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ルッツ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年7月31日更新

 

 

 

 

 

ルッツ

 

 

日本海側の地域の浜で、秋から冬にかけて海がしけた後に獲ることができる「ルッツ」。浜益の家庭では、刺身や炒め物などにして食べられているのですが、

ほかの市町村では、あまり食べられることのない海の幸です。みなさんはルッツの正体をご存じですか?

 

めったに食べられない幻の逸品“ルッツ”

 

ルッツは、ゴカイやミミズの仲間で、正式名称を「ユムシ」といいます。アイヌ語の「ルッチ(ミミズに似るという意味)」が変化して、「ルッツ」と呼ばれるようになりました。

普段は、浅い海の砂や泥の下に穴を掘って住んでいますが、海底をすくいあげるような大波の後、浜にうちあげられます。

このことを、浜益では「ルッツが寄る」と言います。

そんな大しけは年に数回あるかないか。しかも極寒の時期でなければすぐ傷んでしまうため、ルッツが取れる日はごくごくわずか。

 

ミミズの仲間、と聞くと、ちょっと食べるのをためらってしまいそうですが、食べるチャンスがあれば、ぜひお試し下さい。

お刺身やしゃぶしゃぶ、ジンギスカンのたれで食べたりと、みなさんお好みの食べ方があるようです。

磯の味がして、貝のような歯ごたえがあって、酒の肴にぴったりですよ。

うちあげられた様子
刺身
※冬の海岸は波が高いことが多く、大変危険です。 むやみに海には近づかないようにお願いいたします。