WP-FGKJ
ここではWP-FからKまでの簀だてや杭列(エリの支柱)の出土状態と復元図を示します。
特にWP-F,Gは粗い目の簀状のしがらみがそのまま残っていたエリ(簀だて)で、ほぼ使用時のままと考えられます。
また距離などから見て二つは同時に存在した可能性もあります。簀だてはヤナギの丸木をヤマブドウのツルで編んだもので、
柵の作りとは違っています。そしてGには開口部があり、ここに筌(うけ)を仕掛けていた可能性があります。
出土状況
WP-F

WP-G

WP-J

WP-Jは数回にわたってエリが作り直されたとみられ、深さの異なる杭が見られます。
WP-K

WP-KはWP-Fの西側で出土した杭列で、Fと一連の可能性もあります。本遺跡は、江戸時代の地震のため地層がずれた部分もあることから、折れ曲がったり、先端部が見つからない杭もあります。
復元図
WP-FG想像図
WP-FG断面図
周辺回転映像

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