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石狩浜の植物

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年11月24日更新
  • 石狩浜で見られる種58種を紹介します。
  • 花(実)の見ごろの時期順に並べました。
  • 生育場所は、石狩浜自然マップを参考にごらん下さい。
  イソスミレ/セナミスミレの写真 ハマハタザオの写真 スズメノヤリの写真 コウボウムギ(雌株)の写真
種名 イソスミレ/セナミスミレ ハマハタザオ スズメノヤリ コウボウムギ(雌株)
科名 スミレ科 アブラナ科 イグサ科 カヤツリグサ科
花期 5月 5月から6月上旬 5月 5月
生育場所 はまなすの丘砂丘部
海岸草原
はまなすの丘砂丘部
海岸草原
はまなすの丘砂丘部
海岸草原
はまなすの丘砂丘部
海岸草原
コメント 石狩浜が分布の北限。
はまなすの丘では群生が見られます。
最盛期の5月中旬には、砂丘に白い水玉模様を散りばめたように咲く。 花を大名行列の毛槍に見立てた名前です。 雌雄異株。砂丘の前方(海側)に多い。
  ハマエンドウの写真 ヒメイズイの写真 キンギンボクの写真 オオヤマフスマの写真
種名 ハマエンドウ ヒメイズイ キンギンボク オオヤマフスマ
科名 マメ科 クサスギカズラ科 スイカズラ科 ナデシコ科
花期 5月下旬から9月 5月下旬から6月上旬 5月下旬から6月上旬 5月下旬から7月
生育場所 はまなすの丘砂丘部
海岸草原
海岸草原~海岸林縁 海岸林縁 はまなすの丘湿地部周辺海岸草原
コメント 実のようすは、エンドウマメそのもの。 小さな釣鐘状の花。 咲き始めは白(銀)、花の終わりかけは黄(金)色に。 ごく小さな花。長い期間咲いています。
  アキグミの写真 ハマナスの写真 ハマニンニク/テンキグサの写真 コウボウシバの写真
種名 アキグミ ハマナス テンキグサ/ハマニンニク コウボウシバ
科名 グミ科 バラ科 イネ科 カヤツリグサ科
花期 5月下旬から6月上旬 5月下旬から9月 6月 6月
生育場所 はまなすの丘砂丘部
海岸草原
はまなすの丘砂丘部
海岸草原
はまなすの丘砂丘部
海岸草原
はまなすの丘砂丘部
海岸草原
コメント 葉の付け根に白からクリーム色の小さな花をびっしりつけます。秋に赤く実ります。 北国の海辺を代表する可憐な花。香りのよさは、かつて香水の原料とされたほど。 葉がニンニクに似ることに由来しますが、ニンニク(ヒガンバナ科)の仲間ではありません。 雌雄同株ですが、雄花と雌花があります。コウボウムギよりやや湿った場所に。
  キショウブの写真 エゾスカシユリの写真 マユミの写真 ヤマブドウの写真
種名 キショウブ エゾスカシユリ マユミ ヤマブドウ
科名 アヤメ科 ユリ科 ニシキギ科 ブドウ科
花期 6月上旬 6月 6月 6月
生育場所 はまなすの丘湿地部 はまなすの丘湿地部周辺
海岸草原
海岸林縁 海岸草原
コメント 帰化植物。湿原に花の季節の訪れを告げます。 名は、花弁の間が透けていることに由来 花は地味ですが、実が赤く見ごたえあります。 雌雄異株。草原の中を這っています。雌株には、秋にたわわなブドウが!!
  ツルウメモドキの写真 エゾチドリ/フタバツレサギソウの写真 ハマニガナの写真 ハマヒルガオの写真
種名 ツルウメモドキ エゾチドリ/フタバツレサギ ハマニガナ ハマヒルガオ
科名 ニシキギ科 ラン科 キク科 ヒルガオ科
花期 6月 6月 6月から9月 6月下旬から7月
生育場所 海岸草原 海岸草原 はまなすの丘砂丘部
海岸草原
はまなすの丘砂丘部
海岸草原
コメント 本来つる性ですが、草原の中ではあまり伸びずに低木のようになっています。秋の実が美しい。 数を減らしている貴重なものです。 茎は砂の中。砂の上に葉と花が点々と続きます。 浜に咲くヒルガオ。道路沿いなどにも群生します。
  ハマボウフウの写真 ノコギリソウの写真 エゾカワラマツバの写真 エゾカワラナデシコの写真
種名 ハマボウフウ ノコギリソウ エゾノカワラマツバ エゾカワラナデシコ
科名 セリ科 キク科 アカネ科 ナデシコ科
花期 7月 6月下旬から7月 6月下旬から7月 7月から8月
生育場所 はまなすの丘砂丘部
海岸草原
海岸草原 はまなすの丘砂丘部
海岸草原
はまなすの丘湿地部周辺
海岸草原
コメント 保護地区以外では、見られないほど食べられたことがありました。 葉の縁がノコギリの歯のよう。 葉が松の葉のように細い。 花弁がフリルのようで、色鮮やか。野生のカーネーション
  コウゾリナの写真 ナワシロイチゴの写真 ヤマルリトラノオの写真 ナミキソウの写真
種名 コウゾリナ ナワシロイチゴ エゾルリトラノオ ナミキソウ
科名 キク科 バラ科 ゴマノハグサ科 シソ科
花期 6月下旬から7月 6月下旬から7月 7月 7月から9月
生育場所 はまなすの丘湿地部周辺
海岸草原
海岸草原 海岸林縁 海岸草原
コメント 葉の裏がザラザラしていて服などにくっつきます。 茎はトゲトゲ。ピンクがかった地味な花です。 虎の尾状の瑠璃色の花。
カシワ林に夏の訪れを告げます。
海岸草原で、ハマナスやススキに負けじと、小さな青いを咲かせます。
  エゾノレンリソウの写真 ノハナショウブの写真 モウセンゴケの写真 エゾノヒツジグサの写真
種名 エゾノレンリソウ ノハナショウブ モウセンゴケ ヒツジグサ
科名 マメ科 アヤメ科 モウセンゴケ科 スイレン科
花期 6月下旬から7月 7月 7月 7月から9月
生育場所 はまなすの丘湿地部 はまなすの丘湿地部 はまなすの丘湿地部 石狩斎場裏手の沼
コメント ハマエンドウと同じレンリソウ属ですが、より小柄で、繊細な感じ。 野生のアヤメ。花弁の中央が黄色いことから、他のアヤメの仲間と見分けます。 葉に粘液をもつ食虫植物です。 名前は、未の刻(午後2時)に花開くことに由来。
  イタチハギの写真 エゾナミキの写真 タチギボウシの写真 クサレダマの写真
種名 イタチハギ エゾナミキ タチギボウシ クサレダマ
科名 マメ科 シソ科 クサスギカズラ科 サクラソウ科
花期 7月 7月 7月 7月から8月
生育場所 はまなすの丘湿地部周辺 はまなすの丘湿地部 はまなすの丘湿地部 はまなすの丘湿地部
コメント 帰化植物です。おしべがオレンジ色がかり、花弁が紫色なのですが、全体的に黒っぽく見える花です。 湿原の高茎草本に埋もれるように花を咲かせています。 ラッパ型の花は、短い夏を告げています。 草連玉。花色がマメ科のレダマに似ることに由来。腐れ玉ではありません。
  カセンソウの写真 ヒロハクサフジの写真 クサフジの写真 アマニュウの写真
種名 カセンソウ ヒロハクサフジ クサフジ アマニュウ
科名 キク科 マメ科 マメ科 セリ科
花期 7月下旬から8月 7月から8月 7月から9月 7月
生育場所 はまなすの丘湿地部周辺
海岸草原
はまなすの丘湿地部周辺
海岸草原
海岸林縁・海岸草原 海岸林縁
コメント 葉は少し光った感じ。オグルマより花の時期が早い。 クサフジよりも葉の幅が広い。秋の草原を彩ります。 ヒロハ・・・よりも少なく、海岸林縁で多く見られます。 夏、海岸林縁や砂丘の頂で、傘状の白い花を見つけます。
  シロバナシナガワハギ/コゴメハギの写真 オオマツヨイグサの写真 エゾミソハギの写真 ナガボノシロワレモコウの写真
種名 シロバナシナガワハギ/コゴメハギ オオマツヨイグサ エゾミソハギ ナガボノワレモコウ
科名 マメ科 アカバナ科 ミソハギ科 バラ科
花期 7月から8月 7月から9月 8月 8月から9月
生育場所 海岸草原(おもに道路沿い) はまなすの丘湿地部周辺 はまなすの丘湿地部 はまなすの丘湿地部
コメント 帰化植物です。道路沿いに見られます。黄色い花のシナガワハギも多く見られます。 帰化植物です。メマツヨイグサも多く見られますが、オオ・・は、ガクが赤っぽく花が大きい。 ピンと直立したピンクの花が、湿原の所々に見られます。 穂がひときわ高く伸び、目立ち、秋を告げます。
  オグルマの写真 サワギキョウの写真 ヤナギタンポポの写真 ネジバナの写真
種名 オグルマ サワギキョウ ヤナギタンポポ ネジバナ
科名 キク科 キキョウ科 キク科 ラン科
花期 8月から9月 8月から9月上旬 8月から9月 8月から9月
生育場所 はまなすの丘湿地部 はまなすの丘湿地部 はまなすの丘湿地部周辺
海岸草原
はまなすの丘湿地部周辺
海岸草原
コメント カセンソウよりも総ほう片が細かく裂けています。 秋の湿原の代表ですが、石狩浜では多くありません。 茎葉がヤナギに似ることに由来。 観察すると、右巻きと左巻きがあることがわかります
  ミヤマママコナの写真 ホソバツルリンドウの写真 ナワシロイチゴ(実)の写真 サワフタギ(実)の写真
種名 ミヤマママコナ ホソバノツルリンドウ ナワシロイチゴ(実) サワフタギ(実)
科名 ハマウツボ科 リンドウ科 バラ科 ハイノキ科
花期 8月から9月 9月 8月 9月
生育場所 海岸林 海岸林縁 海岸草原 海岸林
コメント カシワ林下にひっそりと。 写真は、トクサに巻きついているもの。地味な花で、実も目立ちません。 おいしい実です。 瑠璃色が美しい。花は5月下旬から6月。
  キンギンボク(実)の写真 メドハギの写真 ウンランの写真 オカヒジキの写真
種名 キンギンボク(実) メドハギ ウンラン オカヒジキ
科名 スイカズラ科 マメ科 オオバコ科 ヒユ科
花実期 8月 8月から9月 8月から10月 8月から9月
生育場所 海岸林縁 はまなすの丘砂丘部 はまなすの丘砂丘部
海岸草原
砂浜(砂丘最前部・汀線近く)
コメント ひょうたん型の実は、別名ヒョウタンボクの由来。 目立たない小さな花。ピンクがかっています。 海蘭と書きますが、ランの仲間ではありません。 8月頃から葉は硬くトゲトゲに。一年草です。
  ユウゼンギクの写真 コガネギクの写真 ハマナス(実)の写真 カシワ(実)の写真
種名 ユウゼンギク ミヤマアキノキリンソウ ハマナス(実) カシワ(実)
科名 キク科 キク科 バラ科 ブナ科
花期
実期
8月から9月 8月から10月 8月から 9月下旬から
生育場所 はまなすの丘湿地部 はまなすの丘湿地部周辺
海岸草原
はまなすの丘砂丘部
海岸草原
海岸林
コメント 帰化植物ですが、湿原の秋を飾る代表。 秋の海岸草原を飾る代表。 虫、鳥、ノネズミ、キツネと、砂丘の生きものの貴重な食糧です。 ぼさぼさした帽子が特徴。カケス(鳥)、エゾリス、ノネズミの貴重な食糧。
  マユミ(実)の写真 コマユミ(実)の写真 ツルウメモドキ(実)の写真 アキグミ(実)の写真
種名 マユミ(実) コマユミ(実) ツルウメモドキ(実) アキグミ(実)
科名 ニシキギ科 ニシキギ科 ニシキギ科 グミ科
実期 9月下旬から 9月下旬から 9月下旬から 9月下旬から
生育場所 海岸林縁 海岸林縁 海岸草原 はまなすの丘砂丘部
海岸草原
コメント 地味な花に代わり、鮮やかな実は見ごたえあります。 地味な花に代わり、鮮やかな実は見ごたえあります。 晩秋の草原に彩りを添えます。 寒さとともに、渋みが減っていき、動物たちの晩秋の貴重な食糧です。