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厚田ゆかりの著名人 子母沢 寛

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年7月31日更新


子母沢 寛

作家 (旧厚田村栄誉村民)

時代小説家として大御所的存在であった子母沢寛は、明治25年(1892年)厚田に生まれました。本名は梅谷松太郎。小学校を厚田で学び、中学校は函館、小樽、札幌と転じています。札幌の北海中学、明治大学法学部を卒業後、記者生活を始めました。釧路新聞社、読売新聞社、東京日日新聞社などを経た後、執筆活動に入ります。昭和12年(1937年)「新撰組始末記」を処女出版し、「国定忠治」により文壇的地歩を確立しました。また戦後にかけて幕末、江戸の郷愁をこめた「勝海舟」「父子鷹」も注目されました。「勝海舟」はNHKドラマにもなっています。

子母沢 寛の写真
子母沢 寛


祖父、梅谷十次郎の影響が強く、晩年の著作、厚田を舞台にした「厚田日記」は子母沢文学の根源の集大成ともいえます。また、昭和15年からは、奇しくも、厚田出身の戸田城聖が経営する出版社から単行本を出版することとなり、ふたりは深く親交していきます。
なお、子母沢寛の著作「厚田日記」「南へ向いた丘」は北海道文学全集第四巻にも収録されています。また画家の三岸好太郎は異父弟にあたります。


子母沢 寛 数々の著作の写真
数々の著作