遺跡の位置

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ページID 1004730  更新日 2025年2月28日

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地図:遺跡の位置

石狩市石狩紅葉山49号遺跡は、北海道の日本海側にある石狩湾に面した石狩市にあります。
石狩市は石狩平野の西端にあり、市域の中央を石狩川が還流し、その流れは北部で石狩湾に注がれています。
遺跡は札幌市の北部と境を接する花川地区にあります。

石狩管内地図

地図:石狩管内地図

石狩紅葉山49号遺跡は、石狩市役所から南へ約3キロメートルの位置にあります。遺跡は発寒川の左岸氾濫原及び紅葉山砂丘にあります。発寒川は遺跡から2.5キロメートル下流の茨戸で石狩川旧本流に合流します。

遺跡周辺の地形と成立ち

地図:遺跡周辺の地形と成立ち

石狩平野は沖積平野で、遺跡は旧砂丘と内陸側低地に立地しています。砂丘は、6000年前に形成された「紅葉山砂丘」で、縄文海進に伴なう風成砂丘です。海進後、海は1年に1メートルのペースで後退し石狩市域が陸化されていきました。

発掘調査区域

地図:発掘調査区域

発掘調査区域は花川南9線、南花畔通り、花川通り、発寒川に区切られた台形の区域にあります。発掘調査総面積は2万平方メートルで、そのうち4300平方メートルが低湿地遺跡です。低湿地遺跡は、このほか防風林及び遊水池敷地内に数万平方メートル残っているとみられます。

昭和36年地形図

地図:昭和36年地形図

遺跡周辺は昭和40年代後半からの宅地開発により、旧地形が残るのは北西の紅南公園と屯田墓地、防風林に限られています。本図は昭和36年の地形図から作成したもので、標高10メートルを越える小砂丘の集合と発寒川によって、削剥された砂丘の裾の凹凸も観察できます。

調査前の風景

写真:調査前の風景

この写真は発掘調査前の砂丘部の林を伐採した直後のものです。防風林手前の牧草地には旧河川が埋没していることを示す、緑の濃い部分が見られます。この時点では旧河川は江戸時代頃のものだろうと思われていました。

このページに関するお問い合わせ

教育委員会社会教育部 文化財課
〒061-3372 北海道石狩市弁天町30番地4
電話:0133-62-3711 ファクス:0133-77-5011
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。