プロジェクトM:まちの魅力を見つけ出せ!

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページID 1004852  更新日 2025年2月28日

印刷大きな文字で印刷

ロゴマークと文章:プロジェクトM:まちの魅力を見つけ出せ!


※最近のプロジェクトMの活動は、以下の「石狩遺産プロジェクトM website」をご覧ください!

2013年11月、ワークショップが始動しました。
その名は「プロジェクトM:まちの魅力を見つけ出せ!」
3月まで毎月1回集まり、石狩の自然遺産・文化遺産と、それらを活用する博物館のあり方について、みんなで考えていきます。

「プロジェクトM:まちの魅力を見つけ出せ!」って?

石狩の自然遺産・文化遺産を、

  • 学ぶ
  • 発見する
  • 大勢に知ってもらい、未来に残していく方法を、みんなで考える

ための、集まりです。
3月まで毎月1回、全5回を予定しています。

自然遺産・文化遺産ってなに?

石狩市の自然や文化、歴史を知り、未来に伝えていくための有形・無形のものです。
資料や標本など博物館に収蔵するものから、建築・遺跡・植生・地形など野外にあるもの、舞踊や食文化などの民俗・文化まで、さまざまです。

プロジェクトMのミッション(任務)は?

  • 石狩の自然遺産・文化遺産マップをつくれ!
  • 遺産をつなぐ博物館をつくれ!

この2つが最終回までの我々の任務だ!

第3回(2014年1月15日開催)レポート 遺産めぐりコースをつくれ、の続き

  • 第3回のミッション
    • 「遺産めぐりコース」マップをつくれ!
      1. 前回(12/20)考えたテーマをチェックし、コースを完成させる
      2. プレゼンテーション! コースをみんなに説明する
  • わたしの“推しM”紹介! 薩摩焼の郷、美山

第3回
日時:2014年1月15日(水曜日)18時00分から20時00分
会場:石狩市公民館 陶芸室
参加者:6名+資料館学芸員3名

石狩の自然遺産・文化遺産を再発見し、それらを活用する博物館のあり方を考える「プロジェクトM」の第3回。
「推しM(博物館)」紹介の後、12月26日に実施した「エコミュージアム談話会」、12月27日の「厳冬の厚田・浜益バスツアー」の復習と参加者による感想紹介、そして前回に続いて遺産めぐりコースのプランの仕上げをやりました。

わたしの「推しM」紹介! 薩摩焼の郷、美山

写真:第3回の様子
「推しM」紹介。薩摩焼を見せながら。

どこの街でも、まちの魅力を紹介する役割を担うのは、博物館。PMメンバーが、これまで行った博物館の中から、お気に入りの1館をみんなに紹介します。
今回の「推しM」は、安田秀司さんによるプレゼン。紹介するのは、薩摩焼の郷、美山(鹿児島県日置市)です。

薩摩焼は、16世紀末に朝鮮から日本に連れてこられた陶工たちが始めました。今では国の伝統工芸品に指定されています。美山の街は長さ1キロメートルくらいの狭い地域ですが、11の窯元があります。ただし直系の薩摩焼といえる窯元は3つだけだそうです。

400年前のルーツを感じさせるのが、街外れにある玉山神社。ちょっと見ただけでは気づきませんが朝鮮式の神社で、連れてこられた陶工たちが故郷の神様を祀ったと言われています。

美山には「博物館」の名がついたものはありませんが、いろいろな窯元・工房をまわってみると、土のサンプルが展示してあったり、朝鮮式の窯を見たりできます。また、陶芸体験教室をやっていたり、カフェでもないのに茶や菓子を出してくれてオーナーからいろいろな話を聞かせてもらえたりする所も。美山の人々は意識していないようですが、これはもう立派な「エコミュージアム」と言えます。

12月末、番外編を2回やりました!

写真:エコミュージアム談話会の様子

12月26日(木曜日)エコミュージアム談話会

東京工業大学の津々見崇さんに来ていただき、石狩のエコミュージアムの可能性について、想いを話し合いました。


写真:厳冬の厚田・浜益バスツアーの様子

12月27日(金曜日)厳冬の厚田・浜益バスツアー

各地に散らばる自然遺産・文化遺産を実際に見に行こう!ということで、厳冬の厚田・浜益バスツアーを開催しました。東工大の津々見さんや藤女子大学の学生さんも加わり、スノーシューを履いての雪原散策、厚田・浜益の資料館や厚田油田跡、ハママシケ陣屋跡などを見学しました。浜益在住のメンバーが、地元の文化遺産を熱~く語ってくれました。

今回のミッション:「遺産めぐりコースマップ」を作れ!

前回、時間切れとなってしまった「“遺産めぐりコース”を考えよ!」の続きです。
「マップ」まではできませんでしたが、モデルコースを完成し、両チームがお互いにプレゼン合戦しました。


写真:プランニングの様子1
前回、途中で時間切れとなったプランニングを再開!
写真:プランニングの様子2
クマさんチーム。模造紙に遺産を結ぶ矢印が入っていきます。
写真:プランニングの様子3
サケさんチーム。付箋を追加・移動して、整理していきます。

さあ、プレゼン!

写真:プレゼンの様子1
クマさんチームの食べ歩きコース。
写真:プレゼンの様子2
サケさんチームは
プロジェクターでプレゼン!

クマさんチーム「フラッと食べ歩きコース」

写真:クマさんチームのプレゼン資料
クマさんチームのモデルコース。

石狩の食をテーマにしたツアー、3パターンを提案。

  1. 朝市コース
    新港、厚田、浜益の、お好みの朝市を訪れます。漁師さんから旬の情報もゲット!
  2. 資料館めぐりコース+温泉+グルメ付き
    こちらは資料館を見学して各地域の歴史や自然を学び、加えて土地のグルメを味わい、最後は温泉。豪華ですなあ。
  3. 1泊コース
    石狩から本町地区、厚田を経由して、浜益へ。日本海に沈む夕日を眺めて、1泊。翌朝は浜益の朝市を見学します。

サケさんチーム「石狩の農業遺産発掘コース」

写真:サケさんチームのプレゼン資料
サケさんチームのモデルコース。

前回は熱い議論の末に「秘境めぐり~農業史跡編~」に絞られたサケさんチーム。今回の議論で「農業遺産発掘」という明快なテーマに発展。長短2コースの提案です。

  1. 花畔・花川コース 砂地水田発祥の地、除虫菊栽培地や、花川に今も残る農家建築を巡ります。移動は小回りの効く、自転車で!?
  2. 石狩横断ダイナミックコース 生振、五の沢の農業遺産を見学し、どんどん北上。最後は浜益の最古のりんご園を訪ね、こちらも夕日で締めくくり!

プロジェクトM、第4回は2月19日(水曜日)です!
(2014年2月28日)

第2回(2013年12月20日開催)レポート 自然遺産・文化遺産をめぐるコースを考えよう!

  • 第2回のミッション
    • 遺産めぐりコースを考えよ!
      1. コースのテーマを決める
      2. テーマに合致する遺産を選ぶ
      3. ストーリーをつくる(コースを決める)
  • わたしの「推しM」紹介! ベルリン民族学博物館
  • エコミュージアムって、なんだ?

第2回
日時:2013年12月20日(金曜日)18時00分から20時00分
会場:石狩市公民館 陶芸室
参加者:6名+資料館学芸員3名

石狩の自然遺産・文化遺産を再発見し、それらを活用する博物館のあり方を考える「プロジェクトM」。
第2回は、“推しM(博物館)”紹介、エコミュージアムとは、の説明の後、2チームに分かれて、それぞれ「遺産めぐりコース」を考えました。

わたしの「推しM」紹介! ベルリン民族学博物館

写真:第2回の様子
「推しM」紹介。気分はベルリン!

どこの街でも、まちの魅力を紹介する役割を担う、博物館。PMメンバーが、これまで行った博物館の中から、お気に入りの1館をみんなに紹介!

今回は、荒山学芸員がドイツのベルリン民族学博物館を紹介しました。以前に参加した学会の会場として訪れたそうです。19から20世紀ごろ、世界各地からベルリンに持ち込まれた文化資料が無数に展示されています。とっても広い博物館で、1日ではまわれきれないほど。休憩場所もたくさんあるそうです。

中でも荒山さんのオススメが、館内のレストラン。民族学博物館だけあって、世界のさまざまな民族料理を食べることができるそうです!

エコミュージアムって、なんだ?

プロジェクトMのキーワードと言えるのが「エコミュージアム」。それって、なんだ? 地球に優しい博物館? う~ん、違う、とは言わないけど…。志賀学芸員が、勉強したことを紹介してみました。

「エコミュゼ」。1960年代、フランスの博物館学者が言い出した言葉。ある地域の史跡、建築、自然などを未来に残すべき「遺産」ととらえて、その地域全体を「屋根のない博物館」とする、という考え方です。それの英語が「エコミュージアム」。

エコは何も二酸化炭素を減らすことだけじゃなく、語源としては「家」「生活」「環境」を示す言葉。ミュージアム(博物館)と言っても、きれい・めずらしい・古い・モノが飾ってあるだけじゃなくて、「自分たちの街の、身近な自然や文化をひっくるめて、ぜ~んぶ博物館なんだよ」。それが、エコミュージアムです。

具体的には、ある地域(石狩)の各地に点在する自然遺産・文化遺産や展示施設(これらを「サテライト:衛星」と呼びます)と、資料や標本の収集・保管、調査研究、学習の中心の場となる博物館(「コア:中核」と呼びます)、そしてそれらをつなぐ道(トレイル)でできた、大きなネットワークなのです。

今回のミッション:「遺跡めぐりコース」を考えよ!

まずはチーム分け。1人ずつ小袋を引いていくと、中にはクマかサケ、どちらかの折り紙が1つ。それをもとに、クマさんチームとサケさんチームに分かれました。対決!ではありませんが、各チームでモデルコースを1つずつ、付箋と模造紙を使って考えました。


写真:地図をつなげる様子
今回も、地図をつなげるところからスタート!

写真:折り紙
資料館の折り紙 クマさん・サケさん
写真:折り紙のクジ引きの様子
折り紙のクジ引きでチーム分け。
クマさんチームvsサケさんチーム!

写真:チームで話し合い
こちら、クマさんチーム。
ゆったり、和やかに話し合い。
写真:資料を見ながら議論する光景
サケさんチームは、
スタンディングで熱いギロン。

その成果は…?

クマさんチーム「フラッと食べ歩きコース」

写真:クマさんチームのプレゼン資料
クマさんチームのモデルコース案。
鍋、寿司、海産物、お菓子など、
食べ物の付箋がいっぱい!

クマさんチーム、テーマは、あっという間に「食べ物」で決定!石狩・厚田・浜益の朝市から、有名食事どころ、知る人ぞ知る隠れたウマいものを、めぐるコースです。
スタンプラリー方式で、石狩鍋や寿司から、果物、ルッツまで食べ歩き、各地の資料館も忘れず見学。最後は温泉! でも、このモデルコースに挙っただけで18食。食べ切るのに何日かかる!?

サケさんチーム「石狩の秘境めぐりコース/農業史跡編」

写真:サケさんチームのプレゼン資料
サケさんチームのモデルコース案。
廃校、缶詰工場や油田跡、神社、
松浦武四郎など、歴男・歴女?好み。

こちらはテーマの決定から熱い議論が。「石狩川をめぐる物語コース」「海岸線をめぐるロングトレイル」など、落選したコースも興味深い!でも農業に関係した史跡が多くリストアップされ、このテーマに決定。
花畔銭函運河、砂地水田発祥の地、生振揚水ポンプ、町村農場跡、伊達藩開拓碑、浜益最初のリンゴ園、と、マニアックな(だから秘境!)ポイントをめぐるコースです。

プロジェクトM、第3回は1月15日(水曜日)です!
(2014年1月9日)

第1回(2013年11月27日開催)レポート ワークショップ、始動!

第1回のミッション

  • 石狩の自然遺産・文化遺産を、できるかぎりリストアップせよ!
  • それらを地図に記せ!

第1回
日時:2013年11月27日(水曜日)18時00分から20時00分
会場:石狩市公民館 陶芸室
参加者:9名+資料館学芸員3名

写真:バラバラになっている地図をつなぎ合わせる様子
バラバラになった石狩の地図を
パズルのようにつなげあわせる!

プロジェクトMは、石狩市(ほぼ)全域が入った、
11枚の2万5千分の1地形図を並べてみることから始まりました。
バラバラになっていると、意外とわからないものです。
ああだ、こうだ、と取っ替え引っ替え、やっときれに並びました。
こうして見ると、石狩市は海岸沿い、南北に長いことが実感できます。

地図を前にして、質問。

「友人が遠くから石狩に遊びに来ました。
あなたは、どこに連れていきますか?」


写真:地図に刺されたオススメの場所を示すピン

1人ずつ、自己紹介とともに、オススメポイント1ヶ所、地図にピンを刺してもらいました。
出てきたのは…

  • 望来の地層
  • はまなすの丘公園(2人)
  • 荘内藩ハママシケ陣屋跡、千両堀
  • 浜益の朝市
  • かねとも寿司
  • 黄金山
  • やまたま(食堂)
  • 石狩浜
  • 石狩川河口

続いて、全員で思いつく限りの自然遺産・文化遺産をリストアップ。
今度は付箋に書いて、地図に貼っていきました。

写真:思いついた自然遺産や文化遺産を付箋に書いて貼る様子
思い付いた自然遺産・文化遺産を地図に貼っていく。
写真:出来上がった地図を前に満足する参加者
地図ができて満足げ。

写真:地図を机に敷き詰めて並べている様子
石狩市は南北に長い!
地図を並べれば一目でわかる!
写真:付箋が集中して貼られた本町地区の地図
本町地区には付箋が集中!

どんどん付箋が貼られていき、全部で80近いポイントが出てきました。
それが、下のリスト!
(でも、まだまだ出ていないものはありますよ!)

石狩の自然遺産・文化遺産
番号 地域 自然遺産・文化遺産
1 雄冬 白銀の滝
2 浜益 果樹園
3 浜益 木村りんご園
4 浜益 ルッツ
5 浜益 はまます郷土資料館
6 浜益 朝市
7 浜益 岡島洞窟
8 浜益 荘内藩ハママシケ陣屋跡
9 浜益 八幡神社
10 浜益 浜益温泉
11 浜益 オオムラサキ北限
12 浜益 イチイの木
13 浜益 黄金山
14 柏木 千両堀
15 柏木 八田さんの人形
16 柏木 摺鉢山
17 柏木 千本ナラ
18 柏木 鷲岩
19 濃昼 濃昼山道
20 濃昼 ルーラン岩
21 濃昼 義経の涙岩
22 濃昼 旧発足小学校
23 厚田 恋人の聖地
24 厚田 厚田資料室
25 厚田 戸田旅館
26 厚田 かねとも寿司
27 厚田 厚田とうふ
28 厚田 厚田飯寿司
29 厚田 古潭港弁財船投錨地
30 望来 ニシン群来
31 望来 望来豚
32 望来 望来獅子舞
33 望来
34 望来 望来崖上→眺望
35 望来 無煙浜
36 望来 厚田油田跡
37 望来 五の沢池
38 望来 石狩油田跡
39 望来 海・河・空・草原
40 望来 石狩川河口
41 望来 金龍寺(鮫様)
42 望来 石狩鍋(あいはら、金大亭)
43 望来 伊達藩開拓の碑
44 望来 石狩川渡船場跡(八幡)
45 望来 石狩川渡船場跡(本町)
46 石狩 楽山居
47 石狩 尚古社
48 石狩 弁天歴史公園
49 石狩 鮫様
50 石狩 石狩弁天社
51 石狩 出雲教会
52 石狩 無辜の民
53 石狩 缶詰工場跡地
54 石狩 番屋の湯
55 石狩 ヤン衆台鍋(吉岡)
56 石狩 海浜ホテルのあったところ
57 石狩 アカダマスッポンタケ
58 石狩 エゾアカヤマアリ
59 石狩 イソコモリグモ
60 石狩 砂浜-砂丘-海岸林
61 石狩 マクンベツ湿原
62 石狩 石狩湾の蜃気楼
63 石狩 石狩湾の海の色(季節、天候、時間で変わる)
64 石狩 カシワ林
65 石狩 除虫菊栽培地
66 石狩 銭函花畔間運河
67 札幌北部 遮断緑地
68 札幌北部 樽川神社(紀元2600年記念二宮金次郎像)
69 札幌北部 南線神社(町村農場跡)
70 札幌北部 花川南防風林
71 札幌北部 第二次戦争弾薬庫跡地
72 札幌北部 了恵寺百年記念宝蔵館
73 札幌北部 スカンジナビア館
74 札幌北部 内外レジャーランド跡(温泉)
75 札幌北部 紅葉山33号遺跡
76 札幌北部 花川北防風林
77 札幌北部 紅葉山砂丘
78 札幌北部 紅葉山49号遺跡

第2回(12月20日)からは、これら遺産をつなぐコースマップや、活用の方法、そのための博物館などを考えていきます!
(2013年12月13日)

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

このページに関するお問い合わせ

教育委員会社会教育部 文化財課
〒061-3372 北海道石狩市弁天町30番地4
電話:0133-62-3711 ファクス:0133-77-5011
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。