男女共同参画を阻害する暴力(DV)など
ドメスティック・バイオレンス(DV)
「ドメスティック・バイオレンス」とは英語の「Domestic Violence」をカタカナで表記したものです。略して「DV」と呼ばれることもあります。日本では「配偶者や恋人など親密な関係にある、またはあった者から振るわれる暴力」という意味で使用されることが多いです。殴る・蹴るなどの身体に対する暴力だけではなく、パートナーを自分の思いどおりに支配(コントロール)しようとする態度や行動もDVです。
身体的なもの
殴る、平手で打つ、蹴る、刃物を突きつける、髪を引っぱる、首をしめる、腕をねじる、引きずり回す、物を投げつけるなど
精神的なもの
大声で怒鳴る、「誰のおかげで生活できるんだ」「かいしょうなし」「役立たず」などと言う、親族や友人との付き合いを制限する、電話や手紙を細かくチェックする、何を言っても無視して口をきかない、人の前でバカにしたり命令するような口調でものを言ったりする、大切にしているものを壊したり捨てたりする、子どもに危害を加えると言っておどす、殴るそぶりをするなど
性的なもの
見たくもないのにポルノビデオや雑誌を見せる、嫌がっているのに性的な行為を強要する、中絶を強要する、避妊に協力しないなど
経済的なもの
生活費を渡さない、外で働くなと言ったり仕事を辞めさせたりするなど
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内閣府男女共同参画局のホームページ 配偶者からの暴力被害者支援情報(外部リンク)
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北海道環境生活部作成「STOP DV」(外部リンク)
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保護命令制度に関するパンフレット(重篤な精神的な被害等の場合にも拡大) (PDF 431.3KB)
デートDV
高校生や大学生などの若者間で、交際相手からふるわれる暴力(身体的、精神的、性的、経済的)のことを「デートDV」と呼んでいます。彼氏、彼女を「怖い」と感じたら、それはデートDVです。市では被害を受けていないかのチェックリストや、相談先等を掲載した防止パンフレットを作成しました。
ストーカー行為
同一の者に対し、「つきまとい等」を繰り返して行うことを言います。「つきまとい等」とは特定の者に対する恋愛感情その他の好意の感情またはそれが満たされなかったことに対する怨恨の感情を充足する目的で、その特定の者またはその家族等に対し、下記に掲げる行為をすることを言います。また、令和3年8月26日からGPS機器等を用いた位置情報の無承諾取得等が規制の対象となりました。
<つきまとい等>
つきまとい・待ち伏せ・押しかけ・うろつき等
- あなたを尾行し、つきまとう
- 通学や通勤途中などあなたの行動先で待ち伏せする
- あなたの進路に立ちふさがる
- あなたの自宅・職場・学校などや実際にいる場所の付近で見張りをする
- あなたの自宅・職場・学校などや実際にいる場所に押しかける
- あなたの自宅・職場・学校などや実際にいる場所の付近をみだりにうろつく
監視していると告げる行為
- その日の服の色やどのような行動をしたかなどをあなたに告げ、監視していることを気づかせる
- 帰宅した直後に「お帰りなさい」などと電話する
- あなたがよくアクセスするインターネットの掲示板に、上記の内容などの書き込みを行う
面会・交際などの要求
- あなたが拒否しているのに、面会や交際、復縁を求める
- 贈り物を受け取るようにあなたに要求する
乱暴な言動
- あなたに大声で「ばかやろう!」などの粗野な言葉を浴びせる
- あなたの家の前で大声を出したり、車のクラクションを鳴らしたりするなど乱暴な行動をする
- 無言電話、連続した電話・文書・ファクシミリ・メール・SNSのメッセージ等
- あなたに電話をかけてくるが、何も告げない(無言電話)
- あなたが拒否しているにもかかわらず、携帯電話や会社、自宅に何度も電話をかけてくる
- あなたが拒否しているにもかかわらず、何度もファクシミリや電子メールを送信してくる
- あなたが拒否しているにもかかわらず、何度もSNSの書き込みをされたり、メッセージを送信してくる
- あなたが拒否しているにもかかわらず、何度も文書を送ってくる
汚物などの送付
- 汚物や動物の死体など、あなたに不快感や嫌悪感を与えるものを自宅や職場に送りつける
名誉を傷つける
- あなたを中傷したり、名誉を傷つけるような内容を告げたり、文書などを届けたりする
- インターネットにあなたを傷つけるようなことを書き込む
- 近所にあなたの名誉を傷つける内容のビラをまく
性的羞恥心の侵害
- わいせつな写真などを自宅に送りつけたり、インターネット掲示板に掲載する
- 電話や手紙などで卑猥な言葉を告げ、はずかしめようとする
<位置情報無承諾取得等>
GPS機器等での位置情報の無承諾取得
- あなたの承諾なく、あなたの所有する物に取り付けたGPS機器の位置情報をひそかに取得する
- あなたのスマートフォンに位置情報アプリケーションを無断でインストールして、そのスマートフォンの位置情報を取得する
GPS機器等の無承諾取り付け等
- あなたの自動車にGPS機器を無断で取り付ける
- GPS機器をひそかに取り付けた物をあなたに渡す
セクシュアル・ハラスメント
一般的には「相手の意に反する性的な言動で、それに対する対応によって仕事を遂行するうえで一定の不利益を与えたり、就業環境を悪化させること」を言います。また、男女雇用機会均等法(第11条)では事業主に対してセクハラ防止のために雇用管理上必要な措置を講ずることを義務づけています。
対価型セクハラ
職場において、労働者の意に反する性的な言動が行われ、それを拒否したことで解雇、降格、減給などの不利益を受けること
・出張中の車内で、上司が腰や胸をさわってきたので抵抗したら、不利益な配置転換をされた。
・事務所内で、社長が日頃から社員の性的な話題を公然と発言していたので抗議したら、解雇された。
環境型セクハラ
性的な言動が行われることで職場の環境が不快なものとなったため、労働者の能力の発揮に大きな悪影響が生じること
・勤務先の廊下やエレベーター内などで、上司が腰などをたびたびさわってくるので、苦痛に感じて、就業意欲が低下している。
・同僚が社内や取引先などに対して性的な内容のうわさを流したため、仕事が手につかない。
職場におけるセクハラは、男性も女性も、加害者にも被害者にもなり得るほか、異性に対するものだけではなく、同性に対するものも該当します。また、職場におけるセクハラは、相手の性的指向または性自認にかかわらず該当することがあり得ます。
若年層を対象とした性的な暴力(AV出演強要・「JKビジネス」等)
モデルやアイドル等の勧誘等を装い、それをきっかけに若い女性がAV出演の強要や「JKビジネス」とよばれる性的な被害を受ける問題が発生しており、内閣府において、被害事例や注意喚起を呼びかけるサイトを設けています。また、毎年4月を『AV出演強要・「JKビジネス」等被害防止月間』と位置づけ、啓発等の取組を行っています。詳細は内閣府男女共同参画局のホームページをご覧ください。
こども・若者の性被害防止のための緊急啓発期間
政府では、令和5年7月26日、関係府省閣議において「こども・若者の性被害防止のための緊急対策パッケージ」を取りまとめ、本年8月から9月を「こども・若者の性被害防止のための緊急啓発期間」と位置づけ、集中的に啓発活動を実施することとしております。
このため、内閣府男女共同参画局においては、HPを改修し、「こどもの性被害」や「男性の性被害」に関する情報を新たに掲載するなど、内容を充実させたところです。また、8月からSNSにおいても発信を強化するとともに、8月中に、新しい啓発カードやパンフレットも作成する予定です。
- 内閣府男女共同参画局HP
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性犯罪・性暴力とは(外部リンク)
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男性・男児のための性暴力被害者ホットラインの開設【令和5年9月22日から12月23日(予定)】 (PDF 957.7KB)
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こども・若者の性被害防止に関する啓発パンフレット(外部リンク)
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内閣府男女共同参画局公式Twitter(外部リンク)
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内閣府男女共同参画局Facebook(外部リンク)
相談窓口
一人で悩まず、まずはご連絡ください。
DV被害男性相談専用電話
DVに悩む男性専用の相談電話があります。一人で悩まず、まずはご連絡ください。
電話:011-661-3210 【月曜日から金曜日 9時~17時(祝日・年末年始を除く)】
また、各(総合)振興局の配偶者暴力相談支援センターにも相談できます。
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このページに関するお問い合わせ
環境市民部 広聴・市民生活課 市民活動担当
〒061-3292 北海道石狩市花川北6条1丁目30番地2
電話:0133-72-3191 ファクス:0133-72-3199
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