石狩紅葉山49号遺跡/2002.09.26
印刷用ページを表示する 掲載日:2014年7月31日更新
9月9日、新たなエリと推定される柵(粗い簾状のもの)が出土しました。柵は長さ2メートルで幅1.4メートルの長方形をしており、作り方はヤナギの割り木を約5センチメートル間隔で並べ、それを横木(5段)ブドウの蔓(3段)で交互に固定しています。割り木の下の部分は、斜めにカットされて尖っています。この付近では魚叩棒が出土しています。
その後、同様の柵は続々発見され、破損したものも含めますと9月26日現在、合計17ヶ所あります。今のところ支柱などは見つかっていませんので使用方法などは不明です。
また、木製の横槌(よこづち)も出土しています。これは「エリ」の杭を打ち込むのに使ったと考えられます。