石狩弁天社の奉納物

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ページID 1004656  更新日 2025年2月28日

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石狩ファイル0083-01(2008年3月25日)

石狩弁天社には、弁天社への奉納物のほか、当初は稲荷社などに奉納されたと思われるものが含まれています。奉納者は、阿部屋(村山家)、栖原屋など、石狩場所に直接関わった大商人のほか、石狩場所の通詞(通訳)などの名前も見えます。明治以後、管理が行き届かなくなった時期があり、他の社寺に移されてそのまま保管されているものもあります。

石狩弁天社の奉納物のうち、「妙亀法鮫大明神(みょうきほうこうだいみょうじん)神像」と「妙亀法鮫大明神石額」は、北海道有形民俗文化財に指定されました。

(工藤義衛)

奉納物一覧
西暦 和暦 遺物名 奉納者 所在
1774 安永3 手水鉢 千秋丸水主中 金龍寺
1786 寛政元 手水鉢 小林店喜兵衛 石狩八幡神社
1808 文化5 老将絵馬額(漆絵) 宮内定右衛門 石狩弁天社
1811 文化8 弁財天木扁額(源清正印)   石狩弁天社
1813 文化10 石鳥居 栖原屋半助・米屋孫兵エ 石狩八幡神社
1814 文化11 鰐口 米屋孫兵エ、柏屋善三郎外7名 石狩弁天社
1819 文政2 石狩稲荷大明神木扁額 重松伴右衛門(松前) 石狩弁天社
1825 文政8 妙亀法鮫大明神神像 山田仁右衛門 石狩弁天社
1829 文政12 神灯一対 村山・栖原 石狩弁天社
1836 天保7 石狩稲荷大明神神札 村山傳次郎・長三郎・梶浦外 石狩弁天社
1838 天保9 妙亀法鮫大明神石額 小川幸右衛門(江戸) 石狩弁天社
1839 天保10 恵比須神像(自然石)   石狩弁天社
1844 天保15 稲荷像(瀧幸作) 因藤多四郎 石狩弁天社
1845 弘化2 礼拝器一対(大内石可作) 梶浦五三郎・湖河長左衛門他 石狩弁天社
1849 嘉永2 毘沙門天御神体修復成就神札 阿部屋傳次郎。同甚六 石狩弁天社
1849 嘉永2 大黒尊体御神体御修復成神札 阿部屋傳次郎。同甚六 石狩弁天社
1856 安政3 関羽正装絵馬額(文昌作)   石狩弁天社
1856 安政3 清正虎退治絵馬額(文昌作)   石狩弁天社
不明 不明 狛犬一対(石像) 柏屋久兵エ 石狩弁天社

(「石狩辨天社史」より)

参考文献

  • 石狩弁天社創建三百年記念事業実行委員会編(1994)石狩辨天社史.

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このページに関するお問い合わせ

教育委員会社会教育部 文化財課
〒061-3372 北海道石狩市弁天町30番地4
電話:0133-62-3711 ファクス:0133-77-5011
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。