石狩ファイル0075-01（2006年９月30日）
石狩（旧石狩市）の野菜は、主に花畔（ばんなぐろ）、高岡、生振（おやふる）地区で作付けされています。主流だった水稲が減反政策により年々減少し、かわりにニンジン、ダイコン、バレイショなどの畑作に加えて、最近は施設野菜栽培の面積が増えてきています。
■石狩で収穫されている野菜
アスパラガス アカシソ キャベツ キョウナ コマツナ シュンギク タマネギ アカカブ コカブ ジャガイモ ゴボウ ナガイモ ニンジン ダイコン サヤエンドウ ササゲ（ササギ） ジュウロクササゲ インゲン エダマメ 小豆 金時 黒豆 ナンバン オクラ シシトウ カボチャ ミニトマト キュウリ スイートコーン メロン イチゴ カリフラワー ブロッコリー
特にニンジンは本州方面で大変評価が高いですし、ダイコンも、砂壌土で栽培された肌が白く美しい青くび大根です。さやが薄く形状が美しく食味も最高のキヌサヤエンドウは東京、名古屋、金沢など主に本州方面へ航空便で出荷されています。また、早生系のスイートコーンは、甘味が強く食味が良いので、主に札幌を中心に出荷していますが、平成13年からは、朝もぎしたものを市内近郊の市民生協にその日の内に販売して好評を得ていますし、石狩市内の学校給食でも使用されています。
このように、石狩産の野菜は、市民にはほとんど手に入ることがないまま、流通されていますが、ＪＡの直売所やイトーヨーカドー屯田店、ビッグハウスなどで購入することができることもあります。
平成14年にミニトマト生産者８戸全員がエコファーマーの認定を受けたミニトマトは、公募により「いしかりＤＥＣＨＵ！！」という名前が付けられ出荷されています。 蔬菜園芸振興会ではダイコン・ニンジン・カボチャ・アスパラ・サヤエンドウ・メロン・ブロッコリー・ナガイモ・ミニトマトなどがトレーサビリティー（生産履歴を追跡する仕組み）を採用しています。
（三島照子）
参考文献