水質等のQ&A よくある質問
質問質問29 アルミ製容器に白いものがつく(ふわふわしたものができる)
回答
原因
通常のアルミニウム製品の表面には腐食防止用にアルマイト加工されています。そのアルマイト被膜が劣化し、アルミニウム素地が露出して水中の酸素と酸化反応して水酸化アルミニウムが形成されたことが原因です。水酸化アルミニウムは、水道水には溶けないので、水中にフワフワとただよったり、水分の蒸発とともに表面に残り、白い付着物となります。
なお、前述した「アルミニウムの黒変化現象」に至る過程でこの様な現象も発生することがあります。
対策
腐食防止用のアルマイト被膜は、非常に薄く、強い洗浄や煮沸の繰り返しなどにより剥がれてしまいます。アルマイト加工されたアルミニウム製品は、金属たわしや粒度の粗いクレンザーなどを使用せず、傷をつけないよう丁寧に扱って下さい。
また、水を継ぎ足しして繰り返し煮沸することもアルマイト被膜には良くありません。
アルミニウム製品は長期間の使用ではいくら丁寧に扱ってもアルマイト被膜の劣化は避けられないとお考え下さい。
参考
水酸化アルミニウムは、医薬品などにも使用されており、健康上特に問題はありません。
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