石狩浜の動物
印刷用ページを表示する 掲載日:2017年11月24日更新
1.哺乳類・爬虫類・両生類
キタキツネ よく見かけます。ネズミなどの小動物のほか、アキグミやハマナスなどの植物の実もよく食べているようです。 | エゾヤチネズミ 春、葉が茂る前の草原で時々姿を見かけますが、まずは姿は見れません。アキグミの樹皮をかじった痕があちこちで見られます。 (写真:北海道環境科学研究センター宮木氏より提供) | トガリネズミ 砂の上に転がっている死がいを時々見かけます。独特の臭いがあり、キツネが食べずに放っておくそうです。 |
ニホントカゲ 春先には穴の入り口で日光浴している姿をよく見かけます。 夏には、尾の青い若い個体をよく見かけます。 | アマガエル はまなすの丘湿原部や海岸草原でよくないています。親船名無沼にはオタマジャクシがたくさんいます。 | アオダイショウ 保護センターの周辺で時々みかけます。 ノネズミやカエルを食べているようです。 |
オットセイ 冬にまれに訪れる珍客です。 ゴマフアザラシも毎年数例目撃があります。 | エゾシカ 砂地に足跡がありました。緑地を伝って手稲山方面から来たようです。 | エゾユキウサギ 冬に足跡を見かけます。河口部より少し上流のマクンベツ湿原では足跡が多いです。 |
2.甲殻類・昆虫類など
キタホウネンエビ
石狩海岸林と青森県下北半島でしか生息が確認されていない、日本固有の珍しい生き物。原始的な甲殻類の仲間でミジンコに近い。海岸林の砂堤列の凹地に、春先一時的に生じる融雪プールに生息。水がたまっている2ヶ月ほどだけで孵化から繁殖し、残り10ヶ月の乾燥期は卵で過ごします。成体のサイズは1cm程
エゾアカヤマアリ
研究により、1970年代には、約45,000巣、約3億のアリがひとつの家族であることがわかり、世界最大級の営巣地として国際レッドデータブックに記載されました。
海岸林に近い海岸草原に生育しています。攻撃性が強く、誤って巣を踏むと、たくさんのアリが足を上ってきてかまれます。
チョウ類
幼虫の食草と成虫が訪れる花が豊富にある石狩浜は、チョウの種類も豊富です。
| キアゲハ セリ科を食草とするため、石狩浜では幼虫はハマボウフウをよく食べているようです。 成虫は、赤色系の花を訪れて吸蜜します。 成虫は春と夏に見られます。 |
トンボ類
周辺に水辺が多いせいでしょうか、たくさん飛びます。親船名無沼では種類が豊富です。
ノシメトンボ 夏から初秋までにかけて(8月)、大量に飛び交います。 | イトトンボの仲間 親船名無沼でアオイトトンボ、エゾイトトンボなどが見られます。 |