石狩の地形
石狩ファイル0001-01(2004年7月1日)

石狩市は、北海道中央部に広がる石狩低地帯の北西端に位置し、石狩湾(日本海)に面しています。面積117.86平方キロメートルで、その大半は標高2から10メートルの低地、残りは北東部の丘陵地です。低地はさらに4つに区分されます。石狩砂丘、花畔砂堤列、紅葉山砂丘、後背湿地です(図1)。
低地 石狩砂丘
海岸線に沿って小樽市銭函から厚田村知津狩まで続いている、細長い海岸砂丘です。全長25キロメートル、幅200から300メートル、標高はおよそ10メートルあります。
低地 花畔砂堤列
石狩砂丘と紅葉山砂丘との間に広がる標高5から6メートルの地形です。高い部分と低い部分とが海岸線と平行に波状に繰り返されています。その間隔は20から30メートル、高低差は1から2メートルで、全部で100列以上の高低がありますが、農地や宅地の開発のため、現在は地形としてはほとんど確認できません。
低地 紅葉山砂丘
海岸線と平行して内陸5から6キロメートルに位置し、札幌市手稲区前田から石狩市花川を経由して美登位まで続く、細長い砂丘です。全長15キロメートル、幅500から1000メートル、標高は10から15メートル前後、最も高い地点では18メートルあります。開発によって地形の大半が失われています。
低地 後背湿地
紅葉山砂丘のさらに内陸側に広がる低湿地で、札幌市の北部や当別町、江別市まで続いています。紅葉山砂丘のすぐ内陸側が最も低く、標高約2メートル、石狩市外の高い部分でも10メートル前後しかありません。
丘陵地 石狩丘陵
樺戸山地の南部にあたり、石狩丘陵と呼ばれています。階段状の地形(海成段丘)が5段見られます。阿蘇岩山(418メートル)の山頂付近が石狩市の北東端になり、最も標高の高い地点(約360メートル)となっています。
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