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HIV/エイズについて

印刷用ページを表示する 掲載日:2022年12月27日更新

HIV/エイズについて

 

HIV感染=エイズではありません

HIV感染

 HIV感染とは、身体の中にHIV(ヒト免疫不全ウイルス)が存在している状態をいいます。感染初期は自覚症状がほとんどないので、感染者本人が気づくことは困難です。
​ 感染者の体内で、数年から10数年かけてHIVが徐々に増えていき、HIVが免疫の働きをする細胞を壊すことで徐々に免疫力が低下していきます。

 

エイズ(AIDS)とは

 免疫力が低下すると、健康なときにはかかりにくい感染症や悪性腫瘍にかかったりします。この状態を、エイズ(AIDS)といいます。
​ 英語のAcquired(アクワイアド)Immuno(イミュノ)Deficiency(デフィシェンシー)Syndrome(シンドローム)の頭文字をとったもので、日本語では「後天性免疫不全症候群」といいます。
 生まれた後に(後天性)、病気とたたかう抵抗力である免疫力が低下すること(免疫不全)により生じる、いろんな症状の集まり(症候群)という意味になります。

 

HIV感染後、無症候期を経てエイズを発症します

 HIVは、免疫力を低下させてしまうウイルスです。しかし、HIVに感染してもすぐにエイズの症状が現れることはありません。そのため、感染を知らないまま、大切なパートナーにうつしてしまう可能性があります。
 自覚症状のない時期(無症候期)に治療せずにいると、だんだん免疫力が弱まり、健康な人では何ともない菌やウイルスで病気になってしまうようになります。エイズの発症の目安となる病気は23種あり、これにあてはまるとエイズ発症と診断されます。
 ウイルスの感染を早く見つけ、発病をおさえる治療を行うことが大切です。

 

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感染経路は主に3つ

性行為による感染

 もっとも多い感染経路です。HIVは主に血液や精液・膣分泌液から、性器・肛門・口などの粘膜や傷口を通って感染します。

 

血液を介しての感染

 覚せい剤など依存性薬物の「回しうち」による注射器具の供用によって感染します。また、HIVが存在する血液の輸血によっても感染します。
 日本では輸血用血液は厳重な検査により最高水準の安全が確保されていますが、現在の技術ではきわめて稀とはいえ、感染の可能性を完全に排除することはできません。

 

母親から赤ちゃんへの母子感染

 母親がHIVに感染している場合、妊娠中や出産時に赤ちゃんに感染することがあります。また、母乳による感染の例もあります。しかし、適切な予防を行うことで、赤ちゃんへの感染の可能性を低くおさえることができます。
 こんなことでは感染しません。
 HIVの感染力は弱く、性行為以外の社会生活ではうつりません。接触による感染・空気感染の心配もありません。

  • 握手
  • 咳、くしゃみ
  • 缶などの回し飲み
  • 風呂やプール
  • 洋式トイレ

 

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HIVは性感染症の一つ、誰でも感染する可能性があります

性感染症があるとHIVに感染しやすい

 性感染症とは、性行為によって感染するさまざまな病気のことです。若者を中心に感染者が増加しています。性感染症によって粘膜や外性器、子宮内膜などに病変があると、HIVに感染しやすくなります。また、女性では不妊症の原因となります。

 主な性感染症
 淋病、性器クラミジア、性器ヘルペス、梅毒、尖圭コンジローマ、トリコモナス症、毛じらみ、カンジダ症など

 

性感染症の予防には、コンドームの使用を

 性感染症のほとんどは、コンドームで予防できます。ただし、直前につけるのではなく、性行為のはじめから終わりまでつけておくなど、正しく使用することが大切です。

 

HIV検査は匿名・無料で受けられます

 HIV抗体検査は保健所で「無料」、「匿名」で受けることができます。江別保健所では毎月1回もしくは2回、検査を実施しています。検査を受けるには事前に、電話予約が必要です。また、エイズについての相談を随時受けつけています。

 ●江別保健所エイズ相談専用電話:011-383-3449

 詳細は以下のページをご覧ください。

 【江別保健所ホームページ】「HIV抗体検査について」(別ウィンドウで表示)

 

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HIV/エイズに関するご相談について

 HIV/エイズに関する不安や悩み、質問、疑問等にこたえる専門機関やサポート機関があります。
 気になることがあれば、なんでも相談してみましょう。

 ●エイズ予防情報ネット相談専用電話(フリーダイヤル・無料):0120-177-812

 ●エイズ予防情報ネット相談専用電話(携帯電話からの場合・有料):03-5259-1815

 【公益財団法人エイズ予防財団ホームページ】「電話相談のご案内」(別ウィンドウで表示)

 

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毎年12月1日は「世界エイズデー」です

 ■令和4年度キャンペーンテーマ
 「このまちで暮らしている。私もあなたも。12月1日は世界エイズデー」

 エイズの流行は今も続いています。
 世界エイズデーは、エイズのまん延と、患者・感染者に対する差別・偏見の解消を目的に制定されました。
 毎年12月1日を中心に、世界各国でエイズに関する啓発活動が行われています。

 【厚生労働省ホームページ】「12月1日は『世界エイズデー』」(別ウィンドウで表示)

令和4年度世界エイズデーポスター

 ※上の令和4年度世界エイズデーキャンペーンポスターについてはこちら。
 【API-Net エイズ予防情報ネット】令和4年度 世界エイズデーポスターコンクール審査結果(別ウィンドウで表示)

 

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関連ページ

 【厚生労働省ホームページ】「HIV/エイズ予防対策」(別ウィンドウで表示)

 【江別保健所ホームページ】「エイズ(AIDS)について」(別ウィンドウで表示)

 【API-Net エイズ予防情報ネット】(別ウィンドウで表示)

 【HIV感染妊娠と母子感染予防】(別ウィンドウで表示)

 【政府広報オンライン】ストップエイズ!まずは早めに「HIV検査」を(別ウィンドウで表示)

 【政府インターネットテレビ】エイズはもはや“死の病“ではありません ~早期HIV検査のススメ~(別ウィンドウで表示)

 

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