石狩の遺跡

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ページID 1004655  更新日 2025年2月28日

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石狩ファイル0082-01(2007年3月30日)

石狩(厚田区・浜益区を除く石狩市)には、200ケ所余りの「遺跡」があります。遺跡というのは、主に大昔の人の生活の跡で、そこには当時使用した生活用具(土器や石器など)や家の跡やお墓などが残されています。主に大昔の人と云いましたが、最近では江戸時代や明治時代の生活の跡も遺跡と呼ぶこともあります。石狩市の場合、遺跡の90%以上は縄文時代(じょうもんじだい)、続縄文時代(ぞくじょうもんじだい)、擦文時代(さつもんじだい)で、新しくても今から700年以上前の古い遺跡です。

次に各時代がどのくらい前か、あるいはどのくらい続いていたか、以下に示します。

縄文時代

標準的な年代
12000年前から2400年前
石狩で確認された
遺跡の年代幅
5500年前から2400年前
石狩の代表的な遺跡
紅葉山49号、上花畔1

続縄文時代

標準的な年代
2400年前から1400年前
石狩で確認された
遺跡の年代幅
2400年前から1400年前
石狩の代表的な遺跡
紅葉山33号、八幡町
備考
北海道だけの時代名

擦文時代

標準的な年代
1400年前から800年前
石狩で確認された
遺跡の年代幅
1400年前から800年前
石狩の代表的な遺跡
紅葉山26号、49号
備考
北海道だけの時代名

アイヌ時代

標準的な年代
800年前から100年前
石狩で確認された
遺跡の年代幅
200年前から100年前
石狩の代表的な遺跡
紅葉山49号
備考
この時代名称は未確定

ここに示した時代名のうち、続縄文時代、擦文時代は本州では使用されていないものです。続縄文時代は、本州では弥生時代から古墳時代にあたり、擦文時代は奈良・平安時代に相当します。また時代名の縄文、続縄文、擦文は使用された土器の特徴から命名されたものです。ただしアイヌ時代については、鎌倉時代から明治時代までが該当しますが、この名称の使用については学会での統一的見解はありません。

(石橋孝夫)

写真:縄文式土器
 縄文式土器
写真:続縄文式土器
 続縄文式土器
写真:擦文式土器
 擦文式土器

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このページに関するお問い合わせ

教育委員会社会教育部 文化財課
〒061-3372 北海道石狩市弁天町30番地4
電話:0133-62-3711 ファクス:0133-77-5011
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。