2010年
石狩レポート#142(2010年12月10日)
石狩砂丘から空を見上げたら、彩雲(さいうん)が。
彩雲とは、雲が虹色に見える現象。
太陽光線が雲粒(氷晶や水滴)で回折して発生します。
昔から「瑞雲」「慶雲」とも呼ばれ、吉兆とされています。
2011年、いいことがありますように。
石狩レポート#141(2010年12月10日)
ちいさな展示「コハクを探してみよう!!」をやってます!
展示台1台の小スペースですが、石狩浜のコハクを紹介しています。
写真は、ある1日で採集されたコハクたち。
ほとんどは1から2センチメートルの小さなものですが、これだけ集まると、ちょっと豪華な感じです。
石狩レポート#140(2010年10月19日)
この秋、アオイガイが石狩に帰ってきました。
アオイガイとは、カイダコというタコのメスが作る殻。
温帯から熱帯の海から暖流に乗ってやってきて、漂着します。
浜辺を歩く協力者のみなさんからいただいたデータを集計したところ、
今年の石狩湾岸では、稀に見る大量漂着だったことがわかりました!
漂着のピークだった10月中旬には、漂着した殻(タコも入っている)に、
オスの交接腕(メスに精子を渡すために切り離す、写真の赤丸)が付着しているのを発見!
石狩では(おそらく北海道でも)初めての発見です!
お願い
資料館では、研究のためにアオイガイ漂着情報を集約しています。
採集した方は、日時・場所・サイズなどの情報を教えてください。
(※アオイガイそのものは提供していただく必要はありません。)
生態の解明、海洋環境の調査のため、ご協力お願いします!
石狩レポート#139(2010年10月27日)
強い寒気が入ってきました。
石狩地方の低地でも積雪が観測されました。
手稲山や春香山など、石狩湾新港の向こうに見える山々も早くも真っ白です。
石狩レポート#138(2010年9月23日)
カツオノカンムリ。石狩浜に初めて漂着しました。
海面を浮遊するクラゲで、青い色と「帆」が特徴。
本来は西日本以南の、暖かい海に生息していますが、
暖流に乗って、北海道まではるばるやってきました。
今回、おそらく漂着の最北記録と思われます!
石狩レポート#137(2010年9月9日)
9月に入って、石狩にもサケ定置網が設置されました。
しかし今年、日本周辺の海水温は異常に高くなっています。
サケの回遊量に影響があるかもしれません。
石狩レポート#136(2010年8月18日)
まだまだ暑い日が続いていますが、
石狩砂丘ではすでにススキが出てきています。
雰囲気だけは、一足先に秋。
石狩レポート#135(2010年8月5日)
海水浴の後に置いていかれたもの。
穴を掘って埋めても、キツネや鳥にはすぐに見つかります。
石狩レポート#134(2010年7月30日)
前日の大雨の影響で、石狩川は増水。
道央地域に降った雨の大半は、石狩川に流れ込みました。
河口の水も黄土色に濁り、上流からはたくさんの流木が海に運ばれてきています。
(画面の右側が石狩川、奥が日本海。左は水たまりです。)
石狩レポート#133(2010年7月15日)
石狩浜の日没。
赤いクラゲのようです。
これも一種の蜃気楼です。
温度の違う空気の層が重なっています。
石狩レポート#132(2010年6月25日)
石狩浜から蜃気楼を初確認!
石狩湾の対岸、高島岬先端やトド岩が伸び上がって見えています。
小樽から石狩湾沿岸の蜃気楼が見られることは知られていて、
松浦武四郎も目撃、「高島おばけ」と呼んでいます。
小樽から見えるなら、反対の石狩側からも見えるはず。
予想どおり、初めて石狩からの撮影に成功しました!
石狩レポート#131(2010年6月11日)
“逃げ水”。暑くなるとよく見られますが、一種の蜃気楼です。
熱くなったアスファルトで地表の空気が熱せられると、
光が曲げられて鏡に映ったような虚像ができます。
それに対して、非常にめずらしいのが、遠くの建物などが伸び上がって見える蜃気楼。
富山県の魚津で有名ですが、石狩湾でも見られることがあります。
石狩レポート#130(2010年5月30日)
雪融け水に加えてしばらく降った雨で、
石狩川からの大量の濁った水が石狩湾に広がっています。
この日、石狩浜での海水の塩分濃度は、
5年前に観測を開始してから最低の値(0.5%)を記録しました。
石狩レポート#129(2010年5月13日)
石狩浜の海岸沿いにひろがるカシワ林。
その中に、サクラを見つけました。
予期せぬ発見に、得した気分になりました。
石狩レポート#128(2010年4月28日)
砂に埋もれたネットを開けると何かが出てきました。もしかしたら、ホネ?
つづきは資料館で!
石狩レポート#127(2010年4月17日)
石狩の林の中。
窪地には、雪融け水がたまった「融雪プール」ができました。
今年は最近の中では水量が多いようです。
1ケ月もしたら干上がってしまう水たまりですが、いろいろなプランクトンが生活しています。
開発の手を免れて残された、脆弱で貴重な環境です。
石狩レポート#126(2010年3月26日)
石狩浜に最大の漂着物!
貨物船ドンフォン号(ベトナム船籍、5552トン)。
3/21の暴風で座礁してからさらに吹き寄せられ、
今は岸から20から30メートルまで接近。
周辺には、見物に来た人たちの車がたくさんうろついています。
石狩レポート#125(2010年3月2日)
石狩砂丘でシャチの骨を発掘! と言っても化石ではありません。
2005年冬、知床で流氷に閉じ込められて死亡した9頭のうちの2頭。
解剖後の遺体から肉を除去して全身骨格標本にするために、
砂中に5年間も埋めていたのでした。
画像は体長6メートルのメス成獣、背骨の部分です。
これは北海道開拓記念館に、もう1頭(幼獣)は砂丘の風資料館に収蔵。
石狩レポート#124(2010年2月19日)
積雪面がキラキラしていたので接写。
5ミリメートルほどの雪の結晶がいっぱいでした。
肉眼でも“雪印”がはっきり見えるほどの大きさ。
気温の低い北海道ではときどき見られる光景です。
石狩レポート#123(2010年2月3日)
強い寒気の流入で、石狩浜もガチガチ。
この日の石狩の最低気温はマイナス15.1度。
この観測時の浜でもマイナス10.5度まで下がっていました。
波の花も凍結して、このとおりシャリシャリ!
石狩レポート#122(2010年1月6日)
ミネフジツボの脱皮殻。
現在開催中のテーマ展「資料館のお宝2010」で、水槽の中の生体と一緒に展示していて、
顕微鏡で見ることができます。
フジツボは貝ではなく甲殻類。エビやカニの仲間です。
富士山型の殻の中からエビが脚を出す、そんなイメージ。
中身は脱皮して大きくなっていきます。
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