんだと。
馬の背のような道だったので、それは、それは、ゆるぐねいもんだったと。
とど島付近は、ものすんごいニシンだったと。網には穴があき、あっちこっちさ、バナナのように、たれさがっていたもんだと。
海のダイヤモンドと呼ばれた“数の子”は、干す場所がなくなると、屋根の上や、家の中にまで、干したもんだと。屋根が平たいのは、このためなんだと。
昭和五十六年に「幻の国道」が開通したときは、本当にありがでがったや-。
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